新潟県立海洋高等学校
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(新潟県立能生水産高等学校から転送)
新潟県立海洋高等学校 | |
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北緯37度5分53.8秒 東経137度59分30.1秒 / 北緯37.098278度 東経137.991694度座標: 北緯37度5分53.8秒 東経137度59分30.1秒 / 北緯37.098278度 東経137.991694度 | |
過去の名称 |
新潟県立能生水産学校 新潟県立能生水産高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 新潟県 |
学区 |
全県学区 全国募集有り[1] |
校訓 |
質実剛健 進取力行 水産報国 |
設立年月日 | 1948年4月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
水産科(※水産科として一括募集し、1年次は共通科目を学び、2年次から下記の2学科に分かれる) 水産資源科 海洋開発科 |
学校コード | D115221600037 |
高校コード | 15183B |
所在地 | 〒949-1352 |
新潟県糸魚川市大字能生3040番地 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
新潟県立海洋高等学校(にいがたけんりつ かいようこうとうがっこう、英: Niigata Prefectural Kaiyo High School)は、新潟県糸魚川市大字能生にある県立の水産高等学校。
概要
[編集]新潟県内で唯一、水産・海洋系の学習ができる高等学校である。
海洋技術コースでは大型実習船「海洋丸 (299t) 」を使って30日の航海実習を行っている。
設置学科
[編集]- 水産科(※水産科として一括募集し、1年次は共通科目を学び、2年次から下記の2学科4コースに分かれる)
- 水産資源科
- 資源育成コース
- 食品科学コース
- 海洋開発科
- 海洋技術コース
- 海洋創造コース
- 水産資源科
校訓・教育方針
[編集]校訓
[編集]- 質実剛健 - 飾り気がなくまじめで、心やからだが強くたくましいこと。
- 進取力行 - みずから進んで積極的に新しい事をなし、精一杯努力して取り組むこと。
- 水産報国 - 水産・海洋関連の仕事を通じ、我が国及び国際社会に貢献すること。
教育目標
[編集]- 人間として調和のとれた育成をめざし、一般的な教養を高め個性を生かす教育の充実に努め、社会の変化に主体的に対応できる能力を育て、正しい職業観、勤労観を育成する。
重点目標
[編集]- 生徒の実態に即し指導法により、学習意欲を向上させる。
- 堅実明朗な校風をつくり、生徒の個性をのばす。
- 教材の精選、指導計画の改善につとめ、教育効果を高める。
- 基礎教科の学力向上を図る。
- 全ての教科指導をとおして、全人教育の完成につとめる。
実習内容
[編集]- 水産資源科
- 資源育成コース
能生漁港構内にある「栽培漁業臨海実習センター」でヒラメやオニオコゼの養殖実習を行う。また、近年は日本海でマコンブの養殖実習にも成功している。
- 食品科学コース
缶詰や レトルトパウチ食品の製造実習がある。資源育成コースのヒラメや、海洋技術コースが実習で獲ってきたスルメイカを加工した製品も、製造販売している。
- 海洋開発科
- 海洋技術コース
「海洋丸」や「くびき」を使って実際に延縄漁業や操船実習を行う。二年次には「海洋丸」を使い30日航海で日本一周をし、三年次には同じく「海洋丸」を使い、ロシアに行く。
- 海洋創造コース
沖縄県や佐渡でダイビング実習のため航海に出る。普段は測量や、プール実習棟での潜水実習や、水中溶接の実習などを行う。
航海
[編集]- 5月 - 国際交流実習航海(ロシア)3年海洋技術コース
- 6月 - 潜水実習(佐渡市)3年海洋創造コース
- 7月 - 体験航海(佐渡市)1年水産科
- 9月 - 日本一周実習航海 2年海洋技術コース
- 10月 - 沖縄ダイビング実習 2年マリン技術コース
沿革
[編集]- 1898年(明治31年)9月 - 能生町立尋常高等小学校にて水産に関する授業開始。
- 1899年(明治32年)4月1日 - 能生町立能生水産補習学校開校。
- 1902年(明治35年)4月1日 - 能生尋常高等小学校に校舎を新築・移転。
