宮下酒造
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 |
宮下酒造 MSB |
本社所在地 |
日本 〒703-8258 岡山県岡山市中区西川原184 |
設立 | 大正11年(1922年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6260001004753 |
事業内容 |
酒類製造・販売 レストラン・ショップの経営 |
代表者 | 代表取締役 宮下武一郎 |
資本金 | 3000万円 |
従業員数 | 50 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
宮下酒造株式会社(みやしたしゅぞうかぶしきがいしゃ)は、岡山県岡山市中区西川原にある酒類製造・販売業者[2]。代表銘柄である「極聖」は[3]、IWCの「SAKE部門」においてゴールドメダルを複数回獲得[4][5]、全国新酒鑑評会でも金賞を複数回受賞している[3][6]。
沿革
[編集]1915年(大正4年)、岡山県玉野市において宮下亀蔵、元三郎兄弟により創業[7]。清酒の製造を開始する[8]。
1967年(昭和42年)、岡山市西川原に蔵を移転。近くには岡山三大河川のひとつである旭川があり、伏流水を汲み上げて仕込み水に使用している[7]。
1974年(昭和49年)、日本酒「極聖」(きわみひじり)の醸造を開始[7]。
1995年(平成7年)、地ビール「独歩」(どっぽ)の製造を開始[7]。クラフトビールの製造を始めたのは全国では9番目、中国地方では1番目であった[9]。
2006年(平成18年)、岡山大学農学部が栽培した米(アケボノ)を使用して製造した日本酒「おお岡大」の販売を開始[10]。
2015年(平成27年)、創業100周年を記念し、観光酒蔵「酒工房独歩館」をオープン。酒蔵の見学や、ウィスキーの蒸留器を見ながらの飲食が可能な施設である[8]。
2020年(令和2年)、新型コロナウイルス感染症流行の影響で入手困難となった消毒用アルコールの代替品として使用できる高濃度スピリッツ「酒蔵スピリッツ AL48」の製造・販売を開始[11]。
評価
[編集]2016年(平成28年)に販売を開始した「クラフトジン岡山」は米焼酎をベースに醸造され[12]、日本産のクラフトジンの草分けといわれている[13][14]。
市販酒を対象とした「SAKE COMPETITION 2018」では、吟醸部門で「極聖 大吟醸」が第1位を獲得した[15][16]。
主な銘柄
[編集]- 日本酒[3]
- 極聖(きわみひじり)
- 楽聖(らくせい[17])
- MIYASHITA ESTATE
- 古酒 永久の輝(えいきゅうのかがやき)
- 備前児島酒
- おお岡大[注 1]
- 夢二宵待草
- 夢二旅情
- 瀬戸の魚島
- 純米桃にごり
- 奇跡のにごり酒 木村物語
- 地ビール[19]
- 独歩(どっぽ)
- 倉敷麦酒
- 焼酎[20]
- 芋焼酎
- 芋じゃがぁ
- おお岡大
- 麦焼酎
- 麦じゃがぁ
- シェリー樽貯蔵 初代亀蔵(赤)
- 米焼酎
- 米じゃがぁ
- 黒麹仕込み 黒備前
- 白麹仕込み 白備前
- 長期樫樽貯蔵 男の勲章
- シェリー樽貯蔵 初代亀蔵
- 極聖 粕とり焼酎
- その他
- 本格焼酎 備前黒皮 かぼちゃ焼酎
- 岡山美咲町誕生10周年記念焼酎 棚田米とそば 美咲
- リキュール[23]
- ジントニック
- ウォッカレモンサワー
- ウイスキー岡山ハイボール
- 白桃のお酒
- マスカットのお酒
- 岡山いちご
- ぴおぅね酎
- しぃくゎ酎
- たまの藤ロマン
- 梅酒
- ゆず酒
- ウイスキー[24]
- シングルモルトウイスキー
- シングルカスクウイスキー
- ウイスキー岡山ハイボール
- スピリッツ[25]
- 酒蔵スピリッツ AL78
- クラフトウォッカ 晶光
- クラフトジン岡山
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Miyashita Sake Brewery”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “会社概要”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c “日本酒 極聖”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “【速報】IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2018「SAKE部門」のトロフィー受賞酒が発表されました!”. SAKETIMES (2018年5月18日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “【速報】IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2019「SAKE部門」のメダル受賞酒が発表されました!”. SAKETIMES (2019年5月8日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “金賞”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c d “宮下酒造の歩み”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b “岡山に観光酒蔵施設「酒工房 独歩館」 宮下酒造100周年、酒文化を世界へ”. 岡山経済新聞 (2017年7月24日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ “クラフトビール醸造設備一新 宮下酒造がお披露目”. 日本経済新聞 (2019年3月13日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2019年1月15日). “日本酒「おお岡大」静かな人気 学生歌にちなみ命名”. 産経ニュース. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “高濃度アルコール酒で消毒を 宮下酒造が生産開始、一般販売へ:山陽新聞デジタル|さんデジ”. 山陽新聞デジタル|さんデジ (2020年4月20日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年11月30日). “「クラフトジン」、国内でも参入相次ぐ 手作り感ある高級酒へ”. 産経ニュース. 2021年1月11日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年3月11日). “クラフトジン市場が活性化 地方だけでなく大手も参入”. 産経ニュース. 2021年1月11日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年12月5日). “クラフトジン市場が急拡大 地元食材・自前の酒、こだわりの味”. SankeiBiz. 2021年1月11日閲覧。
- ^ “寫樂じゃなくて、そっち…!?「世界一の日本酒」を決めるコンペで意外な「返り咲き」蔵元の心境は?”. GetNavi web ゲットナビ (2018年6月27日). 2021年1月11日閲覧。
- ^ “歴代受賞酒-SAKE COMPETITION”. sakecompetition.com. 2021年1月11日閲覧。
- ^ ““酒を楽しみ 酒の聖(せい)なるを知る”『純米大吟醸 楽聖(らくせい) 雄町米 一割五分磨き』新発売”. www.atpress.ne.jp (2017年10月2日). 2021年1月10日閲覧。
- ^ 岡山大学学歌・岡山大学学生歌 (PDF) 2021年1月11日閲覧。
- ^ “地ビール 独歩・倉敷麦酒”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “焼酎”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “岡山米焼酎 野風増 720ml”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “本格米焼酎 鬼神温羅 シェリー樽貯蔵原酒44度 720ml”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “リキュール”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “ウイスキー”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
- ^ “スピリッツ”. 宮下酒造株式会社. 2021年1月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 宮下酒造 (@msbcojp) - X(旧Twitter)
- 宮下酒造株式会社 (msbcojp) - Facebook