コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

御嵩口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
御嵩検車区から転送)
御嵩口駅
駅全景
みたけぐち
MITAKEGUCHI
HM08 顔戸 (1.7 km)
(0.6 km) 御嵩 HM10
地図
所在地 岐阜県可児郡御嵩町中473
北緯35度25分53.1秒 東経137度7分18.2秒 / 北緯35.431417度 東経137.121722度 / 35.431417; 137.121722座標: 北緯35度25分53.1秒 東経137度7分18.2秒 / 北緯35.431417度 東経137.121722度 / 35.431417; 137.121722
駅番号 HM  09 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 広見線
キロ程 21.7 km(犬山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
221人/日
-2020年-
開業年月日 1920年大正9年)8月21日
備考 * 無人駅自動券売機 有)
駅集中管理システム未導入
管理駅:犬山
テンプレートを表示

御嵩口駅(みたけぐちえき)は、岐阜県可児郡御嵩町中茶園原にある名古屋鉄道広見線。駅番号はHM09。当駅ではmanacaが使用できない。

本項ではかつて駅に併設されていた御嵩検車区(みたけけんしゃく)についても記述する。

歴史

[編集]

かつては当駅が御嵩駅を名乗っていたが、1952年に現在の御嵩駅まで延伸された際に御嵩口駅に改称された。貨物営業(亜炭の積み出し)時の名残で、構内はかなり広く、現在もホームが残っている。なお、現在の御嵩駅は開業時より旅客専用駅であったため、貨物列車は廃止まで引き続き当駅発着で運行された。現在当駅は可児郡御嵩町に所在するが、駅名が御嵩だった頃は可児郡中町に所在した。

駅構造

[編集]

1面1線ホーム(2両対応)の地上駅無人駅。駅舎はなく、ホーム中央に屋根のみの簡素な待合室がある。2008年(平成20年)6月29日のダイヤ改正で当線区がワンマン化されたことに合わせ、出入口付近に自動券売機が1台設置された。故障時などに使うインターホンは犬山駅につながる。

6000系によるワンマン運転が行われているため、ホーム両端にはバックミラーがある。

配線図

[編集]
御嵩口駅 構内配線略図

新可児方面
御嵩口駅 構内配線略図
御嵩駅
凡例
出典:[3]


利用状況

[編集]
  • 「移動等円滑化取組報告書」によると、2023年令和5年)度の1日平均乗降人員は257人であった[4]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は336人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中270位、広見線(11駅)中10位であった[5]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は405人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中283位、広見線・八百津線(16駅)中10位であった[6]

『岐阜県統計書』『御嵩町統計書』および名鉄広見線活性化協議会の資料、名鉄の移動等円滑化取組報告書によると、年間乗車人員、年間乗降人員、一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

乗車人員・乗降人員の推移
年間統計一日平均
乗降人員
備考
乗車人員乗降人員
1920(大正09)年度2144643033[7]
1921(大正10)年度3731875837[8]
1922(大正11)年度4859099512[9]
1923(大正12)年度4474389411[10]
1924(大正13)年度3991581467[11]
1925(大正14)年度4016281076[12]
1926(大正15)年度1917532334期間は9月23日 - 翌年3月末[13]
1927(昭和02)年度4125574904[14]
1928(昭和03)年度56522112698[15]
1929(昭和04)年度63876129689[16]
1930(昭和05)年度58688120219[17]
1931(昭和06)年度56749115901[18]
1932(昭和07)年度50638102035[19]
1933(昭和08)年度51672106013[20]
1934(昭和09)年度4855999353[21]
1935(昭和10)年度52063105556[22]
1936(昭和11)年度
1937(昭和12)年度
1938(昭和13)年度
1939(昭和14)年度
1940(昭和15)年度
1941(昭和16)年度
1942(昭和17)年度
1943(昭和18)年度
1944(昭和19)年度
1945(昭和20)年度
1946(昭和21)年度
1947(昭和22)年度
1948(昭和23)年度
1949(昭和24)年度
1950(昭和25)年度
1951(昭和26)年度
1952(昭和27)年度
1953(昭和28)年度
1954(昭和29)年度
1955(昭和30)年度112783223275[23]
1956(昭和31)年度107364214363[24]
1957(昭和32)年度111627221444[25]
1958(昭和33)年度115905233136[26]
1959(昭和34)年度120563240249[27]
1960(昭和35)年度112952226195[28]
1961(昭和36)年度103904207702[29]
1962(昭和37)年度103553209057[30]
1963(昭和38)年度84645171325[31]
1964(昭和39)年度62592125547[32]
1965(昭和40)年度59956120918[33]
1966(昭和41)年度51471103647[34]
1967(昭和42)年度3752375729[35]
1968(昭和43)年度2494049485[36]
1969(昭和44)年度11250[37]
1970(昭和45)年度7000[38]
1971(昭和46)年度9000[39]
1972(昭和47)年度8000[40]
1973(昭和48)年度18000[41]
1974(昭和49)年度13000[41]
1975(昭和50)年度14000[41]
1976(昭和51)年度15000[41]
1977(昭和52)年度16000[41]
1978(昭和53)年度17000[41]
1979(昭和54)年度19000[41]
1980(昭和55)年度23000[41]
1981(昭和56)年度21000[41]
1982(昭和57)年度24000[41]
1983(昭和58)年度40000[41]
1984(昭和59)年度45000[41]
1985(昭和60)年度49000[41]
1986(昭和61)年度62000[41]
1987(昭和62)年度66000[41]
1988(昭和63)年度83000[41]
1989(平成元)年度104000[41]
1990(平成02)年度117000[41]
1991(平成03)年度131000[41]
1992(平成04)年度147000405[41][6]
1993(平成05)年度151000[41]
1994(平成06)年度147000[41]
1995(平成07)年度141000[41]
1996(平成08)年度128000[41]
1997(平成09)年度132000[41]
1998(平成10)年度130000[41]
1999(平成11)年度108000[41]
2000(平成12)年度113000[41]
2001(平成13)年度120000[41]
2002(平成14)年度119000[41]
2003(平成15)年度117000[41]
2004(平成16)年度113000311[41][42]
2005(平成17)年度114000316[41][42]
2006(平成18)年度104000288[41][42]
2007(平成19)年度106000293[41][42]
2008(平成20)年度113000311[41][42]
2009(平成21)年度106000293[41][42]
2010(平成22)年度115000320[41][43]
2011(平成23)年度119000330[41][43]
2012(平成24)年度120000331[41][43]
2013(平成25)年度121000336[41][43]
2014(平成26)年度297[43]
2015(平成27)年度288[43]
2016(平成28)年度266[43]
2017(平成29)年度263[43]
2018(平成30)年度
2019(令和元)年度265[44]
2020(令和02)年度221[45]
2021(令和03)年度241[46]

斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入))

名鉄の駅ではこどもの国駅、顔戸駅に次いで利用者が少ない。

御嵩検車区

[編集]

東美鉄道が東濃鉄道(太多線の前身。現在の東濃鉄道とは別)より引き継いだ路線を電化した頃、当時終点だった当駅に車庫が設けられた。名古屋鉄道となった後も広見線と八百津線の検車を担当していたが、1952年(昭和27年)に小牧駅にあった小牧車庫に編入された(小牧車庫は小牧線昇圧に伴って1964年(昭和39年)に廃止された)[47]

御嵩口駅・御嵩駅 構内配線略図(1957年)

新広見
方面
御嵩口駅・御嵩駅 構内配線略図(1957年)
凡例
出典:停車場配線略図 昭和32年調査[48]


駅周辺

[編集]

中山道御嶽宿にまつわる史跡・文化財は当駅周辺にも散在する。

主な施設

[編集]

バス路線

[編集]
  • 御嵩町ふれあいバス「名鉄御嵩口駅」バス停
  • みたけE-COバス

隣の駅

[編集]
名古屋鉄道
HM 広見線(新可児〜御嵩)
顔戸駅(HM08) - 御嵩口駅(HM09) - 御嵩駅(HM10)

脚注

[編集]
  1. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  2. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、258頁。ISBN 978-4777013364 
  3. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  4. ^ 令和5年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). 名古屋鉄道. 2024年7月10日閲覧。
  5. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  6. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  7. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正9年』、岐阜県、1922年、20 交通及運輸
  8. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正10年』、岐阜県、1923年、20 交通及運輸
  9. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正11年』、岐阜県、1924年、20 交通及運輸
  10. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正12年』、岐阜県、1925年、5 交通及運輸
  11. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正13年』、岐阜県、1926年、5 交通及運輸
  12. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 大正14年』、岐阜県、1927年、5 交通及運輸
  13. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和元年』、岐阜県、1928年、5 交通及運輸
  14. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和2年』、岐阜県、1929年、5 交通及運輸
  15. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和3年』、岐阜県、1930年、5 交通及運輸
  16. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和4年』、岐阜県、1931年、5 交通及運輸
  17. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和5年』、岐阜県、1932年、5 交通及運輸
  18. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和6年』、岐阜県、1933年、5 交通及運輸
  19. ^ 岐阜県知事官房統計係(編)『岐阜県統計書 昭和7年』、岐阜県、1934年、5 交通及運輸
  20. ^ 岐阜県知事総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和8年』、岐阜県、1935年、5 交通及運輸
  21. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和9年』、岐阜県、1936年、5 交通及運輸
  22. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和10年』、岐阜県、1937年、5 交通及運輸
  23. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
  24. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
  25. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
  26. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
  27. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
  28. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
  29. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和36年』、岐阜県、1963年、12 運輸・通信
  30. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和37年』、岐阜県、1964年、12 運輸・通信
  31. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和38年』、岐阜県、1965年、12 運輸・通信
  32. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和39年』、岐阜県、1966年、272頁
  33. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和40年』、岐阜県、1967年、278頁
  34. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和41年』、岐阜県、1968年、258頁
  35. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和42年』、岐阜県、1969年、288頁
  36. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和43年』、岐阜県、1970年、280頁
  37. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和44年』、岐阜県、1971年、11 運輸・通信
  38. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和45年』、岐阜県、1972年、11 運輸・通信
  39. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和46年』、岐阜県、1973年、282頁
  40. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和48年』、岐阜県、1974年、11 運輸・通信
  41. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao 御嵩町統計書 15-1:名古屋鉄道乗降客数の推移” (PDF). 御嵩町. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  42. ^ a b c d e f 第2回名鉄広見線活性化協議会 会議資料2” (PDF). 名鉄広見線活性化協議会. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  43. ^ a b c d e f g h 第28回名鉄広見線活性化協議会 資料一式” (PDF). 名鉄広見線活性化協議会. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  44. ^ 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2020年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  45. ^ 令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  46. ^ 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2022年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  47. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 下巻』アルファベータブックス、2019年、145頁。ISBN 978-4865988482 
  48. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 下巻』アルファベータブックス、2019年、186頁。ISBN 978-4865988482 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]