齊藤誠二
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齊藤 誠二(さいとう せいじ、1932年1月25日[1] - 2010年10月19日)は、日本の法学者。刑法学者。刑事訴訟法学者。弁護士。東京出身。法学博士(一橋大学、1966年)[2]。博士(医学)(筑波大学、1990年)[3]。「斉藤 誠二」とも表記される。筑波大学教授、中央大学教授、ミュンヘン大学客員教授、マンハイム大学客員教授等を歴任した。
来歴
[編集]- 1956年 一橋大学法学部卒業
- 1961年 同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学(指導教授:植松正)。司法試験合格
- 1962年 成蹊大学政治経済学部専任講師
- 1965年 同政治経済学部助教授
- 1967年 同法学部助教授
- 1970年 同法学部教授
- 1972年 同評議員
- 1977年 弁護士登録
- 1984年 筑波大学社会科学系教授
- 1988年 同社会科学系長・同評議員
- 1994年 筑波大学停年退官。同名誉教授。中央大学法学部教授
- 2002年 中央大学定年退職。山梨学院大学大学院社会科学研究科教授
- 2004年 同法科大学院教授[4]
- 2007年 山梨学院大学退職
- 2010年 誤嚥性肺炎のため死去[1]
学外として、ミュンヘン大学刑法研究所客員教授、マンハイム大学法学部客員教授、文部省学術審議会専門委員(1988年-1990年)、日本刑法学会理事(1988年-1994年)、宇宙開発事業団有人研究倫理委員会委員(1996年-1999年)、日本臓器移植ネットワーク常任理事(1997年-2010年)
研究領域
[編集]専門は刑法学全般。特に、臓器移植と法の研究や、医事刑法、被害者補償、刑事政策の研究などに渡る。
主著
[編集]- 予備罪の研究 風間書房 1971 - 学位論文
- 刑法講義各論 多賀出版 1978(初版)、1979(新訂版)
- 刑事再審制度の基本問題 多賀出版 1979
- 刑法総論(演習ノート) 編著 法学書院 1982(初版)、2013(第5版)
- 刑法各論 編著 八千代出版 1986(初版)、1988(第2版)
- 刑法における生命の保護:脳死・尊厳死・臓器移植・胎児の傷害 多賀出版 1987(初版)、1992(三訂版)
- 正当防衛権の根拠と展開 多賀出版 1991
- 刑事訴訟法 編著 八千代出版 1993
- 医事刑法の基礎理論 多賀出版 1997
- 脳死・臓器移植の論議の展開:医事刑法からのアプローチ 多賀出版 2000