- 1904年(明治37年)4月1日 - 西頸城郡立能生水産補習学校と改称。
- 1905年(明治38年)4月1日 - 西頸城郡立能生水産学校と改称。
- 1906年(明治39年)4月1日 - 漁撈・製造・養殖の3学科設置(修業年限3ヶ年・本科)。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 新潟県立能生水産学校と改称、現在地(井ノ上)に校舎・寄宿舎を建設・移転。
- 1911年(明治44年)4月1日 - 新潟鉄工所にて西洋型帆船実習船初代「白山丸」(20t)の竣工式挙行。
- 1918年(大正7年)4月29日 - 日本型実習船初代「頸城丸」(5t)の進水式挙行。
- 1920年(大正9年)4月1日 - 寄宿舎増築。
- 1924年(大正13年)6月26日 - 新潟市松永鉄工所にて実習船二代目「白山丸」(20t)の竣工式挙行。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 修業年限5ヶ年に変更。
- 1936年(昭和11年)1月30日 - 新潟鉄工所において実習船三代目「白山丸」(43t)竣工式挙行。
- 1948年(昭和23年)
- 4月1日 - 学制改革により新潟県立能生水産高等学校(漁業・水産製造・水産増殖の3科設置)と改称。
- 6月20日 - 中心校・能生谷分校・名立分校に昼間定時制普通科設置。
- 1949年(昭和24年)11月3日 - 新講堂・玄関落成式挙行。
- 1950年(昭和25年)4月1日 - 練習船「井陵丸」(62t)の竣工式挙行、校歌改正。
- 1953年(昭和28年)4月1日 - 定時制中心校普通科を水産製造科に変更。
- 1956年(昭和31年)4月15日 - 大型実習船初代「越山丸」(152t)の進水式挙行。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 専攻科漁業科(修業2ヶ年)設置。
- 1963年(昭和38年)3月5日 - 池田記念相撲道場竣工。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - 定時制中心校募集停止。
- 1968年(昭和43年)3月29日 - 新潟鉄工所において実習船二代目「越山丸」(404t)竣工。
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 全日制機関科設置し、水産製造科を食品化学科に改編。
- 1973年(昭和48年)
- 3月31日 - 実習船二代目「頸城丸」(14.8t)進水。
- 4月19日 - 普通教室落成、現校舎に移転。
- 1974年(昭和49年)3月31日 - 体育館・機関科実習棟竣工。
- 1975年(昭和50年)
- 3月30日 - 管理棟・特別教室棟竣工。
- 5月30日 - 食品製造実習棟・くん乾棟竣工。
- 1980年(昭和55年)8月18日 - 新潟鉄工所において実習船三代目「越山丸」(437t)進水式挙行。
- 1981年(昭和56年)4月16日 - 寄宿舎「鴎雛寮」竣工。
- 1983年(昭和58年)3月15日 - 特別教室棟竣工。
- 1984年(昭和59年)9月22日 - 池田記念道場(相撲)移築竣工。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 専攻科漁業科募集停止。
- 1986年(昭和61年)8月13日 - 第2体育館竣工式挙行。
- 1988年(昭和63年)3月21日 - グラウンド改修工事完成竣工。
- 1989年(平成元年)
- 3月31日 - 名立分校閉校。
- 5月10日 - 中庭記念庭園完成。
- 1991年(平成3年)3月31日 - 能生谷分校閉校。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 新潟県立海洋高等学校と改称。従来の学科を廃止し、海洋科学科・食品科学科・海洋工学科の3学科設置。
- 1994年(平成6年)
- 3月18日 - 小型実習船「くびき」(19t)竣工。
- 3月21日 - 潜水実習プール棟竣工。
- 4月1日 - 鴎雛寮再開(同窓会の管理運営)。
- 1995年(平成7年)3月28日 - 実習船「海洋丸」(299t)竣工。
- 1996年(平成8年)
- 3月27日 - 栽培漁業臨海実習棟竣工。
- 5月14日 - ロシアとの国際交流開始。
- 1997年(平成9年)
- 1月9日 - 艇庫・作業棟完成。
