Ernie Bot
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(文心一言から転送)
開発元 | 百度 |
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初版 | 2023年3月16日 |
対応言語 | 中国語(簡体字)、英語 |
種別 | チャットボット |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
Ernie Bot(アーニー・ボット、中: 文心一言)は、百度が開発した人工知能チャットボット。2023年8月31日に一般公開され、ユーザー数は4500万人を超えている[1]。
歴史
[編集]百度は2019年から数十億ドル規模の資金を投じ、AIの研究開発を進めていた[3]。
2023年3月16日、百度はAIチャットボット「文心一言(Ernie Bot)」を発表し、同日より招待された一部のユーザーに開放した[4]。企業は百度のクラウドプラットフォームを通じて、Ernie Botを自社製品に埋め込む申請が可能だった[4]。
2023年3月27日、顧客にエンタープライズレベルでサービスをワンストップ提供する大規模言語モデル「文心千帆」を発表した[5]。
2023年6月27日、百度は最新版であるErnie Bot 3.5が、総合的な能力スコアでChatGPTを上回ったことで、GPT-4上の複数の中国語機能で良好なパフォーマンスを発揮したと述べた[6]。
2023年8月31日、中国政府からの承認を得て[7]、Ernie Botは一般公開された[1]。
2023年10月17日、百度はErnie Bot 4.0を発表し、オープンベータテストを開始[1]。
サービス
[編集]Ernie Bot 3.5は無料で、Ernie Bot 4.0はプロフェッショナルプランのサブスクリプションとなっている[8]。
検閲
[編集]Ernie Botは中国のネット検閲の対象になっている[9]。六四天安門事件などのタブーな質問に対しては、中国政府公認の回答が返ってくるか、回答を拒否することがある[10]。
脚注
[編集]- ^ a b c “百度が文心基盤モデル4.0を発表、文心一言のユーザー数は4500万に”. 人民網日本語版. 人民日報 (2023年10月18日). 2023年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “バイドゥ、AIチャットアプリ「WiseAI」を海外展開 中国版ChatGPTもまもなくリリース”. 36Kr Japan (2023年3月14日). 2023年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ a b “中国バイドゥ、対話型AI「ERNIE Bot」開発 グーグル、マイクロソフトに対抗”. ASCII.jp. 角川アスキー総合研究所 (2023年2月8日). 2023年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ a b “中国百度、AIチャットボット発表 市場の期待に届かず株価急落”. ロイター (2023年3月16日). 2024年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “百度“文心千帆”正式亮相 现场进行五场景实时演示”. 21经济网 (2023年3月27日). 2024年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “China's Baidu says its new AI beat ChatGPT on some metrics”. Reuters (2023年6月27日). 2023年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “中国の大規模言語モデル、政府が一般公開を承認 第1弾はバイドゥやアリババなど11社の激戦”. 36Kr Japan (2019年9月12日). 2023年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “Baidu launches paid version of Ernie Bot as Chinese firms rush to make money from their generative AI chatbots”. South China Morning Post (2023年11月1日). 2024年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “ChatGPTに対抗、バイドゥの会話型AI「ERNIE Bot」の課題は?”. WIRED.jp. コンデナスト・ジャパン (2023年3月27日). 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。
- ^ “「話題を変えましょう」 ウイグルや台湾について百度の対話型AIに質問”. 時事通信ニュース. 時事通信社 (2023年9月1日). 2023年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月9日閲覧。