四日市火力発電所
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(四日市バイオマス発電所から転送)
四日市火力発電所 | |
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四日市火力発電所(2013年撮影) | |
正式名称 | 株式会社JERA四日市火力発電所 |
国 | 日本 |
所在地 | 三重県四日市市三郎町1 |
座標 | 北緯34度58分25.4秒 東経136度38分49.5秒 / 北緯34.973722度 東経136.647083度座標: 北緯34度58分25.4秒 東経136度38分49.5秒 / 北緯34.973722度 東経136.647083度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 |
1号機:1963年 2号機:1963年 3号機:1963年 4号系列:1988年 |
運転終了 |
1号機:2017年12月26日 2号機:2017年12月26日 3号機:2018年12月19日 |
事業主体 | JERA |
発電所 | |
主要動力源 | LNG |
二次動力源 | LPG(4号系列のみ) |
発電機数 | 6基 |
熱効率 | 4号系列:47.3%(LHV) |
コンバインド サイクル発電 | 4号系列:CC方式採用 |
発電量 | |
定格出力 |
総出力:58.5万kW 4号系列:58.5万kW |
最大出力 | 4号系列:60.095万kW |
ウェブサイト 四日市火力発電所 | |
2019年4月1日現在 |
四日市火力発電所(よっかいちかりょくはつでんしょ)は、三重県四日市市三郎町1番地にあるJERAの天然ガス火力発電所。
概要
[編集]1963年に1〜3号機が運転を開始、1988年に4号系列が増設された。4号系列は中部電力として初めてコンバインドサイクル発電方式を採用した。
1〜3号機の使用燃料は当初重油だったが、ナフサ、原油を経て、現在はLNGを使用している。なお、4号系列は5軸中2軸にLPGが使用出来るように建設されている。[1]
1、2号機は2016年4月より長期計画停止となり、2017年12月26日に廃止された[2]。3号機は、2018年12月19日に廃止された[3]。
2019年4月、中部電力からJERAに移管された。
2020年5月8日、四日市火力発電所構内において、中部電力がバイオマス発電所の営業運転を開始した。
発電設備
[編集]- 4号系列(2021年4月から長期計画停止中)
- 発電方式:1,100℃級コンバインドサイクル発電(Combined Cycle)方式
- 定格出力:58.5万kW(11万7000kW × 5軸)*
- ガスタービン:7万9,440kW × 5軸[5]
- 蒸気タービン:4万750kW × 5軸
- 使用燃料:LNG、LPG
- 熱効率:47.3%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1988年
- * コンバインドサイクルは気温の変化で出力が増減するため、気温9℃を下回れば最大58.5万kWとなるよう運転される。[1]
廃止された発電設備
[編集]- 1号機(廃止)
- 定格出力:22万kW
- 使用燃料:LNG(過去には重油、ナフサ、原油も使用)
- 営業運転期間:1963年 - 2017年12月26日
- 2号機(廃止)
- 定格出力:22万kW
- 使用燃料:LNG(過去には重油、ナフサ、原油も使用)
- 営業運転期間:1963年 - 2017年12月26日
- 3号機(廃止)
- 定格出力:22万kW
- 使用燃料:LNG(過去には重油、ナフサ、原油も使用)
- 営業運転期間:1963年 - 2018年12月19日
四日市バイオマス発電所
[編集]四日市バイオマス発電所 | |
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現況 | 運転中 |
運転開始 | 2020年5月8日 |
事業主体 | 中部電力 |
発電所 | |
主要動力源 | 木質ペレット |
二次動力源 | パーム椰子殻 |
発電量 | |
定格出力 | 4.9万kW |
ウェブサイト 中部電力のバイオマス発電所 | |
2020年5月16日現在 |
四日市バイオマス発電所は、四日市火力発電所構内にある中部電力のバイオマス発電所。
2017年5月、再生可能エネルギーの開発の一環として、中部電力初となる木質バイオマス燃料100%専焼発電設備を新たに設置することが発表された[6]。
2018年5月、四日市バイオマス発電所の工事が着工され、2020年5月8日に営業運転が開始された[7]。
- 四日市バイオマス発電所
- 定格出力:4.9万kW
- 使用燃料:木質バイオマス(木質ペレット、パーム椰子殻)
- 着工:2018年5月1日
- 営業運転開始:2020年5月8日
トラブル
[編集]→詳細は「四日市瞬時電圧低下事故」を参照
2010年12月8日、当発電所構内にある変電所の開閉設備(4-5号発電機の154kV断路器)で不具合が発生し、愛知県の西部・三重県の北部及び岐阜県の西部を中心とした供給電力の電圧が瞬間的(0.07秒程度)に低下する事象が発生した。そのため当発電所から電力を供給している地域内の工場において生産ラインが停止するなどの被害が出た[8]。
出典
[編集]- ^ a b 中部電力(株)四日市火力発電所4号系列の計画について (PDF) ターボ機械1986年第14巻第9号
- ^ 渥美火力発電所1号機および四日市火力発電所1号機、2号機の廃止について 2017年12月26日
- ^ 『尾鷲三田火力発電所1・3号機および四日市火力発電所3号機の廃止について』(プレスリリース)中部電力株式会社、2018年12月19日 。2018年12月19日閲覧。
- ^ “四日市火力発電所”. JERA. 2020年5月16日閲覧。
- ^ 産業用大型ガスタービンの技術系統化調査 (PDF) 産業技術史資料情報センター
- ^ 四日市火力発電所バイオマス発電設備の開発計画について 2017年5月15日
- ^ “四日市バイオマス発電所の営業運転開始について - ニュース|中部電力”. 中部電力 (2020年5月8日). 2020年5月16日閲覧。
- ^ 「電圧低下0.07秒、大混乱 各地で操業停止、東芝100億円減収か 中部電力管内」2010年12月10日付朝日新聞朝刊、社会面39ページ