平和堂石山
平和堂石山 HEIWADO ISHIYAMA | |
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外観(2020年11月) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒522-8523 滋賀県大津市松原町13-15 |
座標 | 北緯34度58分42.13秒 東経135度54分9.96秒 / 北緯34.9783694度 東経135.9027667度座標: 北緯34度58分42.13秒 東経135度54分9.96秒 / 北緯34.9783694度 東経135.9027667度 |
開業日 | 2020年11月12日 |
施設管理者 | 平和堂 |
設計者 | 水原建築設計事務所[5] |
施工者 | 桑原組[5]・笹川組[6] |
敷地面積 | 11,688 m² |
延床面積 | 11,894 m² |
商業施設面積 | 9,060 m² |
中核店舗 | 平和堂 |
店舗数 | 平和堂と14の専門店 |
営業時間 | 9:30 - 21:00[3][4] |
駐車台数 | 170台 |
前身 | 平和堂石山店[2] |
商圏人口 | 59,216人[1] |
最寄駅 | 石山駅・京阪石山駅[1] |
最寄バス停 | 松原・東レ前[7] |
外部リンク | 平和堂石山 |
HEIWADO |
平和堂石山(へいわどういしやま)は、滋賀県大津市松原町にある平和堂の総合スーパーである。ここでは、当店の前身となる平和堂石山店(へいわどういしやまてん)に関する解説も行う。
店舗
[編集]「MY日・集居・健幸」[3]をコンセプトとしている。「石山の街を明るく元気に」をスローガンにイベントを毎日開催し、SNSを毎日更新する[3]。
構造
[編集]建物構造は4層で、売場は1階から3階まで[1]。売場面積は9,060平方メートルで、平和堂の総合スーパーとしてはコンパクトなサイズである[1]。
店内の構成としては1階は食料品、2階は衣料品・化粧品、3階は生活雑貨・キッズなどの売り場を展開している[1]。2021年1月時点で、総取扱品品目は42,387品目で、衣料品・住居関連品は絞り込んだ一方で食料品は10,507品目と充実させている[1]。建て替え後は1階に設けられた食品売場を強化[1]。鮮魚部門では刺身や寿司などの即食商品を拡充[1]。青果部門では店頭の素材を用いたジュースやサンドイッチなどで果物を手軽に楽しめるコーナーを設置[1]。精肉部門では近江牛や平和堂独自ブランドの「あじわい牛」を販売し、滋賀県産の牛肉だけを扱うようにした[1]。総菜部門では鉄板を使って店内で調理したメニューを提供する「テッパンキッチン」コーナーを設置[1]。また、加工食品も健康志向の商品を積極的に取り入れ、売場の各所でコーナーを設置した[1]。叶 匠壽庵が専門店として入るが、茶寮や百貨店のみで出店してきた叶 匠壽庵がスーパーマーケットに入るのは初めてである[8]。
2階は衣料品のほか、化粧品や医薬品などの売り場を展開するが、主通路に沿って歩けばフロア全体に回遊できるようにしたワンウェイのフロアレイアウトを採用している[1]。
平和堂石山では地域コミュニティ創出に注力[1]。1階には約80席のイートインスペースが設置されたが、このイートインスペースで専門店と協力しながら料理教室や絵本の読み聞かせなどのさまざまな企画を行う「毎日イベント」を開催して近隣住民との交流に取り組む[1]。また、地域活性化の拠点になることを目指し地域住民が利用できる「コミュニティルーム」を設置された[1]。
店舗外観も工夫を凝らし、駐車場側入口は人との「輪」をイメージしたデザイン(1階)と石山寺や瀬田の唐橋をイメージした街並みの絵(2階)が描かれている[3]。商店街側入口は見る角度によってデザインが変わるイラストを設け、夜は8色のグラデーションの光で街を照らす[3](使用した照明はTOKISTARの「クロマスタウォッシュ」[9])。
基本情報
[編集]専門店
[編集]立地
[編集]商圏は大津市や草津市の人口密度が高い地域としている[11]。石山駅は都市部へのアクセスに優れ、マンションの建設が進み人口が増加している[1]。周辺人口は30-40代が多く、旧平和堂石山店ではシニア層の利用が中心だったが、リニューアルオープン後は商圏内で増加している若いファミリー層の取り込みを狙った[1]。
競合店はマツヤスーパー大津美崎店やフレスコ国分店があるが、衣料品や住居関連品を扱う店は近隣には少ないため、地域からの要望もあり総合スーパーとして出店している[1]。また、2020年(令和2年)8月に西武大津店が閉店したため、それに対する需要拡大を視野に入れて銘品や衣料の品ぞろえを充実させている[11]。叶 匠壽庵が平和堂石山に入店したのも西武大津店の閉店により、顧客から不便になるとの声が上がったことによるものである[8]。
歴史
[編集]1970年(昭和45年)9月に前身となる平和堂石山店が開店した[2]。このときは鉄筋コンクリート造り5階建てで店舗面積約14,266平方メートルの建物であった[2]。売り場面積は石山商店街にある他の店の全売り場面積よりも広く、商店街にとっては売上高減少の懸念をもたらした[12]。また、店舗の建物が日照権を侵害するとして近隣住民から大津人権擁護委員会に訴えがあり、滋賀県内では初めての日照権紛争になった[13]。階の構成は一階:食料品、二階:衣料品、三階:婦人用品、四階:玩具・文具などで、そのほか専門店が40店ほど入った時期がありこの店内で買い物全部できるようにする狙いがあった[12]。五階に一時期直営でボウリング場が設けられことがあった[12]。
