香港市民支援愛国民主運動連合会
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香港市民支援愛国民主運動連合会 Hong Kong Alliance in Support of Patriotic Democratic Movements of China | |
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成立年月日 | 1989年5月21日 |
解散年月日 | 2021年9月25日 |
政治的思想・立場 | 泛民主派 |
香港市民支援愛国民主運動連合会(ほんこんしみんしえんあいこくみんしゅうんどうれんごうかい、繁体字:香港市民支援愛國民主運動聯合會、英語: Civil Human Rights Front)は、支連会(繁体字:支聯會)とも称される香港の泛民主派政治組織であり、1989年5月21日に中国学生運動的全球華人大遊行で発足した。最大時には泛民主派の立法委員の約半数が支連会と民主党の両方に所属していた。
概要
[編集]天安門事件以後に支連会は毎年、六四燭光晩会とよばれる天安門事件追悼集会を開いてきた[1]。また、天安門事件の博物館を香港で、維持管理運営してきたのも本団体である[2]。「愛国」「民主」「人権」などが確立された中国を目指すとしている。スローガンは「釋放民運人士、平反八九民運、追究屠城責任、結束一党專政、建設民主中国」である[3]。
雨傘運動以後
[編集]雨傘運動以後は、若い世代を中心に自らを中国人ではなく香港人とみなす世代が増え始め、反中国共産党であるが愛中国[4]などのスローガンに拒否感を示す若者が出てくるようになった。
その結果として、香港民族論や香港城邦論など香港と中国をわける新しい考え方が登場することになる。また、本土民主前線、青年新政、香港民族党、香港衆志はこの流れの中から生まれてくることになった[5]。六四燭光晩会は支連会が主催しており、香港衆志の自決派は参加したものの香港本土派は参加せず別の場所で五区六四集会とよばれる討論会を開いた。
国家安全法成立後
[編集]国家安全法成立後は支連会も、中国からの様々な圧力や妨害から逃れられなくなっており、天安門事件の記念館をデジタル化することとした[6][7]。
2021年4月には元主席を務めた経験のある何俊仁が香港国家安全維持法違反で有罪判決を受けた[8]。同年9月9日には李卓人主席ら幹部3人が香港国家安全維持法の国家政権転覆扇動罪で起訴された[9]。圧力の強まりを受け、9月25日に会員総会を開き、賛成41票、反対4票の賛成多数で解散を決議した[10]。
歴任主席
[編集]- 司徒華(1989年5月21日-2011年1月2日)
- 李卓人(2011年1月2日-2014年12月15日)
- 何俊仁(2014年12月15日-2019年12月8日)
- 李卓人(2019年12月8日-2021年9月25日)
脚注
[編集]- ^ 加速する香港の若者の「中国離れ」
- ^ 香港の天安門事件博物館がデジタル展示目指す、国安法で将来懸念
- ^ 六四30週年:香港六四紀念館新址重新開放,負責人仍擔憂其未來
- ^ 香港の若者の心をつかめない中国政府
- ^ 新政党相次ぐ…議会改革「雨傘運動」の若者
- ^ “支聯檔首被封 市民嘆「舊派也容不下」 批違程序公義正商追討 食環:拒騰空有權接管「追債」”. 明報. (2021年2月7日) 2021年2月7日閲覧。
- ^ “明年維園亮燭「不樂觀」 將銷毀名單資料保私隱 李卓人:支聯會五大綱領不變”. オリジナルの2020年8月25日時点におけるアーカイブ。 2020年8月4日閲覧。
- ^ 香港の黎智英氏に禁錮1年2月の実刑判決-民主派への締め付け強化
- ^ 国安法で民主派団体起訴 香港当局、政権転覆扇動罪 産経新聞 2021年9月10日配信 2021年9月11日閲覧
- ^ 橿原香港民主派の中心的団体が解散決議 団体幹部らに解散迫った言葉は 朝日新聞 2021年9月25日配信 2021年9月25日閲覧