グランスノー奥伊吹
グランスノー奥伊吹 | |
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GRANSNOW OKUIBUKI | |
所在地 |
〒521-0301 滋賀県米原市甲津原奥伊吹[1] |
座標 | 北緯35度31分18秒 東経136度23分30秒 / 北緯35.52167度 東経136.39167度座標: 北緯35度31分18秒 東経136度23分30秒 / 北緯35.52167度 東経136.39167度 |
旧名 | 奥伊吹スキー場[2][3][4] |
運営者 | 奥伊吹観光[5][6][7] |
管理者 | 奥伊吹森林レクリエーション[8] |
開業日 | 1970年[2][7] |
標高 | 1,250[1] m - 700[1] m |
標高差 | 550[1] m |
最長滑走距離 | 2,500[1] m |
最大傾斜 | 46[1][5]度 |
コース数 | 14[1]本 |
コース面積 | 60 ha |
索道数 | 9[1]本 |
テレインパーク |
ワンメイク ボックス、レール |
降雪量 | 50cm(2021年12月18日時点)[1] |
人工降雪 | 有[1][7] |
ナイター営業 | 無[1][7] |
営業期間 |
12月18日 - 4月13日 (2021年-2022年シーズン)[1] |
公式サイト | www.okuibuki.co.jp |
グランスノー奥伊吹(グランスノーおくいぶき)は、滋賀県米原市甲津原奥伊吹にあるスキー場である[2][9]。奥伊吹観光が運営している[5][6][7][9]。
概要
[編集]1970年(昭和45年)に開業[7][9][10]。当初の名称は奥伊吹スキー場(おくいぶきスキーじょう)[3][4][5]。2019年(平成31年・令和元年)に開業50周年を迎えるにあたり、同年名称を「グランスノー奥伊吹」に変更した[3]。
関西最大級のゲレンデを公称しており[1][4]、乗用車・鉄道ともにアクセスがよく、京阪神・中京圏からの日帰りスキーヤーが多いのも特徴となっている[7][9][10]。2021年度(令和3年度)シーズンは、過去最多となる約24万5千人の来場者数を記録した[1][7][9][10]。
スキー営業時以外のグリーンシーズンにはモーターパーク(サーキット、主にジムカーナ・ドリフト競技)を営業しており[11][12][13][14]、コースは日本自動車連盟(JAF)の公認コースとなっている。なお、かつては宿泊施設を併設していたが、2014年(平成26年)に廃止して日帰り客に特化した営業戦略に転換している[9][10]。
コース
[編集]全14コースが設置されている[1][7]。日本のスキー場では日本一となる46度の斜度を有するコースもある。現在のコースは以下のとおり。
コース名 | 滑走距離 | 最大斜度 | 平均斜度 | レベル |
---|---|---|---|---|
ビギナーゲレンデ | 200m | 10度 | 10度 | 初級 |
ファミリーゲレンデ[1] | 400m | 13度 | 10度 | 初級 |
バラエティーゲレンデ | 900m | 20度 | 13度 | 初級 |
パラダイスゲレンデ[1] | 650m | 18度 | 13度 | 初級 |
スカイビューコース | 300m | 20度 | 13度 | 初級 |
ダイナミックコース | 600m | 25度 | 23度 | 中級 |
テクニカルコース[1] | 700m | 27度 | 24度 | 中級 |
アルペンコース | 600m | 25度 | 18度 | 中級 |
チャレンジコース | 350m | 30度 | 25度 | 中級 |
天狗岩コース | 900m | 30度 | 22度 | 中級 |
モンブラン | 500m | 30度 | 25度 | 上級 |
チャンピオンコース | 500m | 33度 | 30度 | 上級 |
Heavenly46°[1] | 400m | 46度 | 43度 | 上級 |
キッズパーク[1] | 150m | 8度 | 8度 | 子ども向け |
リフト
[編集]全9基(クワッドリフト1本・トリプルリフト1本・ペアリフト7本)が設置されている[1]。
2018年(平成30年)に日本最速となる高速リフトを導入した(翌年のシーズンから稼働)[15][16]。メインゲレンデの「バラエティーゲレンデ」に設置されており、秒速5 mで約800 mの距離を約2分30秒で結んでいる[15]。
また、2022年度(令和4年度)シーズンには全18か所のリフトのゲートに自動改札機をアジアで初めて導入している[7][9][10]。
施設
[編集]各施設の詳細は、公式サイトの施設紹介を参照。
- センターハウス:フードコート(2階)を併設。
- フードパークピステ:2022年(令和4年)に約40年ぶりにレストランをリニューアルした[7][9][10]。
- 第1ロッジ
- レンタルハウス
- 駐車場:2700台(24時間駐車可能、有料)[1]
交通アクセス
[編集]- 公共交通機関(鉄道)
下記の駅より無料のシャトルバスが運行されている(スキーシーズンのみ、乗車には予約が必要)。
- 東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線 近江長岡駅よりシャトルバスで約30分[1]。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・近江鉄道 米原駅(東口)よりシャトルバスで約55分(近江長岡駅経由)[9]。
奥伊吹観光株式会社
[編集]奥伊吹観光株式会社(おくいぶきかんこう)は、グランスノー奥伊吹(旧奥伊吹スキー場)の運営企業[17]。スキー場所在地に本社を置いている。
2019年(令和元年)には、賤ヶ岳リフト(滋賀県長浜市木之本町)[11]の運営を近江鉄道[18]から譲渡[8][11][19]。同年7月6日に運行を再開した[8][20]。賤ヶ岳リフトについての詳細は公式サイトを参照。このほかの主な運営施設は以下のとおり(出資会社などが運営する施設も含む)。
