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こんばやし元樹

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小林元樹から転送)

こんばやし元樹(こんばやし もとき、旧芸名:小林 元樹、こばやし もとき、1974年3月11日 - )は、日本俳優である。

事務所はTMコーポレーション[1] → ハイイロ

人物

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兵庫県出身。

1995年近畿大学芸術学科演劇芸能専攻卒業。1998年単身渡米。NY リーストラスバーグ演劇研究所にてメソッドを学ぶ。その傍ら、NY在住日本人演劇集団『俳優集団』を結成。日本人俳優が自らの手でチャンスを掴むため精力的に活動、NYオフオフブロードウェイを中心に自主公演を行う。2001年、NYミッドタウン国際演劇祭に参加。オリジナル演目『Happy Hour』(演出:荒井琢呂)が最優秀作品賞に選出される。新国立劇場 芸術監督を務める演出家・小川絵梨子氏がアメリカ在住時に演出した数々の舞台に出演。2005年、岸田國士作『紙風船』(演出:小川絵梨子)を英語上演。アメリカ合衆国最有力紙の一つ、ニューヨーク・タイムズにて好評を博し注目を集める。同年、全米最大級の国際演劇祭 NY International Fringe Festivalに参加。岸田國士作『命を弄ぶ男二人』(演出:小川絵梨子)を英語上演。

映像活動においては、2003年、短編映画『Hide & Seek』(監督:Keiichi Kondo)に主演、国際短編映画祭 Asian American Filmmakers Collaborative:64 Hour Film Shootoutにて最優秀主演男優賞を受賞。総予算約90億円のハリウッド映画『グレート・レイド~史上最大の作戦~』(2005年世界公開)では、オーディションを勝ち抜き、準主演長井少佐役に抜擢され、ジョセフ・フィアンズ、サム・ワージントン、ベンジャミン・ブラットらと共演。

2010年、拠点を東京に移す。2018年、出演作品『River』にて、Love International Film Festival最優秀助演男優賞受賞。Milano International Filmmakers Festival最優秀助演男優賞ノミネート。2019年、ラグビー日本代表、奇跡の勝利を描いた日豪合作映画『ブライトン・ミラクル』(脚本・監督:マックス・マニックス)に出演・共同プロデューサーとして参加。

映画『宇宙兄弟』(監督:森義隆)、日豪合作『ブライトン・ミラクル』(監督:マックス・マニックス)、CXドラマ『プラチナエイジ』(演出:阿部雄一)などの撮影現場では英語力を生かし、通訳・英語指導も行っている。近年はプロデュース業に携わるほか、大手芸能事務所等で演技指導、若手の育成にも力を注いでいる。

出演

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映画

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  • ハイド & シーク Hide & Seek(2004年、近藤圭一監督)(アジア・アメリカ国際映画祭64 Hour Film Shootout 部門にて最優秀主演男優賞受賞)
  • グレート・レイド~史上最大の作戦~The Great Raid(2005年、ミラマックス、ジョン・ダール監督)ー 長井少佐役
  • サブレット The Sublet(2008年、ジョージアナ・ネスタ―監督) - 日本人ビジネスマン役
  • ティー & シガレット Tea & Cigarette(2009年、ダニエル・タン監督) - カズ役
  • ランナウェイズ The Runaways(2009年、クロックワークス、フローリア・シジスモンディ監督) - 日本人記者役
  • 宇宙兄弟 (2012年、東宝、森義隆監督) - 通訳・英語指導 - 記者役
  • 任侠ヘルパー (2012年、東宝、西谷弘監督 - 市議会議員役
  • 死神失格 (2013年、渡邊世紀監督)(Short Shorts Film Festival & Asia × 沖縄国際映画祭 特別コラボ作品)
  • 鷲と鷹 (2014年、ユナイテッドエンタテインメント、大澤樹生監督) 
  • 予告犯 (2015年、東宝、中村義洋監督) - 小林役
  • River (2018年、合アレン監督) (Love International Film Festival 最優秀助演男優賞受賞、Milano International Filmmakers Festival 最優秀助演男優賞ノミネート  - 木下仁役
  • 響 -HIBIKI- (2018年、東宝、月川翔監督) - 望月役
  • ブライトン・ミラクル The Brighton Miracle (2019年、ミラクル・フィルムズ、マックス・マニックス監督) - 佐藤秀典役
  • Fukushima50 (2020年、東宝、若松節朗監督) - 伊崎父役(回想)
  • サイレントトーキョー (2020年、東映、波多野貴文監督) - ハンドラー役

テレビドラマ

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舞台

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  • 鞄(2001年、荒井琢呂演出)(ミッドタウン国際演劇祭最優秀賞受賞)
  • 命を弄ぶ男二人(2005年、小川絵梨子演出)(フリンジ国際演劇祭正式出展作品)
  • ONCE(2006年)
  • ダンスレッスン(2006年、荒井琢呂演出)
  • Another Sketch of Mind (2011年、小川絵梨子演出)
  • ミュージカル 流れる雲よ(2012年、2013年、2014年、2015年)
  • ミュージカル WAYOUT(2014年、2015年、大塚幸汰演出)
  • ミュージカル DAICHI(2016年、2017年、本藤起久子演出)
  • ミュージカル DAICHI オンラインコンサート(2020年、本藤起久子演出)

CM

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  • 2003年 - サイバーソニック(電動歯ブラシ)
  • 2003年 - モヒガン サン(カジノ)
  • 2004年 - NTT ドコモ USA
  • 2007年 - フリック・コレクション美術館
  • 2008年 - eSpinner(ワークアウト ビデオ)

脚注

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  1. ^ プロフィール - TMコーポレーション(アーカイブ)

外部リンク

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