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旗津区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
旗津半島から転送)
高雄市の旗 高雄市 旗津区
別称: 旗後
高雄灯台(旗後灯台
地理
座標: 北緯22度33分42秒 東経120度18分25.1秒 / 北緯22.56167度 東経120.306972度 / 22.56167; 120.306972
面積: 1.4639 km²
各種表記
繁体字: 旗津區
日本語読み: きしん、はたつ
拼音: Qíjīn
注音符号: ㄑㄧˊㄐㄧㄣ
片仮名転写: チージン
台湾語: Kî-tin
客家語: Khì-kîn
行政
行政区分: 市轄区
上位行政区画: 高雄市の旗 高雄市
下位行政区画: 13里212鄰
旗津区長: 呉永揮
公式サイト: 旗津区政府
情報
総人口: 28,907 人(2015年1月)
世帯数: 10,955 戸(2015年1月)
郵便番号: 805
市外局番: 07
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陽明高雄海洋探索館

旗津区(チージン/きしん/はたつ-く)は高雄市の市轄区。

地理

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旗津区のあるエリアは旗津半島旗津島と呼ばれる。高雄港と外洋の間にあり、港にとってはさながら防波堤のような形状をしている島である[1]。高雄港から見て西方にあり長さ約11.3キロメートル、平均幅は約200メートルほど[2]。半島と呼ばれることもあるのは、ここがかつては島ではなく半島であったためである。南側が陸続きであったものを、1975年に切り離し航路とした[3]。対岸との往来は、北側はフェリー、南側は海底トンネルで確保されている[3][4]。なお、この海底トンネルは台湾に唯一存在する海底トンネルである[1]

南沙諸島太平島東沙諸島の東沙島なども旗津区に属している[5][6]

歴史

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旗津区は集落が旗山の後ろに位置していたことから、古くは旗後と称されていた。この地域は高雄港発祥の地であり、市内でも最も早くから開発が進んだ地域である。明末清初より多数の中国船が入港し、1860年イギリス北京条約が締結された後、旗後は正式に開港し、通商を開始した。1862年には清により旗後に税関が設けられ、下関条約により日本に割譲された後は、高雄で最初の学校として打狗公学校(現在の旗津国小)が設立されている。1909年には打狗区の区役所が設けられ、それは1920年に高雄街の移転するまで存続していた。

日本統治時代1925年、「旗鼓堂皇,津粱永固」にちなみ旗津と改名され、台湾の中華民国への編入後は高雄市政府により区名としてこの地名が継承された。1979年に高雄市が直轄市に昇格すると、旗津の行政範囲として東沙諸島及び南沙諸島が含まれることになった。

行政区画

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旗下里、永安里、振興里、慈愛里、復興里、中華里、実践里、北汕里、南汕里、上竹里、中洲里、安順里、中興里

歴代区長

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区長名 在任期間 備考
馬康博 1979年11月1日 - 1982年12月16日
郭英雄 1982年12月16日 - 1985年1月3日
荘順源 1985年1月3日 - 1987年2月5日
林振忠 1987年2月5日 - 1988年2月5日
張廷江 1988年2月5日 - 1991年4月1日
鍾秋雄 1991年4月1日 - 1996年1月16日
呉初雄 1996年1月16日 - 2001年1月16日
蔡栄松 2001年1月16日 - 2005年1月16日
謝家種 2005年3月8日 - 2007年2月16日
方聡士 2007年2月16日 - 2009年4月12日
駱邦吉 2009年4月13日 - 2011年4月14日
謝水福 2011年4月14日 -

交通

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旗津半島へは鉄道のアクセスはなし。高雄市輪船西子湾駅からほど近い鼓山輪渡站中国語版で旗津輪渡站行きの、または高雄ライトレール凱旋中華駅あるいは夢時代駅から前鎮輪渡站経由で中洲輪渡站行きの航路、もしくは高雄捷運紅線草衙駅などからバスで海底トンネルを経由して移動が可能。

  • 高雄市公車
    • 35A:前鎮站-小港高中-旗津海水浴場
    • 35B:前鎮站-旗津海水浴場
    • 紅9A旗津幹線:前鎮站-旗津輪渡站
    • 紅9B旗津幹線-假日區間:旗津海水浴場-海洋探索館
    • 紅9C旗津幹線-假日觀光:旗津海水浴場-旗津海岸公園
    • 東沙一號 (離島公車)
    • 南沙一號 (離島公車)
    • 南沙二號 (離島公車)
  • 旗津輪渡站(往鼓山輪渡站)
  • 中洲輪渡站(往前鎮輪渡站)
  • 高雄港過港隧道 (往前鎮、小港)

教育

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区分 名称
大学 1 国立高雄科技大学旗津キャンパス
高職 0 -
高中 0 -
国中 3 高雄市立旗津国民中学
国小 3 高雄市立旗津国民小学
高雄市立大汕国民小学
高雄市立中洲国民小学
幼稚園 - 未編集

観光

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旗津貝殼博物館
蔣公感恩堂

姉妹都市・提携都市[7]

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脚注

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  1. ^ a b 篠田岳思「アジア地域主要港のコンテナ物流事情(若手研究者・技術者海外派遣報告)」『Techno marine : bulletin of the Society of Naval Architects of Japan : 日本造船学会誌』、公益社団法人日本船舶海洋工学会、483頁、2002年。ISSN 09168699https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001204059858688 
  2. ^ 旗津フェリーで台湾・高雄観光の筆頭格「旗津半島」へ行こう”. たびねす(Travel.jp). ベンチャーリパブリック. 2017年1月29日閲覧。
  3. ^ a b 地球の歩き方編集室『地球の歩き方 D10 (台湾)』(21版)ダイヤモンド社、2010年、280頁。ISBN 9784478058299 
  4. ^ 王恵君; 二村悟; 後藤治 監修『図説台湾都市物語 : 台北・台中・台南・高雄』河出書房新社〈ふくろうの本〉、2010年、138頁。ISBN 9784309761367https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB01154634 
  5. ^ 中華民国(台湾)の太平島の紹介ビデオ(太平島のあゆみ)”. 台北駐日経済文化代表処. 2017年1月29日閲覧。
  6. ^ 高雄史上最も「遠い」刑事事件 東沙島の廟で窃盗?”. 中央通訊社 (2012年4月22日). 2017年1月29日閲覧。
  7. ^ 南さつま市、高雄・旗津区と友好交流協議締結=砂丘が縁で”. フォーカス台湾 (2023年2月2日). 2023年2月7日閲覧。