日本海洋資格センター九州海技学院
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(宇城市立九州海技学院から転送)
九州海技学院本館 (旧宇土郡役所庁舎) | |
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情報 | |
旧名称 | 宇土郡役所 |
用途 | 日本海洋資格センター社屋 |
旧用途 | 官公庁舎 |
構造形式 | 木造平屋建 |
建築面積 | 260 m² 九州海技学院本館(旧宇土郡役所庁舎) |
状態 | 現存 |
階数 | 1階(平屋) |
竣工 | 1902年 |
改築 | 1988年 |
所在地 |
〒869-3207 熊本県宇城市三角町三角浦1193 |
座標 | 北緯32度37分22秒 東経130度27分32秒 / 北緯32.62278度 東経130.45889度座標: 北緯32度37分22秒 東経130度27分32秒 / 北緯32.62278度 東経130.45889度 |
文化財 | 国登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2007年5月15日 |
備考 | 九州海技学院(旧宇土郡役所)正門及び石垣も同日登録 |
日本海洋資格センター九州海技学院(にほんかいようしかくセンターきゅうしゅうかいぎがくいん)、熊本県宇城市にある海事教育機関である。旧三角町により1957年に開設し、宇城市発足後は2014年3月31日まで宇城市によって運営されていた全国唯一の公立海事教育機関であった。同年4月1日より株式会社日本船舶職員養成協会西日本(略称:JEIS西日本、2019年に株式会社日本海洋資格センター(略称:JML)に社名変更)に運営を引き継がれた。
沿革
[編集]- 1956年4月 - 三角航海機関学院として発足[1]
- 1957年 - 三角町立九州海技学院設立
- 2005年1月15日 - 宇城市発足に伴い、宇城市立九州海技学院に改称[2]
- 2014年
- 2019年 - JEIS西日本が日本海洋資格センターへ社名変更。日本海洋資格センター九州海技学院と改称
実施講習
[編集]- 海技士受験講習
- 海技士養成講習(六級一種)(六級二種)
- 海技免状、操縦免許証失効再交付講習
- 海技免許講習
- 特殊無線技士講習
九州海技学院本館
[編集]九州海技学院本館は、宇土郡の郡役場として1902年に竣工された。1926年に郡制が廃止された後、三角町役場となった。1943年には、日本陸軍の暁部隊の拠点となり[4]、1946年から1947年までには有明中学校(旧制中学校)校舎として使用された[5]。1957年に三角町立九州海技学院が設立され、当学院の校舎として利用されてきた[4]。2019年より日本海洋資格センターが九州海技学院を引き継いでいる。木造平屋建ての洋風の建屋であり、外壁は漆喰により石造に見せている。アーチのついた縦長の窓があり、屋根にはドーマー窓を設置している。同時に建造された門柱・石垣とともに国の登録有形文化財に登録されている。
脚注
[編集]- ^ a b 宇城市 (2014年3月27日). “海技士養成と地域振興の両立のために〜九州海技学院閉校式”. 2014年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。
- ^ 宇城市. “宇城市立九州海技学院条例〔九州海技学院)”. 2012年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。 “附則(施行期日)1 この条例は、平成17年1月15日から施行する。”
- ^ 宇城市 (2014年3月1日). “宇城市立九州海技学院の閉校について”. 2014年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。
- ^ a b 宇城市 (2010年2月24日). “宇城市立九州海技学院(旧宇土郡役所)”. 2013年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月30日閲覧。
- ^ 東海大学. “英世学園有明中学校の設置認可”. 2023年11月30日閲覧。
参考文献
[編集]- 田辺哲夫「旧宇土郡役所(九州海技学院)」『熊本の造形美』熊本日日新聞社、熊本県〈熊本の風土とこころ:4〉、70頁。
外部リンク
[編集]- 九州海技学院 | 日本最大級の船舶免許教習所 JML日本海洋資格センター
- 九州海技学院本館(旧宇土郡役所庁舎) - 文化遺産オンライン
- 九州海技学院正門及び石垣(旧宇土郡役所正門及び石垣) - 文化遺産オンライン