貝殻亜門
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(有殻亜門から転送)
貝殻亜門 | ||||||||||||
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分類 | ||||||||||||
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学名 | ||||||||||||
Conchifera Gegenbaur, 1878 | ||||||||||||
綱 | ||||||||||||
貝殻亜門 (かいがらあもん、Conchifera) は、軟体動物門の1亜門である。二枚貝、巻貝、頭足類など、馴染み深い軟体動物のほとんどを含む。
学名は「殻」を意味するラテン語 concha に由来する。有殻亜門・介殻亜門とも訳す。
特徴
[編集]- 殻が殻皮と石灰質の2層になっている。
- 頭部に触角あるいは類似の構造がある。
- 平衡胞 (statocyst) がある。
- 直腸下横連合 (subrectal commissure) がある。つまり、内臓神経のループが直腸の下側を走る。
- 口腔に顎板がある。
- 消化管は、食道・胃・対になった消化腺・腸に分化し、胃も晶体嚢などの内部構造に分化する。
分類
[編集]- †ヘルシオネラ綱 Helcionelloida
- †吻殻綱 Rostroconchia - 偽二枚貝
- 単板綱 Monoplacophora
- 二枚貝綱 Bivalvia
- 掘足綱 Scaphopoda - ツノガイ類
- 腹足綱 Gastropoda - 巻貝類
- 頭足綱 Cephalopoda - イカ、タコ類
系統
[編集]形態・分子からの系統は以下のとおり[1]。
Testaria |
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かつては Runnegar and Pojeta (1974) が化石から、体軸の屈曲が重要として唱えた、直体類(Diasoma、二枚貝綱 + 掘足綱)と曲体類(Ctytosoma、単板綱 + 腹足綱 + 頭足綱)に分かれるとする説が一般的だったが、現在は支持されない。
掘足綱 + 腹足綱 + 頭足綱は、筋静水系などの特徴を共有していることから、単系統と考えられる。
出典
[編集]- ^ 軟体動物の分類と系統関係 - 東京大学総合研究博物館 佐々木猛智