小手指車両基地
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(小手指検車区から転送)
小手指車両基地 | |
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小手指車両基地 (2007年11月) | |
基本情報 | |
所在地 | 埼玉県所沢市小手指町 |
鉄道事業者 | 西武鉄道 |
所属略号 | 小 |
最寄駅 | 小手指駅 |
管轄路線 | 池袋線 |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 64,930 m2 |
構内線路延長 | 8,351.6 m |
洗浄線本数 | 1本 |
その他設備 |
ピット線:2本(列車検査線・月検査線/各210m) 修繕線:2本(各67.5m) 天井走行クレーン (5t) :1基 車輪転削盤:1台 汚物処理施設 等 |
最大収容両数 | 346両 |
鉄道ピクトリアル884号より |
小手指車両基地(こてさししゃりょうきち)は、埼玉県所沢市小手指町にある西武鉄道の車両基地である。
概要
[編集]西武鉄道の車両基地の中では最大規模である。池袋線小手指駅に近接している。夜間早朝は、所属係員2名が保谷電留線(旧保谷車両管理所)に待機し、ラッシュ時等の営業線対応にあたる。
運用の都合上、東京地下鉄・東急電鉄・横浜高速鉄道の車両が車庫に滞在することがある。また、池袋線所沢駅始終着列車の中には、当車両基地との間で回送列車となった上で出入庫するものが一定数ある。
10両編成3本を縦列で留置できるのが特徴で、飯能方の終端から「新線」「オク」「アタマ」と呼び区別される[1]。
沿革
[編集]- 1966年(昭和41年)5月16日 - 小手指検車区として開設[1]。当時の収容両数は150両で、所属車両は電気機関車10両を含め124両[1]。
- 1967年(昭和42年)5月 - 西武秩父線開業を控えて留置線5本が完成し、収容両数が250両へ拡大[1]。
- その後も順次拡張が行われ、1992年4月までに収容両数は346両となっている。
- 1970年(昭和45年)11月20日 - 電気機関車は所沢検車区へ転属、以降は電車のみを担当する[1]。
- 1973年(昭和48年)12月1日 - 鉄道現業名称変更により、小手指車両管理所へ改称[1]。
- 2000年(平成12年)3月 - 保谷車両管理所が廃止、保谷電留線として当小手指車両管理所の所属となる[1]。
- 2001年(平成13年)7月9日 - 組織改正で池袋線車両所小手指車両基地となる[1]。
- 2007年(平成19年)2月10日 - 「Valentine 小手指車両基地Day」として一般公開された。イベントでは池袋線の車両のほかに東京メトロ07系電車も展示された。
所属車両
[編集]2024年4月1日現在[2]
- 001系 - 8両編成7本
- 40000系 - 10両編成6本(全て0番台)
- 20000系 - 8両編成4本
- 6000系 - 10両編成18本(0番台10本・50番台8本)
- 新101系 - 4両編成4本(全てワンマン車)
- 8500系 - 4両編成3本
以上356両
AGT車両である山口線(レオライナー)用の8500系は当車両基地所属の扱いだが、実際の整備は山口車両基地にて行っている。
30000系、新2000系については上記時点で池袋線車両の全編成が武蔵丘車両基地所属となっている。
40000系(0番台)に関しては、2020年4月1日の転属[3]より新宿線運用分も当基地の所属となっている。当基地から2本が常に玉川上水へ貸し出されている状態となり、相殺処置として玉川上水から当基地には20000系(10両編成)1本が貸し出されている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『鉄道ピクトリアル』 鉄道図書刊行会
- 大久保洋一 「車両管理所の概要」1992年5月臨時増刊号(通巻560号) pp.51 - 55
- 鳥居武徳 「車両所の概要」 2002年4月臨時増刊号(通巻716号) pp.53 - 57
- 渡辺晃一「車両所の概要」2013年12月臨時増刊号(通巻884号) pp.69 - 75
- 『鉄道ダイヤ情報』 交通新聞社
- 楠居利彦 「西武鉄道車両編成表」 2011年2月号(通巻322号) pp.54 - 57