- グリーンパーク山東(キャンプ場、滋賀県米原市池下)
- 奥伊吹水力発電所(小水力発電) - グランスノー奥伊吹敷地内に設置、奥伊吹水力発電合同会社(関西電力グループのKANSOテクノスとの共同出資)が運営[6][21][22]。関西電力送配電に売電している。
- 道の駅近江母の郷 - 奥伊吹観光をはじめとするコンソーシアム「奥伊吹SPC株式会社」が指定管理者として運営(詳細は当該項目を参照)。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 『ニッポンのゲレンデ 2023』実業之日本社、2022年12月24日、148頁。ISBN 978-4-408-06418-5。
- ^ a b c 『ついに開業「50周年」!!今シーズンは「奥伊吹スキー場」から「グランスノー奥伊吹」へと名称変更して「12月14日」(土) に オープン決定!!』(プレスリリース)奥伊吹観光、2019年11月21日 。2020年2月20日閲覧。
- ^ a b c “平尾市長の活動スナップ(2019年12月1日から12月10日)”. 米原市政策推進部秘書室 (2020年1月16日). 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c SURF&SNOW グランスノー奥伊吹(旧名称 奥伊吹スキー場)
- ^ a b c d “【滋賀】滑走最大斜度46度 奥伊吹スキー場に新コース”. 中日旅行ナビぶらっ人 (2011年1月6日). 2019年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c “スキー場に小水力発電所 滋賀・奥伊吹、傾斜を活用”. 日本経済新聞. (2020年12月25日) 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “米原「グランスノー奥伊吹」営業開始、40年ぶりにレストラン刷新”. 長浜経済新聞 (2022年12月22日). 223-01-17閲覧。
- ^ a b c 『令和元年度 鉄道要覧』電気車研究会・鉄道図書刊行会、2019年10月2日、446頁。ISBN 978-4-88548-132-1。
- ^ a b c d e f g h i “「グランスノー奥伊吹」で今季の営業開始 レストランを大リニューアル 最多入場者数を更新中”. 産経ニュース. (2022年12月16日) 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c d e f “滋賀・米原 人気のスキー場が今季も積極的な設備投資”. NHK 関西 NEWS WEB (2023年1月2日). 2023年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月17日閲覧。
- ^ a b c 『【賤ヶ岳リフト】の運営再開が決定!奥伊吹スキー場の運営を行う奥伊吹観光 (株)が再開に向けて始動へ。』(プレスリリース)奥伊吹観光、2019年5月29日 。2020年2月20日閲覧。
- ^ “迫力ドリフトに歓声 米原でD1GP”. 中日新聞Web. (2022年6月12日). オリジナルの2022年6月11日時点におけるアーカイブ。 2023年1月17日閲覧。
- ^ “【週末レースクイーン (468)】佐々木萌香、FDJ第4戦・奥伊吹でリタイアした311号車の分までTeam Orangeを応援!”. サンケイスポーツ. (2022年9月10日) 2023年1月17日閲覧。
- ^ “ドリフト走行イベントで車が防護柵に衝突、観客2人負傷…カーブを曲がりきれず?”. 読売新聞オンライン. (2022年9月24日). オリジナルの2022年9月24日時点におけるアーカイブ。 2023年1月17日閲覧。
- ^ a b グランスノー奥伊吹 日本最速リフト
- ^ “「奥伊吹スキー場」が「グランスノー奥伊吹」に改称、12月14日オープン”. トラベルWatch (2019年11月21日). 2023年1月17日閲覧。
- ^ “滋賀)ふるさとづくり大賞の奥伊吹観光 米原市長を表敬”. 朝日新聞デジタル. (2020年1月28日). オリジナルの2020年1月29日時点におけるアーカイブ。 2023年1月17日閲覧。
- ^ “運休中の滋賀・長浜の賤ケ岳リフト 復旧工事費めどつかず 近江鉄道と自治会が協議”. 産経ニュース. (2018年4月19日) 2020年2月20日閲覧。
- ^ “賤ケ岳リフト 7月に営業再開、奥伊吹観光が運営”. 日本経済新聞. (2019年6月21日) 2020年2月20日閲覧。
- ^ “滋賀)賤ケ岳リフトが再開 土砂崩れで昨春停止”. 朝日新聞デジタル. (2019年7月7日). オリジナルの2019年7月7日時点におけるアーカイブ。 2023年1月17日閲覧。
- ^ “砂防ダムを利用した水力発電所、米原で起工 22年稼働へ”. 中日新聞Web. (2020年7月31日). オリジナルの2020年10月23日時点におけるアーカイブ。 2023年1月17日閲覧。
- ^ “滋賀経済NOW 奥伊吹観光株式会社”. びわ湖放送 (2022年7月2日). 2023年1月17日閲覧。
関連項目
[編集]- 日本のスキー場一覧
- 御手洗菜々(TBSテレビアナウンサー) - 入社前(関西学院大学への在学中)に「ゲレンデDJ」を務めていた。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- グランスノー奥伊吹 - 滋賀・びわ湖観光情報
- グランスノー奥伊吹&モーターパーク (@okuandibu) - X(旧Twitter)
- グランスノー奥伊吹 (okuibuki) - Facebook
- グランスノー奥伊吹 (@okuibuki_ski) - Instagram
- グランスノー奥伊吹公式チャンネル - YouTubeチャンネル