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日新館高等学校 (福岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日新館高等学校
北緯33度38分41.6秒 東経130度42分17.4秒 / 北緯33.644889度 東経130.704833度 / 33.644889; 130.704833
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人飯塚学園
設立年月日 1978年4月
閉校年月日 2008年3月
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 特別進学コース
進学コース
高校コード 40519B
所在地 820-0011
福岡県飯塚市柏の森56-9
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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日新館高等学校(にっしんかんこうとうがっこう)は、かつて福岡県飯塚市柏の森に存在した私立高等学校飯塚日新館中学校とともに2006年3月31日まで中高一貫教育を提供した。創立者は権堂義幸

生徒数減少のため、2006年度以降の新入生募集は行わず、2007年度限りで閉校となった。1978年の開校以来、生徒数が定員(1学年150人)を常に割り込み、2002年度から赤字経営が続いていた。

沿革

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  • 1978年昭和53年) - 日新館高等学校開校、新年度より学校教育開始。
  • 1981年(昭和56年) - 日新館中学校飯塚分校を新設。
  • 1986年(昭和61年) - 新校舎完成。
  • 2000年平成12年) - 新年度より男女共学化。
  • 2005年平成17年) - 日新館高等学校閉校騒動。
  • 2008年(平成20年) - 閉校。

閉校騒動

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平成17年度の入試を実施し2月1日に合格発表を行っていながら、突然2月14日に合格者に対し中学校などを通じて合格取り消しを通知し、教職員19名を年度末で解雇し新年度で給与50%削減して再雇用する方針を発表した。しかし、合格発表後の突然の受け入れ拒否の通告に、中学校や塾関係者、保護者から批判や抗議が相次ぎ、わずか一日で方針を撤回し、一転して合格者の受け入れを決定した。NHK全国ニュースで放映され、福岡県議会でも取り上げられた[1]。合格取り消し通知の前に周辺への根回しはなく、「合格発表後に受け入れをやめるのでは判断が遅すぎる。受験生や在校生に混乱を招く」と福岡県私学振興課を激怒させた。同校を経営する理事長は「合格者のうち、26人しか予納金を納めなかった。昨年の半数だ。例年予納金納付者の30%しか入学せず、新入生は10人程度になってしまう。これでは入学させても、生徒同士が切磋琢磨(せっさたくま)する環境をつくれないと判断した」と説明した[2]

部活動

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軟式野球部が、1988年(昭和63年)まで県大会3連覇を果たしたが、活動末期は予選での初戦敗退が続いていた。

教育方針

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  • 校風は大変厳しく、軍隊並みという評価があった。
  • 男子の冬服は7つボタンであり、大日本帝国海軍を意識していた。
  • 「全寮制の中高一貫教育」「冷暖房完備」「3年生は完全個室」と宣伝したが、3年間とも6~8人部屋で、教員不足で講義が行われない科目も存在した。[3]

校歌

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設置学科

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  • 普通科
    • 特別進学コース
    • 進学コース

著名な出身者

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 平成17年(2005年)2月福岡県議会定例会 議事録
  2. ^ こちら特報部 福岡・日新館高に見る入学者減の苦境(上)合格発表後に取り消し騒動 1日で撤回 保護者『15歳の心 考えず』2005.02.27 朝刊28頁特報1面東京新聞
  3. ^ 憂楽帳:母校 2005.02.23 西部夕刊 7頁 社会 毎日新聞

外部リンク

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