善光寺温泉駅
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(善光寺温泉東口駅から転送)
善光寺温泉駅 | |
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駅跡(2021年11月) | |
ぜんこうじおんせん | |
◄*茂菅 (2.9 km) (1.0 km) 裾花口► | |
所在地 | 長野県長野市広瀬 |
所属事業者 | 善光寺白馬電鉄 |
所属路線 | 善光寺白馬電鉄 |
キロ程 | 6.4 km(南長野起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)12月26日 |
廃止年月日 | 1944年(昭和19年)1月10日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
*1936年11月22日から当駅開業までの間、善光寺温泉東口駅が存在した(当駅から0.6 km先)。 |
善光寺温泉駅(ぜんこうじおんせんえき)は、かつて長野県長野市広瀬に存在した善光寺白馬電鉄の駅(廃駅)である。同線の廃止に伴い廃駅となった。
1936年(昭和11年)11月22日の善光寺白馬電鉄開通時に仮設の終着駅として善光寺温泉東口駅(ぜんこうじおんせんひがしぐちえき)が開業。その後正式な終着駅として開業したのが当駅である。
歴史
[編集]- 1936年(昭和11年)
- 1942年(昭和17年)12月17日:当駅 - 裾花口間の開通に伴い、中間駅となる。
- 1944年(昭和19年)1月10日:善光寺白馬電鉄の休線により休止。
- 1969年(昭和44年)7月9日:善光寺白馬電鉄の廃線により廃止。
駅周辺
[編集]駅は山間にあり、跡地付近には民家が少し建っている。当駅跡付近には湯の瀬ダムがあり、湯の瀬いとおしき発電所の建設が進められている(2024年時点)[1]。国道406号は裾花川の対岸を通るが、付近には橋が架けられていない。
善光寺温泉
[編集]駅名となった善光寺温泉は1995年7月に起こった県北部豪雨災害により一部土砂崩れで被災したものの[2]、1998年9月まで存在していた[3]。石川達三著『暗い嘆きの谷』の舞台であり[4]、一時期は竹村健一が経営していた。
戦時中には当旅館まで貞明皇后を護送し、付近にある同鉄道のトンネルを武器庫などとして使用する計画があった[5]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “湯の瀬いとおしき発電所(建設中)”. 長野県企業局. 2024年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月17日閲覧。
- ^ 「県北部豪雨災害 新たな地滑り…亀裂に緊張 長野・浅川、土手削られる」『信濃毎日新聞』1995年7月14日、夕刊 夕社会1面 2版、7面。
- ^ 『思い出で包む善白鉄道』88頁
- ^ 神子島健. “終戦期長野の山村疎開の諸相 ――石川達三「暗い嘆きの谷」を読む――” (PDF). 神子島 健. 2023年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月14日閲覧。
- ^ 「昭和史の空白(46)=敗戦「前夜」の長野憲兵隊 移転 ゲリラ戦想定、善光寺温泉へ」『信濃毎日新聞』1989年8月15日、朝刊 社会2面 9版、26面。