木目調
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木目調(もくめちょう)は、木材の木目模様(wood grain)または杢目(figured grain)を、印刷や塗装によって表現した[1]デザイン。
化粧材(化粧板)・化粧合板のほか、ビニールクロス、市販の木目調シール、カッティングシートなどもある。 エボナイト(万年筆の軸などに使用)にはマーブル模様のものがあり、これも木目調と称されることがある。
用途
[編集]建築物のインテリアのほか、自動車の内外装や鉄道の内装では、しばしば見られる。 自動車の木目調ステアリング(ハンドル)には、天然木のものと、水圧転写などプリントのものとがある。 木目調のピアノには、ピアノの表面に薄い化粧材(マホガニー、ウォールナット、チェリーなど)が貼られている[2]。 また、2色の樹脂を混合・成形することで木目調の表現を試みる技術(バンダイの呼称は「GRAINIC MOLDING技術」)もあり、プラスチック玩具などに用いられている[3]。
かつては、家電製品(冷蔵庫、扇風機、電気釜など)に木目調が用いられたこともあった[4]。
英語では、木を用いた自動車は「Woodie」と、木目調の自動車は「Simulated woodgrain」と呼ばれる。
ギャラリー
[編集]-
自販機
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自販機の一部分
-
カメラ
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 照明大事典
- ^ ピアノの材質 - 河合楽器 ピアノ・アカデミー
- ^ バンダイ、木目調の玩具菓子コレクショントイ「WOODELIX」を発売 - 日経プレスリリース
- ^ 増成和敏『日本におけるテレビ受像機のデザイン変遷と家具調テレビの成立に関する研究』九州大学〈博士(芸術工学) 甲第9840号〉、2010年、101-102頁。doi:10.15017/17126。hdl:2324/17126。 NAID 500000504862 。
参考文献
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外部リンク
[編集]- 岡島達雄, 若山滋, 野田勝久, 小西啓之「木目の図形的分析と木目パターン」『日本建築学会構造系論文報告集』第369巻、日本建築学会、1986年、9-15頁、doi:10.3130/aijsx.369.0_9、ISSN 0910-8025、NAID 110004084398。
- 岡島達雄, 若山滋, 野田勝久, 小西啓之「木目模様の心理効果」『日本建築学会構造系論文報告集』第377巻、日本建築学会、1987年、1-7頁、doi:10.3130/aijsx.377.0_1、ISSN 0910-8025、NAID 110004085844。
- 木目のふしぎ - しずおか木使いネット
- 手当たりしだいに木目調 - @nifty デイリーポータルZ コネタ991
- 杢の種類と魅惑-樹木の内なる美 - 田中ロクロ工芸