- 3月10日 - 海洋工学科実習棟に350psディーゼルエンジン及び監視装置設置。
- 5月15日 - ロシア極東国立海洋アカデミーと姉妹校提携調印。
- 6月24日 - 韓国との国際交流開始。
- 1998年(平成10年)
- 8月30日 - 中国との国際交流開始。
- 10月30日 - 受水槽改修。
- 12月25日 - 第1体育館大規模改修。
- 1999年(平成11年)3月26日 - マリンミュージアム「海洋」竣工。
- 2000年(平成12年)11月30日 - 中国山東省水産学校との姉妹校提携に調印。
- 2002年(平成14年)
- 3月11日 - 寄宿舎「鴎雛寮」増築工事竣工。
- 9月30日 - グラウンド大規模改修。
- 10月10日 - 特別教室棟大規模耐震改修(第1期)。
- 2004年(平成16年)10月20日 - 特別教室棟大規模耐震改修(第2期)。
- 2005年(平成17年)10月15日 - 普通教室棟大規模耐震改修。
- 2006年(平成18年)10月13日 - 管理棟大規模耐震改修(第1期)。
- 2008年(平成20年)
- 8月5日 - 文部科学省「目指せスペシャリスト」事業採択。
- 10月25日 - 創立110周年記念式典挙行、通学路「井陵の道」竣工。
- 2010年(平成22年)11月18日 - 文部科学省「目指せスペシャリスト」事業、全国発表会開催。
- 2012年(平成24年)4月12日 - 新潟県「オンリーワンスクール・ステップアップ」事業採択。
- 2013年(平成25年)3月1日 - HACCP認定(社団法人大日本水産会)。
- 2015年(平成27年)
- 4月1日 - 従来の学科を廃止し、水産科一括募集(水産資源科・海洋開発科の2学科設置)。
- 6月16日 - 新潟県「オンリーワンスクール新潟未来プロジェクト」事業採択。
- 9月29日 - 寄宿舎「鴎雛寮」大規模改修工事竣工。
- 2016年(平成28年)
- 3月18日 - 内閣府地方創生加速化交付金事業「高校生の力を地域産業に活かすまちづくりプロジェクト」事業採択。
- 7月14日 - 文部科学省「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業採択(2017年度より「専修学校による地域産業中核的人材養成」事業に名称変更)。
- 11月15日 - 第1体育館大規模耐震改修工事竣工。
- 2017年(平成29年)
- 8月28日 - 内閣総理大臣賞第10回海洋立国推進功労者表彰「海洋立国の推進に関する特 別な功績」分野・地域部門受賞。
- 11月25日 - 海洋工学実習棟・食品科学実習工場改修補強工事竣工。
- 2018年(平成30年)
- 6月26日 - 株式会社能水商店、糸魚川市、新潟県立海洋高等学校による「糸魚川市水産 資源活用産官学連携事業」に関する協定締結。
- 10月2日 - 近畿大学と新潟県立海洋高等学校との「アカムツ等の養殖および種苗生産に関する高大連携」に関する協定締結。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 3月8日 - 実習船二代目「海洋丸」(322t)竣工。
- 3月27日 - 寄宿舎「鴎雛寮」増築、既存施設改修工事竣工。
- 4月23日 - 実習船二代目「海洋丸」(322t)竣工式典挙行。
- 2021年(令和3年)5月18日 - 文部科学省「マイスター・ハイスクール」事業採択。
- 2022年(令和4年)3月15日 - 潜水実習プール棟コンプレッサー改修工事竣工。
- 2024年(令和6年)12月12日 - NTTドコモと新潟県立海洋高等学校との「実習船「海洋丸」の災害支援等多目的利用推進」に関する連携協定締結。
部活動
[編集]- 運動部 - 野球、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、相撲、カッター、ダイビング、バドミントン、ボクシング、武道(剣道・柔道)
- 文化部 - 食品研究、海洋生物研究、芸術
- 同好会 - 山岳
校歌
[編集]作詞:相馬御風、作曲:大給正夫[2]
出身者
[編集]→詳細は「Category:新潟県立海洋高等学校出身の大相撲力士」を参照
アクセス
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “県外からの受検生の受入れ”. 新潟県教委. 2020年7月24日閲覧。
- ^ 校歌 - 新潟県立海洋高等学校 2022年2月10日閲覧。