広島交響楽団
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(広島市民交響楽団から転送)
広島交響楽団 | |
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本拠地の広島文化学園HBGホール | |
基本情報 | |
出身地 |
日本 広島県広島市 |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1963年 - |
公式サイト | 広島交響楽団 |
メンバー |
音楽監督 クリスティアン・アルミンク 桂冠指揮者 下野竜也 終身名誉指揮者 秋山和慶 ミュージック・アドバイザー 徳永二男 ミュージック・パートナー フォルクハルト・シュトイデ コンポーザー・イン・レジデンス 細川俊夫 平和音楽大使 マルタ・アルゲリッチ 名誉創立指揮者 井上一清 特別客員コンサートマスター 四方恭子 首席客員コンサートマスター 三上亮 コンサートマスター 蔵川瑠美 |
旧メンバー |
名誉音楽監督 渡邉暁雄 |
広島交響楽団(ひろしまこうきょうがくだん Hiroshima Symphony Orchestra)は、広島県広島市に本拠を置く、日本のプロオーケストラ。中国地方に於ける唯一の日本オーケストラ連盟(正会員)加盟プロオーケストラである。運営法人名は、公益社団法人広島交響楽協会。
指揮者・コンサートマスター
[編集]- 歴代音楽監督
- 歴代常任指揮者
- 歴代正指揮者
- 歴代首席客演指揮者
- 歴代専属指揮者
- 名誉創立指揮者
- 名誉音楽監督
- 終身名誉指揮者
- 桂冠指揮者
音楽監督
ミュージック・パートナー
- フォルクハルト・シュトイデ
平和音楽大使
- コンサートマスター
- 蔵川瑠美
歴史
[編集]- 1963年 広島在住の演奏家の手により「広島市民交響楽団」が発足
- 1969年 名称を「広島交響楽団」に改める
- 1972年 広島県教育委員会から「社団法人広島交響楽協会」の認可を受け、プロ改組。
- 1980年 広島出身であり、当時NHK交響楽団第1ヴァイオリン次席奏者であった小島秀夫を首席コンサートマスターとして招聘。
- 1984年 当時日本音楽界の重鎮だった渡邉暁雄が音楽監督・常任指揮者に就任。演奏内容・楽団規模とも大きく発展。
- 1985年 團伊玖磨の交響曲第6番「HIROSHIMA」を作曲者自身の指揮で初演。
- 1986年 高関健が音楽監督に就任。
- 1987年 高関健の指揮、九州交響楽団と合同でマーラー作曲交響曲第2番 「復活」を演奏。
- 1988年 第100回定期演奏会を開催。高関健の指揮、チョーリャン・リンのヴァイオリンによりチャイコフスキー作曲ヴァイオリン協奏曲、マーラー作曲交響曲第1番 「巨人」を演奏。
- 1990年 田中良和が音楽監督・常任指揮者に就任。
- 1991年 ウィーン国連事務局とチェコ政府の招きによりウィーンのオーストリアセンターとプラハのプラハ城内スペインホールで「広響国連平和コンサート」を開催。両国で熱烈な喝采を浴び大成功を収める。田中良和の指揮、ゲルハルト・ヘッツェル(ウィーン公演、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団第一コンサートマスター)とヴァーツラフ・フデチェック(プラハ公演)のヴァイオリンによって、モーツァルト作曲ヴァイオリン協奏曲第5番、ドヴォルザーク作曲交響曲第9番 「新世界より」、糀場富美子作曲弦楽合奏のための『広島レクイエム』他を演奏。
- 1993年 初の東京・大阪公演を東京芸術劇場と大阪のザ・シンフォニーホールで開催。
- 1994年 広島アジア大会の芸術展示(4月のプレ・イヴェントと8月のオープニング・イヴェント)に参加。5月から十束尚宏が音楽監督に就任、その就任記念を兼ねた第147回定期演奏会に於いて地方オーケストラとしては画期的ともいえるマーラーの『交響曲第7番「夜の歌」』を指揮して日本経済新聞紙上で高い評価を得る。また7月の第149回定期演奏会ではポーランドの作曲家、ペンデレツキを招いて彼が作曲した「広島の犠牲者に捧げる哀歌」等を演奏。
