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台北市婦女救援基金会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
婦女救援基金会から転送)

台北市婦女救援基金会(たいぺいしふじょきゅうえんききんかい、中国語: 台北市婦女救援基金會英語: Taipei Women's Rescue Foundation; TWRF)とは、中華民国台湾)の女性団体である[1]

団体側は婦女救援基金会中国語: 婦女救援基金會)と表記している[2]

概要

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第二次世界大戦中、日本統治時代の台湾慰安婦として日本軍により性的搾取されたとされる女性への支援活動を行っている。慰安婦問題の解決と和解を日本国政府に訴える運動や各国の慰安婦問題に取り組む団体との連携もおこなっており、2014年に当時内閣総理大臣であった安倍晋三慰安婦問題強制性否定発言にも抗議声明を出した[2]

韓国をはじめ行われている日本軍『慰安婦』問題解決全国行動(水曜デモ)を日本台湾交流協会台北事務所前で行っている[3]。また、毎年8月14日を「814国際慰安婦記念日」とした抗議デモも同事務所前で行っている[4][5]

活動歴

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  • 1998年 - 慰安婦経験者らのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画「阿嬤的秘密」(おばあさんの秘密)を制作、その年の金馬奨(台湾版アカデミー賞)で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した[6]
  • 2011年12月15日 - 水曜デモ1000回記念抗議集会を開催した[7]
  • 2012年 - ドキュメンタリー「阿嬤的春天」(おばあさんの春)の撮影が進行中[8]
  • 2016年12月10日 - 台湾で初となる慰安婦記念館「阿マの家 平和と女性人権館」を開館した[9]
  • 2020年11月11日 - 「阿マの家 平和と女性人権館」を一旦閉館[10]。2021年夏までに別の場所へ移転の上、再開館するとした[11]
  • 2021年
    • 3月29日 - 台湾で初となる、元慰安婦を主人公とした絵本「蘆葦花開」(ヨシの花が咲く)を出版[12]
    • 8月14日 - 同年10月に「阿マの家 平和と女性人権館」を再開館することを発表した[13]
    • 10月27日 - 「阿マの家 平和と女性人権館」の一般公開を再開。11月25日まではプレオープン期間とした[14]
  • 2023年5月23日 - 台湾で最後となる元慰安婦が死去したと発表[15]

脚注

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  1. ^ 慰安婦問題の直視を 女性団体、日本政府に要求/台湾”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2017年8月14日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  2. ^ a b 婦援聲明 ─ 針對《朝日新聞》撤回「慰安婦」相關報導一事之回應 (日文版)”. 婦女救援基金會 (2014年10月17日). 2021年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月20日閲覧。
  3. ^ 台北の「600回水曜デモ」”. 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  4. ^ 814國際慰安婦紀念日 外交部籲日正視我方訴求”. 自由日報 (2019年8月14日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  5. ^ 台湾、豪州でも慰安婦問題の抗議活動”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2019年8月14日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  6. ^ 大事紀”. 婦女救援基金會. 2021年7月30日閲覧。
  7. ^ 慰安婦「水曜デモ」は千回目、台湾でも”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2011年12月15日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  8. ^ 従軍慰安婦ドキュメンタリーの撮影が進行中”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2012年1月17日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  9. ^ 台湾初の慰安婦記念館が開館”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2016年12月10日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  10. ^ 台北の慰安婦記念館、11月に閉館へ 続く赤字にコロナが追い打ち/台湾”. フォーカス台湾 (2020年7月6日). 2020年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  11. ^ 11月閉館の慰安婦記念館、新たな場所で再開へ 遅くとも来夏を予定/台湾”. フォーカス台湾 (2020年8月14日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  12. ^ 元慰安婦を主人公にした絵本、支援団体が発表 台湾初”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2021年3月29日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
  13. ^ 歴史教材に「慰安婦」盛り込みを 人権団体が訴え「台湾史の一部」”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2021年8月15日). 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月6日閲覧。
  14. ^ 台北の慰安婦記念館、移転して一般公開再開/台湾”. フォーカス台湾 (2021年10月27日). 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月29日閲覧。
  15. ^ 台湾最後の元慰安婦が死去 外交部「日本政府に謝罪と賠償求め続ける」”. フォーカス台湾. 中央通訊社 (2023年5月23日). 2023年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月24日閲覧。

外部リンク

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