東京防禦総督部
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(東京防禦総督から転送)
東京防禦総督部 | |
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創設 | 1895年(明治28年)頃 |
廃止 | 1901年(明治34年)4月10日 |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 総督部 |
所在地 | 日本 |
編成地 | 東京 |
上級単位 | 天皇直隷 |
担当地域 | 東京 |
東京防禦総督部(とうきょうぼうぎょそうとくぶ)とは、1895年(明治28年)頃から1901年(明治34年)4月9日まで、東京に置かれた、大日本帝国陸軍の総督部の一つである(明治28年勅令第9号・東京防禦総督部条例)。
概要
[編集]東京防禦総督(以下「総督」という。)は天皇に直隷し、東京の防禦に任じた。総督は東京の衛戍勤務を統轄し、師団長に命じてこれを実行させた。総督は軍政及び人事に係ることについては陸軍大臣、防禦計画に係ることについては参謀総長の区処を受けた。
1895年(明治28年)10月3日時点では、実際には東京防禦総督部は設置されていなかったので、1895年(明治28年)10月3日勅令第138号(衛戍条例の改正)附則では、東京防禦総督部設置に至るまで第1師団長が東京衛戍司令官とされ、1896年(明治29年)5月10日から総督の野津道貫大将が東京衛戍司令官となった。また、1898年(明治31年)1月20日から総督は親補職となった(中将以下が任じられた場合:明治31年1月20日勅令第9号)。同年4月1日、総督部は東京市麹町区代官町の新築庁舎に移転した[1]。
1901年(明治34年)4月9日勅令第30号により東京防禦総督部は廃止され、これに伴い衛戍条例が改正され(明治34年4月9日勅令第31号)、1901年(明治34年)4月10日から第1師団長が東京衛戍司令官を兼任するようになった。
歴代東京防禦総督
[編集]- 欠:1895年(明治28年)1月18日 - 1896年(明治29年)5月9日
- 野津道貫 大将:1896年(明治29年)5月10日 - 1898年(明治31年)1月14日
- 桂太郎 中将:1896年(明治29年)10月14日 - 1898年(明治31年)1月12日
- 奥保鞏 中将:1898年(明治31年)1月14日 - 1900年(明治33年)4月25日
- 欠:明治33年(1900年)4月26日 - 明治34年(1901年)4月9日(廃止)
歴代東京防禦総督部参謀長
[編集]- 欠:1895年(明治28年)1月18日 - 1896年(明治29年)5月9日
- 黒田久孝 少将:1896年(明治29年)5月10日 - 1897年(明治30年)4月8日
- 村井長寛 少将:1897年(明治30年)4月8日 - 1901年(明治34年)4月9日(廃止)
脚注
[編集]- ^ 『官報』第4422号、明治31年4月1日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東京防禦総督部の沿革 - ウェイバックマシン(2005年5月4日アーカイブ分)