- 1995年 戦後50周年を迎えるなか、細川俊夫の「ヒロシマ・レクイエム」、團伊玖磨の交響曲第6番「HIROSHIMA」などを演奏し、世界平和を訴える。
- 1997年はプロ改組25周年を迎え、フォーラム「21世紀の地方オーケストラ像を考える」や、記念パーティー「ファンの集い」など様々な事業を展開。RCC(中国放送)による広響のテレビ番組「ひろしまシンフォニー」もスタート。またフランスの「ノルマンディーの10月」音楽祭に出演。ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」他を演奏。ルアーブル・プレス紙では「広響の素晴らしい演奏は平和と希望のメッセージを放った」と評され、広島のオーケストラとしてのヒューマニズムをフランスの人々に訴えることに成功。
- 1998年 細川俊夫に委嘱した新曲「記憶の海へ」~ヒロシマ・シンフォニー~を世界初演。3月、18年間在任したコンサートマスター小島秀夫が退団。4月、首席指揮者・ミュージックアドバイザーとして秋山和慶が就任し、「就任記念コンサート」を開催。
- 1999年 世界音楽祭「オーガスト・イン・ヒロシマ'99」の主催事業として「広島平和コンサート」を開催し、マーラーの交響曲第2番「復活」を演奏。
- 2000年 東京すみだトリフォニーホールが主催する「第3回地方都市オーケストラフェスティバル」に出演。また、第200回記念定期演奏会を迎え、秋山和慶指揮でレスピーギの「ローマ3部作」等を演奏。この公演はCDとしても発売された。
- 2002年 エストニアの作曲家トゥビンの交響曲第3番「英雄的」の日本初演を行う。
- 2003年 「地方都市オーケストラフェスティバル2003」へ出演。ロシア・サンクトペテルブルク建都300周年記念祭実行委員会の招きにより、フィルハーモニー大ホールで2公演を行い、絶賛を博した。この公演に際し、ユネスコより日本のオーケストラとしては初となる「文化対話賞(ユネスコメダル)」を受賞。
- 2004年 コンサートマスターに田野倉雅秋が就任。
- 2005年 「日韓友情年2005」の事業として韓国公演をソウル、プサン、テグで行い、その模様はラジオ・テレビで韓国全土に放送された。
- 2008年5月 首席客演指揮者にエヴァルド・ダネル(スロヴァキア室内管弦楽団 音楽監督 )、ヘンリク・シェーファー (スウェーデン・ヴェルムランドオペラ首席指揮者)が就任。
- 2017年4月 下野竜也が音楽総監督に、またクリスティアン・アルミンクが首席客演指揮者に就任。
- 2024年4月よりクリスティアン・アルミンクが音楽監督に、また現音楽総監督の下野竜也が桂冠指揮者に就任する予定。
活動
[編集]2001年文化庁による『アーツプラン21』の指定団体となる。現在は、広島市文化交流会館を拠点とする年10回の定期演奏会、呉・福山・廿日市・島根などでの定期演奏会をはじめ、学校コンサートや巡回コンサートなどの市民に密着したコンサートまで、年間約130回に及ぶ演奏活動を行っている。これまでに、「地域文化功労者賞(文部大臣表彰)」「広島市政功労者賞」「広島ホームテレビ文化賞」「第54回中国文化賞」「第17回県民文化奨励賞」「第5回国際交流奨励賞」「広島文化賞」を受賞。
2007年、同じく広島県を本拠地とする、広島東洋カープとサンフレッチェ広島との、文化1団体・スポーツ2団体のプロ3団体による地域活性化プロジェクト、「P3 HIROSHIMA」を立ち上げる。これに関連して2012年から広島電鉄でラッピング電車が運行されている。
演奏会
[編集]- 定期演奏会
- 広島文化学園HBGホール(年10回)
- 「平和の夕べ」コンサート
- 広島国際会議場フェニックスホール(年2回)
- ディスカバリー・シリーズ「黄昏の維納(ウィーン)」~シューベルト交響曲チクルス
- アステールプラザ大ホール(年4回)
- 広響名曲コンサート
- 広島国際会議場フェニックスホール(年3回)
- 地域定期演奏会(各都市で年1回)
- 廿日市市 はつかいち文化ホール
- 呉市 呉市文化ホール
- 益田市 島根県芸術文化センター グラントワ
- 福山市 ふくやま芸術文化ホール