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山田實

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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山田 實
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県那覇市東町[1]
生年月日 1918年10月29日
没年月日 (2017-05-27) 2017年5月27日(98歳没)
最終学歴 明治大学専門部商科[1]
明治大学新聞高等研究科(二部)[1]
グループ名 二科会沖縄支部[1]
沖縄ニッコールクラブ[1]
受賞歴
1977年 沖縄タイムス芸術選賞大賞[1]
2000年 沖縄県文化功労者[1]
2002年 地域文化功労者文部科学省[1]
2003年 沖縄タイムス社「文化賞」[1]
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山田 實(やまだ みのる、1918年10月29日[2] - 2017年5月27日[3])は、日本写真家1977年沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞。2000年、沖縄県文化功労者として表彰。兄は、詩人山田有勝

人物

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沖縄県那覇市東町出身。那覇市で育ち、戦前から沖縄の写真を撮りはじめる。

二・二六事件の直後に明治大学専門部商科進学のため上京。明治大学新聞高等研究科二部卒業後、日産土木株式会社に入社。その後勤務地であった満州で召集。ソ連軍との交戦中に沖縄壊滅の知らせをきく。

敗戦後シベリア抑留され、飢えと過酷な労働に2年間耐えた後、生還。東京での養生を経た1952年、まもなく那覇市に「山田写真機店」を開業。経営の傍ら、沖縄を写真で記録し続ける。

貧苦の復興期に、写真倶楽部を興し、二科展や沖展に関わるなど、戦後の沖縄写真界、芸術文化の黎明期を支えた。

2004年、紺綬褒章を受章[2]2013年、第29回東川賞飛弾野数右衛門賞を受賞。

2017年5月27日、肺炎のため死去[2]

著書

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  • 『こどもたちのオキナワ 1955-1965』 (池宮商会 2002年)
  • 『沖縄の記憶 オキナワ記録写真集 1953-1972』 山田實、金城棟永生活情報センター 2006年)
  • 『山田實が見た戦後沖縄』 (琉球新報社 2012年)
  • 『故郷は戦場だった 山田實写真集』(未来社 2012年 沖縄写真家シリーズ〈琉球烈像〉1)

関連項目・人物

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参考文献

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  • 日本人名大事典

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 山田實 YAMADA, Minoru (1918~ )”. 作家紹介. 沖縄県立博物館・美術館. 2017年8月24日閲覧。
  2. ^ a b c 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.622
  3. ^ 沖縄県内最高齢の現役写真家、山田實さん死去 98歳 沖縄タイムス 2017年5月27日

外部リンク

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