品川カブ
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品川カブ(しながわ かぶ)とは、東京都品川区の有志により復活された長カブ(蕪)で、江戸東京野菜の一つ。
概要
[編集]江戸時代に品川宿の周辺で栽培、食されていた漬物用の長カブ(蕪)の一種で、見た目は大根の様に長い。築地市場で「江戸野菜の復活」の取り組みを知った北品川の八百屋経営者[1]が2004年に調査を開始。江戸時代に書かれた農書『成形図説』の中にある品川カブの絵を元に、東京都小平市で「東京大長カブ」という形が良く似たカブを栽培していることを見つける。このカブを「品川カブ」として販売することは、『成形図説』の絵が根拠となって生産者や市場、江戸野菜の研究会から認められ、自社店舗での仕入れ販売を開始した。
2006年、有志グループ「品川宿なすびの花」を結成。2007年には福祉施設、学校、幼稚園、区民農園利用者らに種子を配布し、地元での栽培が始まった。食育の一環として栽培・収穫して給食の食材に使う小学校もある[2]。2012年12月以降、品評会が品川神社境内で行われている[3][4]。
商品展開
[編集]地元商店街ではまちおこしの一環として、品川カブを材料とした商品を開発・販売している。
その他
[編集]- 携帯ストラップ - 品川カブが彫られた物
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 江戸野菜の復興を目指す江戸っ子の八百屋さん[リンク切れ]
- ^ 特集 野菜をめぐる新しい動き 伝統野菜の実力(2) - 農林水産省
- ^ 第5回品川蕪品評会開催~私たちが丹精込めて作りました
- ^ 江戸野菜「品川カブ」に長蛇の列 神社で品評会『産経新聞』朝刊2017年12月26日(東京面)
外部リンク
[編集]- 台場小学校で品川カブの種まき - 品川区
- JA東京中央会