北陸製菓
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(日本あられから転送)
北陸製菓本社 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | hokka |
本社所在地 |
日本 〒921-8056 石川県金沢市押野二丁目290番地1 北緯36度32分51.5秒 東経136度36分56.3秒 / 北緯36.547639度 東経136.615639度座標: 北緯36度32分51.5秒 東経136度36分56.3秒 / 北緯36.547639度 東経136.615639度 |
設立 |
1918年(大正7年)4月15日 (日本あられ株式会社) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5220001006317 |
事業内容 | ビスケット、カンパン、煎餅の製造、企画、販売 |
代表者 |
高﨑憲二(代表取締役会長) 髙﨑憲親[1][2](代表取締役社長) |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 100名 |
外部リンク | https://hokka.jp/ |
北陸製菓株式会社(ほくりくせいか)は、石川県金沢市に本社を置く日本の菓子メーカー。略称は北菓(ほっか)。アルファベット表記はhokkaで、商品表記には主にこれが使用される。
概要
[編集]ビスケットやカンパンを主力商品とする菓子メーカーで[1]、現在はかつて福屋製菓(2代目、初代は福富屋製菓)が生産・販売していたあられ菓子「ビーバー」も主力商品となっている。「ビーバー」の由来は、1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会(大阪万博)でカナダ館に展示されていたビーバーの歯形があられに似ていると思いつき開発したとされている[2]。
本社に隣接した直売店「金沢彩匠」(かなざわさいしょう)では工場見学も可能になっている[3]。
歴史
[編集]- 1918年(大正7年) - 金沢市堀川町に「日本あられ株式会社」を設立。
- 1925年(大正14年) - 社名を「北陸製菓株式会社」に変更。ビスケット類の生産開始。
- 1941年(昭和16年) - 大阪陸軍糧秣監督工場に指定。カンパンの製造を開始。食糧公団の登録工場に指定。乳幼児食ビスケットの生産と配給パン、学童パンの生産を開始。
- 1953年(昭和28年) - オートメーション電熱運行釜を導入。
- 1959年(昭和34年) - 石川郡美川町湊(現在の白山市湊町)に米菓工場を建設。
- 1961年(昭和36年) - カットパンの生産に着手、それに伴う醗酵設備を導入。全国各県に優良特約店を設置。
- 1964年(昭和39年) - 函館の北大製菓株式会社に資本及び技術を投入し、「北海道製菓株式会社」を設立発足。
- 1967年(昭和42年) - 金沢市押野に新工場完成。バンドオープン機械、自動計量器、自動包装機械等多数を導入し、カンパン、ビスケット、クッキー等の増産体制を整える。
- 1975年(昭和50年) - オーブンバンド機、高速クリームサンド機を増設。
- 1977年(昭和52年) - 資本金を5000万円に増資する。
- 1979年(昭和54年) - 「ハードビスケット」全国販売開始。
- 1985年(昭和60年) - 自動包装機械を購入。
- 1988年(昭和63年) - コンピュータースケール機、ピロー包装機を増設。
- 1993年(平成5年) - 高速縦型ピロー包装機増設。
- 1996年(平成8年) - 海鮮せんべい工場新設。
- 1997年(平成9年) - 北陸製菓本社に併設した直営店「金沢彩匠」オープン。
- 2000年(平成12年) - 北陸製菓株式会社7代目代表取締役に高崎憲二が就任。
- 2001年(平成13年) - 有限会社レガーロを設立。
- 2002年(平成14年) - カートニングマシーンを増設。
- 2003年(平成15年) - 自動包装ラインを増設。カンパン真空ラインを増設。ISO9001を認証取得。
- 2008年(平成20年) - 有限会社ホッカ販売を設立。
- 2014年(平成26年) - 経営破綻した福屋製菓の「ビーバー」を受け継ぎ販売を開始する[4]。
- 2018年(平成30年) - 設立100周年。
主な製品
[編集]- ビスケット
- カンパン
- 米菓や豆菓子
- 海老煎餅
- ムーミンビスケット
- ドラえもんビスケット
- サンリオ(ハローキティ)ビスケット
- ビーバー - 1970年に発売されたあられ菓子で、かつて福屋製菓が販売していた[5](福屋製菓は1996年から販売[6])。2013年9月に同社が経営破綻した後、当社が引き継いで翌年8月から販売を再開した[5]。
ビーバーをめぐる効果
[編集]富山県出身でNBA(ワシントン・ウィザーズ)プレイヤーの八村塁が、2019年7月チームメイトに「白えびビーバー」を差し入れしてInstagramに投稿したことが話題となった[2][5][7]。これにより、商品の注文が殺到し品薄となり最大で1か月待ちになったほか[8]、北陸製菓は急遽「ビーバー」の公式Twitterも開設[8]。
北陸製菓は、2019年12月に石川県金沢市出身の大相撲力士炎鵬に化粧廻しを贈呈[9][10][11]。同社の「ビーバー」のマスコットが刺繍であしらわれた廻しで、社長の高崎憲親と炎鵬の兄が金沢市立西南部中学校の同級生で[10][11]、炎鵬が高崎の2学年後輩であるという縁で実現した[9][11]。この化粧廻しは、2020年1月12日初日の初場所で披露された[12][13]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “八村塁効果で売り切れ続出の「白えびビーバー」 メーカーの27歳社長に聞くブームの裏側”. 文春オンライン (2019年11月8日). 2020年1月19日閲覧。
- ^ a b c “米菓「ビーバー」 由来は展示の歯(古今東西万博考)”. 日本経済新聞. (2019年12月10日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ ほっと石川旅ねっと 北陸製菓株式会社 金沢彩匠 - 石川県観光連盟
- ^ “北陸でおなじみの揚げあられ「ビーバー」復活-金沢の製菓会社が継承”. 金沢経済新聞. (2014年8月26日) 2019年10月12日閲覧。
- ^ a b c “北陸製菓の「ビーバー」、八村効果で大フィーバー”. 日本経済新聞. (2019年7月22日) 2019年10月12日閲覧。
- ^ “北陸定番のお菓子「ビーバー」 生産再開から1年、新幹線フィーバーで完全復活!”. Jタウンネット (2015年11月22日). 2019年10月12日閲覧。
- ^ “北陸発・揚げあられ「ビーバー」品薄に NBA八村選手のSNSきっかけで”. 金沢経済新聞. (2019年7月24日) 2019年10月12日閲覧。
- ^ a b “白えびビーバー八村効果でついに在庫欠品 1カ月待ちに あの菓子との“タッグ”も!?”. デイリースポーツ. (2019年7月17日) 2019年10月12日閲覧。
- ^ a b “炎鵬に八村効果で人気沸騰の「ビーバー」化粧まわし”. スポーツ報知. (2019年12月26日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ a b “炎鵬、来年は「ビーバー旋風起こす」 ビーバーデザインの新化粧まわしで飛躍誓う”. デイリースポーツ. (2019年12月27日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ a b c “炎鵬に「ビーバー」化粧まわし贈呈 カワイイけど強い存在になる!”. スポーツニッポン. (2019年12月27日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ “大相撲・炎鵬 「ビーバー」の化粧まわしに”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2020年1月13日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ “炎鵬、新化粧まわし「ビーバー」で白星発進「よく体が動いた」”. スポーツ報知. (2020年1月13日) 2020年1月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- 北陸製菓公式サイト
- ビーバー【公式】 (@beaver_hokka) - X(旧Twitter)
- 北陸製菓(hokka) (@hokka.treats) - Instagram