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木曽川町黒田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 愛知県 > 一宮市 > 木曽川町黒田
木曽川町黒田
木曽川駅 駅舎
木曽川駅 駅舎
木曽川町黒田の位置(愛知県内)
木曽川町黒田
木曽川町黒田
木曽川町黒田の位置
座標 (一宮市立黒田小学校):北緯35度20分43秒 東経136度46分52秒 / 北緯35.34528度 東経136.78111度 / 35.34528; 136.78111 (木曽川町黒田)座標: 北緯35度20分43秒 東経136度46分52秒 / 北緯35.34528度 東経136.78111度 / 35.34528; 136.78111 (木曽川町黒田)
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 一宮市
面積
 • 合計 3.31 km2
人口
2020年(令和2年)10月1日現在)[2]
 • 合計 13,697人
 • 密度 4,100人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
493-0001[3]
市外局番 0586(一宮MA[4]
ナンバープレート 一宮

木曽川町黒田(きそがわちょうくろだ)は愛知県一宮市大字。木曽川町黒田と木曽川町黒田一〜十二ノ通りがあり、木曽川町の市街地である。

中世には交通の要衝として栄え、黒田宿(くろだのしゅく)と呼ばれる鎌倉街道(中世東海道)の宿場であった。戦国時代には黒田城が築かれており、山内一豊は当地の生まれとされる。

地理

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小字

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「明治十五年愛知県郡町村字名調」による黒田村の小字は以下の通りである[5]。デジタル庁が公開する「アドレス・ベース・レジストリ」の町字マスターに収録されていない字は括弧書きとした[6]。また、「明治十五年愛知県郡町村字名調」と「アドレス・ベース・レジストリ」で表記が異なる場合、「明治十五年愛知県郡町村字名調」の表記を括弧書きとした。

  • 東出口
  • 中沼北ノ切
  • (北栁原)
  • 宝光寺東
  • 往還南
  • 西沼南ノ切
  • 中出口
  • 古城
  • 三反物
  • 中沼南ノ切
  • 南八ツケ池
  • 城西
  • 酉新田東ノ切
  • 城東
  • 西沼北ノ切
  • 北八ツケ池
  • 酉新田中ノ切
  • 往還東
  • 西八ツケ池南ノ切
  • 西町北
  • 中針口北ノ切
  • (往還南西ノ切)
  • 西八ツケ池北ノ切
  • 西町南
  • 東針口
  • 勘治西
  • 南新開
  • 奥屋敷
  • 中針口南ノ切
  • 蔵ノ浦
  • 北新開
  • 下市場南
  • 尾崎
  • 川北
  • 割田浦
  • 高田
  • (東江西南ノ切)
  • 勘宗山
  • 南青木
  • (南栁原)
  • 西出口
  • 松山東南ノ切
  • 北青木
  • 地蔵東
  • 寺西
  • 松山東北ノ切
  • 中青木
  • 地蔵西
  • 寺東
  • 往還東東ノ切
  • 酉新田西ノ切
  • 地蔵南
  • 東江西北ノ切
  • 往還西北ノ切
  • 杁ノ戸
  • 錦里
  • 中野黒
  • 北野黒
  • 森起
  • 上仲沖
  • 北沼
  • 西針口南ノ切
  • 西森起
  • (山之口)
  • 西江西
  • 西針口北ノ切
  • 宝光寺
  • 虫祭
  • 東仲沖
  • (西芳中)
  • (東五反田南ノ切)
  • 妙見西
  • 西高野
  • 東芳仲
  • (東古川)
  • (妙見前)
  • 東高野
  • 南芳仲
  • 東町北
  • 妙見廻(妙見マハリ)
  • 三本松
  • 初毛木
  • 東町南
  • 篭守西
  • 南出口
  • 石亀
  • 大畑東西ノ切
  • 篭守浦
  • (中川原崎)
  • (東一本松)
  • 神明前
  • 東石原(東石ハラ)
  • 東河原崎(東川原崎)
  • 南一本松
  • 東池ノ上
  • 西石原
  • 平塚
  • (北一本松)
  • 西池ノ上
  • 八幡山
  • 清水
  • (南五反田南ノ切)
  • 松枝
  • 野畔
  • (桑木塚)
  • (南五反田北ノ切)
  • 三ツ股
  • 井桁畔
  • (西川原崎)
  • (南五反田西ノ切)
  • (北古川)
  • (東沼)
  • 北五反田南ノ切
  • 山口
  • (北五反田北ノ切)
  • 西沼
  • (東五反田北ノ切)
  • (西古川)
  • (寄山)
  • (田中)
  • (南古川)
  • (大畑東東ノ切)
  • (沼上)
  • (栁原)
  • 下仲沖

「明治十五年愛知県郡町村字名調」に無く、「アドレス・ベース・レジストリ」に収録されている小字は以下の通りである[5][6]

