天神社 (奈良市高畑町)
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(奈良町天神社から転送)
天神社 | |
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天神社 | |
所在地 | 奈良県奈良市高畑町1049 |
位置 | 北緯34度40分41.93秒 東経135度50分12.62秒 / 北緯34.6783139度 東経135.8368389度座標: 北緯34度40分41.93秒 東経135度50分12.62秒 / 北緯34.6783139度 東経135.8368389度 |
主祭神 |
少彦名命 菅原道真公 |
社格等 | 旧村社、神饌幣帛料供進社[1] |
創建 | 承保五年(1078年) |
本殿の様式 | 一間社春日造桧皮葺 |
例祭 | 10月10日 |
地図 |
天神社(てんじんしゃ)は、奈良県奈良市高畑町にある神社。奈良町天神社とも呼ばれる。北天満の天神社で、境内地は約1,000平方メートル。
祭神
[編集]本殿
[編集]歴史
[編集]略縁起では、承保5年(1078年)の草創とされている。後に、元興寺禅定院鎮護の社、興福寺大乗院の鎮守社となった[2]。祭神はもともと少彦名命であるが、この神は手間天神(てまのあまつかみ)という別名を持つことより、一般にてまてんじんと呼ばれた。後に奈良のゆかりの菅原道真公を相殿に祀るようになった。社伝によると、道真が祀られたのは平安時代、白河天皇の御世であったという。
嘉吉元年(1441年)5月6日、猿楽が執り行われた。享保五年(1720年)10月24日夜、天満宮が焼失し、同6年5月に造替されている。
祭事
[編集]氏子関係の町で四組を編成し、年番を持ち回りする。秋祭礼には渡御行列があり、5月5日の節句には舞楽が奉納されていた。
境内
[編集]本殿
[編集]一間社春日造・桧皮葺で、江戸時代中期の建築だが細部に古い様式をそなえる。
拝殿
[編集]桁行二間・梁行一間の向拝唐破風造・桧皮葺・瓦棟で、これも江戸時代中期の建築である。
御廊
[編集]割拝殿のように馬道をつけており、社務所として利用されている。桁行八間・梁行二間・切妻造・本瓦葺の、江戸時代中期の建築である。
ギャラリー
[編集]-
拝殿
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境内社浅間社
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境内社秋葉社
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末社中央にある池
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末社柿本社
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末社稲荷社
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末社住吉社
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10月例祭渡御風景
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神輿
境内社
[編集]- 境内社
- 末社
境内東の一段低いところに、池を中心に配置。
現地情報
[編集]- 所在地
- 交通アクセス
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 天神社略縁起
- 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p81
- 奈良県史編集委員会 編『奈良県史 5 神社』名著出版、1989年。