対称操作
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結晶学における対称操作とは、格子点を不変にする操作である。 対称操作には次のものがある。
ただし、並進操作と回転操作には対称操作でないもの存在する。
対称操作
[編集]並進操作
[編集]並進操作は以下で表される。
ここでは整数、は基本単位格子を表すベクトル。
回転操作
[編集]回転操作は、ある軸まわりに
だけ格子を回転した後、まったく同一の格子に重なるような操作をいう。 またこのときの軸をn回回転軸と呼ぶ。 5回、7回などの回転軸は並進操作と両立しないことに注意。
反転操作
[編集]反転操作は、反転中心に関して次の座標変換をもたらす。
鏡映操作
[編集]鏡映操作は、文字通り点Aを面m(鏡映面)について面対称な点A'に移動させる。
参考文献
[編集]- 今野 豊彦『物質の対称性と群論』共立出版、2001年。ISBN 978-4320034099。