  • 字沼北ノ切
  • 字柳原北
  • 字柳原南
  • 字松山東
  • 字往還西南ノ切
  • 字北宿一の切
  • 字北宿二の切
  • 字北宿三の切
  • 字北宿四の切
  • 字北宿五の切
  • 一ノ通り
  • 二ノ通り
  • 三ノ通り
  • 四ノ通り
  • 五ノ通り
  • 六ノ通り
  • 七ノ通り
  • 八ノ通り
  • 九ノ通り
  • 十ノ通り
  • 十一ノ通り
  • 十二ノ通り

歴史

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御囲堤建造以前の木曽川の支派川(木曽八流)の様子(緑は木曽川本川および主要派川)

中世には鎌倉街道の宿駅があって「黒田宿」(くろだのしゅく)と呼ばれた[7][8]。美濃国の墨俣宿(現在の岐阜県大垣市墨俣町)と尾張国の萱津宿(愛知県あま市甚目寺町)をつなぐ位置にあり[8]、南宿・北宿[7][8]あるいは下市場[8]という地名(小字名)が残るように栄えていたという。1190年には源頼朝が上洛の際に宿泊したという記録が『吾妻鑑』に見られる[7]

同時に交通の要衝でもあり(東山道との分岐点であったという[7])、しばしば合戦場にもなった[7][8]南北朝時代の1388年には、美濃土岐氏の内紛に関連し、土岐満貞土岐詮直が当地で迎撃している[7]

15世紀末には黒田城が築かれた。やがて黒田城には岩倉織田家に仕えた山内盛豊が入った。この盛豊の子が、のちに土佐藩主となる山内一豊であるとされる。

1590年には、一柳直盛が3万石の領主として黒田城主となった。直盛は関ヶ原の合戦で東軍につき、戦後の1601年に伊勢国神戸に移された。この一柳直盛の領国を「尾張黒田藩」ととらえる見方がある。直盛は、黒田の町を整備し、白山神社の再興を行った。一柳氏が去った後の黒田は清洲藩尾張藩松平忠吉の所領に組み込まれた。

1886年(明治19年)6月には村内に木曽川駅が開業した。熱心な駅の誘致活動が行われたという[9]

近世には葉栗郡黒田村。1889年(明治22年)に町村制が施行された際に周辺の村と合併し、新たな「黒田村」の一部となる。1894年(明治27年)に黒田村は町制を施行して黒田町になる。1906年(明治39年)の町村の再編後、1910年(明治43年)に木曽川町と改称した。2005年(平成17年)に一宮市の一部となる。

世帯数と人口

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2020年(令和2年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町字 世帯数 人口
木曽川町黒田 5,554世帯 13,697人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移

2005年(平成17年) 12,931人 [10]
2010年(平成22年) 13,179人 [11]
2015年(平成27年) 13,485人 [12]
2020年(令和2年) 13,697人 [2]

交通

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鉄道

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道路

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施設

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公民館
  • 北山公民館
郵便局
  • 木曽川黒田郵便局
商業施設

観光

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名所・旧跡

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宗教施設

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寺院

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神社

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祭事・催事

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  • 木曽川町一豊まつり

有名人

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  • 山内一豊(土佐藩創始者。妻・千代との夫婦愛でも知られる戦国武将)

その他

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日本郵便

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 愛知県一宮市の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年5月19日閲覧。
  2. ^ a b c 国勢調査 令和2年国勢調査 小地域集計 (主な内容:基本単位区別,町丁・字別人口など) 23:愛知県 人口等基本集計に関する集計 2 男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省 (2022年2月10日). 2023年10月11日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年5月19日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年5月19日閲覧。
  5. ^ a b 愛知県教育会 1932.
  6. ^ a b 愛知県 一宮市 町字マスター データセット”. デジタル庁. 2023年10月11日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 黒田宿」『百科事典マイペディア』https://kotobank.jp/word/%E9%BB%92%E7%94%B0%E5%AE%BF#E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.E3.83.9E.E3.82.A4.E3.83.9A.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.A2コトバンクより2021年9月25日閲覧 
  8. ^ a b c d e 黒田宿」『世界大百科事典 第2版』https://kotobank.jp/word/%E9%BB%92%E7%94%B0%E5%AE%BF#E4.B8.96.E7.95.8C.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E4.BA.8B.E5.85.B8.20.E7.AC.AC.EF.BC.92.E7.89.88コトバンクより2021年9月25日閲覧 
  9. ^ 木曽川町史編集委員会 1981, p. 943.
  10. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  12. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  13. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年5月18日閲覧。

参考文献

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  • 愛知県教育会 編「黒田村」『明治十五年愛知県郡町村字名調』愛知県教育会、1932年6月1日(原著1882年)、207–208頁。NDLJP:1236777/113 
  • 木曽川町史編集委員会 編『木曽川町史』木曽川町、1981年11月1日。全国書誌番号:82008360 
  • 有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名体系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 4-582-49023-9 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 

関連項目

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外部リンク

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