その後、開店から48年を経て建物の老朽化や耐震への対応などが問題となり、新しい店舗に生まれ変わることが決定[2]。2018年(平成30年)8月19日をもって閉店した[2]。2018年8月26日からリニューアルオープンするまでは食料品および日用品を取り扱う鉄骨造り平屋建(面積約942平方メートル)の仮設店舗が開店[3]。2020年(令和2年)11月12日に「平和堂石山」が平和堂石山店の跡地にリニューアルオープンした[3][11]。
年表
[編集]- 1970年(昭和45年)9月:前身となる平和堂石山店が開店[2]。同店は鉄筋コンクリート造り5階建てで店舗面積約14,266平方メートルの建物であった[2]。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)
交通アクセス
[編集]- 鉄道
- バス
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 森本守人「「平和堂石山」 11年ぶりにGMSを出店した理由とその進化の中身を徹底解説」『DIAMOND Chain Store Online』ダイヤモンド・リテイルメディア、2021年1月20日。オリジナルの2021年6月22日時点におけるアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “48年間のご愛顧ありがとうございました!平和堂石山店は新しく生まれ変わります! 「平和堂石山店」建て替えに伴う閉店と仮設店舗開店のお知らせ”. 平和堂 (2018年8月10日). 2023年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “2020年 11月12日(木)あさ9時30分オープン 「平和堂石山」開店のお知らせ 〜お客様が “MY日” “集居“ “健幸” になるお店をめざして〜”. 平和堂 (2020年11月4日). 2023年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d e f 「平和堂/滋賀県大津市に総合スーパー「平和堂石山」出店」『流通ニュース』2020年11月5日。オリジナルの2022年12月5日時点におけるアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b “平和堂石山|株式会社桑原組”. 桑原組. 2023年11月23日閲覧。
- ^ “平和堂石山 - 株式会社笹川組”. 笹川組. 2023年11月23日閲覧。
- ^ a b c “平和堂石山店の地図・アクセス情報”. NAVITIME. ナビタイムジャパン. 2023年11月10日閲覧。
- ^ a b 「<しが経済> 和菓子で地元知る契機に 大津「叶 匠寿庵」」『中日新聞』2020年11月19日。オリジナルの2020年11月19日時点におけるアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “平和堂 石山店|施工事例|TOKISTAR”. TOKISTAR. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “パン工房バオバブの木・バオバブスタンド平和堂石山店”. 一圓興産. 2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c d 「平和堂石山が開店 大津、楽しく心地よい店に」『中日新聞』2020年11月13日。オリジナルの2020年11月17日時点におけるアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ a b c 大津市 1983, p. 420.
- ^ 大津市 1983, pp. 420–421.
- ^ “約2年間ありがとうございました! 新店舗「平和堂石山」は今秋オープン予定 石山店仮設店舗閉店のお知らせ”. 平和堂 (2020年7月20日). 2023年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ 「11月中旬に平和堂オープン 大津・石山、仮設店は8月16日で閉店」『京都新聞』2020年7月27日。2024年10月29日閲覧。
- ^ a b 「平和堂石山リニューアル 生鮮食品を強化「石山のまちを明るく元気に」」『びわ湖大津経済新聞』2020年11月12日。オリジナルの2022年5月16日時点におけるアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 『新修大津市史 第6巻 (現代)』大津市、1983年8月。
関連項目
[編集]- 平和堂
- その後の仁義なき戦い - 劇中に平和堂石山店(当時)の建物外観が映る。
外部リンク
[編集]- 平和堂石山 - 「はと専」情報サイト