川越市産業観光館
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(小江戸蔵里から転送)
川越市産業観光館 Koedo Kurari | |
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川越市産業観光館 | |
情報 | |
用途 | 産業観光館 |
旧用途 | 鏡山酒造株式会社 |
建築主 | 川越市 |
事業主体 | 川越市役所産業観光部産業振興課 |
管理運営 | 株式会社 まちづくり川越 |
構造形式 |
明治蔵 - 土蔵造2階一部平屋建 大正蔵 - 木造2階一部平屋建 昭和蔵 - 土蔵造2階建 瓶詰作業場 - 木造平屋建 |
敷地面積 | 3,064.09 m² |
延床面積 | 1,234 m² |
駐車台数 | 身障者用1台、観光バス用2台 |
竣工 | 2010年(平成22年)3月 |
開館開所 | 2010年10月1日 |
改築 | 酒造蔵を改修 |
所在地 |
〒350-0043 埼玉県川越市新富町一丁目10番地1 |
座標 | 北緯35度54分58.58秒 東経139度29分0.35秒 / 北緯35.9162722度 東経139.4834306度座標: 北緯35度54分58.58秒 東経139度29分0.35秒 / 北緯35.9162722度 東経139.4834306度 |
文化財 | 明治蔵、大正蔵、昭和蔵の3件が国の登録有形文化財(建造物)に登録される |
指定・登録等日 | 2008年3月7日 |
川越市産業観光館(かわごえしさんぎょうかんこうかん)は、埼玉県川越市新富町にある商業施設。旧酒造会社の建物を転用した上で川越市が設置し、株式会社まちづくり川越が指定管理者となっている。愛称は「小江戸蔵里(こえど くらり)」で、2010年(平成22年)10月1日に開業した。
概要
[編集]川越市産業観光館は、1875年(明治8年)に創業した旧・鏡山酒造の酒蔵(国の登録有形文化財)を保存・改修し、2010年(平成22年)10月に開業した施設である。旧・鏡山酒造は、川越市内に最後まで残った造り酒屋で、明治・大正・昭和期に建てられた蔵が残されていたが、2000年(平成12年)に廃業した。それらの歴史的・文化的な施設を保存・活用すべきであるとの市民の声に応えるため、川越市が土地と建物を取得し、地域の産業と観光のための施設として計画・設置したものである。施設は、市民と観光旅行者との交流の場となり、地域の活性化を図ることを目的とし、地域周辺の物産などを紹介し販売している。酒造蔵は、明治蔵は「おみやげ処」、大正蔵は「まかない処」、昭和蔵は「ききざけ処」に各々活用した3つの蔵で構成されている[1][2]。
- 愛称「小江戸蔵里」の由来
「小江戸」は、川越市の別名であり、川越の蔵造りの町並みを表現する「蔵」と、心のふるさとの「里」という意味を表現した[1]。
沿革
[編集]- 1875年(明治8年) - 鏡山酒造が創業。
- 2000年(平成12年) - 鏡山酒造株式会社が廃業。
- 2008年(平成20年)3月 - 旧鏡山酒造の蔵3件が国の登録有形文化財に登録される。
- 2010年(平成22年)
- 4月1日 - 川越市産業観光館が開設した。
- 10月1日 - 施設オープン[1]。
建築概要
[編集]- 所在地 - 埼玉県川越市新富町一丁目10番地1
- 用途地域等 - 商業地域、建蔽率80%、容積率400%
- 防火地域等 - 準防火地域
- 敷地面積 - 3,064.09m2
- 延床面積 - 1,234m2
- 明治蔵 - 419m2、土蔵造2階一部平屋建、明治時代中期建築
- 大正蔵 - 305m2、木造2階一部平屋建、大正時代初期建築
- 昭和蔵 - 232m2、土蔵造2階建、昭和6年建築
- 瓶詰作業場 - 278m2、木造平屋建、建築年代不詳
- 広場 - 500m2
- 駐車場 - 身障者用1台[2]
店舗情報
[編集]- 明治蔵
「おみやげ処」 - 営業時間 午前10時 - 午後6時
- 物販店 - 「小江戸鏡山酒造」、「くらづくり本舗」、「おいもやさん興伸」
- 軽食・ソフトドリンク - 「Kura Cafe」
- 菓子・食品・民芸品 - 「蔵里セレクション」[3]
- 大正蔵
「まかない処」 - 営業時間 - 月曜 - 金曜日 午前11時 - 午後3時、午後5時 - 午後10時、土・日曜日・祝日 午前11時 - 午後10時
- レストラン - 「八州亭」[4]
- 昭和蔵
「ききざけ処」 - 営業時間 午前11時 - 午後7時
- 埼玉県内35蔵の日本酒の有料試飲機での飲み比べ、発酵ばるコーナー[5]
- 展示蔵
「つどい処」 - 会議室、ギャラリー、広場
- 受付期間 - 利用日6か月前から、利用日7日前まで
- 受付時間 - 午前9時 - 午後6時
- 利用申込 - 展示蔵事務所窓口及び川越市公共施設予約システムで予約
- 駐車場 - 乗用車は無、観光バス用2台分有[6]
文化財
[編集]- 登録有形文化財(建造物)
- 登録年月日:2008年(平成20年)3月7日、種別:産業2次/建築物、登録基準:国土の歴史的景観に寄与しているもの。
- 旧鏡山酒造昭和蔵
- 年代:1931年(昭和6年)建築、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積231m2[9]。
交通
[編集]- 鉄道
- 高速道路
脚注
[編集]- ^ a b c “小江戸蔵里 コンセプト”. 2017年8月16日閲覧。
- ^ a b 『川越市産業観光館 業務仕様書(業務内容及び管理基準)』中心市街地活性化推進室、2016年10月18日閲覧
- ^ 川越市産業観光館 - 「おみやげ処 明治蔵」
- ^ 川越市産業観光館 - 「まかない処 大正蔵」
- ^ 川越市産業観光館 - 「ききざけ処 昭和蔵」
- ^ 川越市産業観光館 - 「つどい処 展示蔵」
- ^ 旧鏡山酒造明治蔵 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 旧鏡山酒造大正蔵 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 旧鏡山酒造昭和蔵 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
関連文献
[編集]- 川越市『小江戸蔵里』「明治8年創業鏡山酒造は小江戸蔵里に生まれ変わりました(登録有形文化財)」小江戸蔵里、2010年10月