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南條早映

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南条早映から転送)
2021年世界選手権での南條
獲得メダル
日本の旗 日本
女子 レスリング・フリースタイル
世界選手権
2021 オスロ 57kg級
U-23世界選手権
2019 ブダペスト 57kg級
2022 ポンテベドラ 57kg級
アジア選手権
2017 ニューデリー 55kg級
世界ジュニア選手権
2017 タンペレ 55kg級
2019 タリン 59kg級
2018 トルナバ 59kg級
世界カデット選手権
2015 サラエボ 52kg級

南條 早映(なんじょう さえ、1999年7月15日 - )は、兵庫県出身の女子レスリング選手である。至学館大学卒。階級は55kg級。身長161cm[1]。叔父はリオデジャネイロオリンピック女子柔道代表チーム監督を務めた南條充寿[2]。3人兄妹であり、兄が2人いる。2022年4月より東新住建に入社し、レスリング部に所属[3]

来歴

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吹田市民レスリング教室に所属していた小学生時代には全国少年少女選手権大会で4度の優勝を飾った[4]。中学からは東京にあるJOCエリートアカデミーの所属となった[1]稲付中学1年の時に早くも全国中学選抜選手権で優勝すると、その後3連覇を果たした。全国中学生選手権全日本女子オープン選手権中学生の部では、2年の時からそれぞれ2連覇を達成した[1]

安部学院高校へ進学すると、1年の時にはサラエボで開催された世界カデット選手権52kg級で3位となった[1]。2年の時にはアジアカデット選手権とインターハイの56kg級で優勝すると、全日本選手権でも非オリンピック階級の55kg級決勝で至学館大学の角谷萌々果を5-2で破ってシニアの全国大会初優勝を飾った。この際に東京オリンピックは57kg級で出場を目指すと述べた[1][2]。続くヤリギン国際大会でシニアの国際大会初優勝を果たした[5]。3年の時にはアジア選手権の55kg級で優勝した[6]世界ジュニアでは準決勝まで圧勝するも、決勝ではキューバの選手に6-4で辛勝して優勝した[7]。2018年には至学館大学へ進学した。1年の時にはクリッパン国際大会、ワールドカップ 、ジュニアクイーンズカップジュニアの部で優勝した[1]。全日本選抜選手権と世界ジュニアでは2位だった[1]。2年の時には世界ジュニアで2年ぶり2度目の優勝を果たした[8]U-23世界選手権でも優勝を果たした[1][9]。全日本選手権では優勝した[1]。3年の時には全日本選手権で2連覇した[10]。4年の時には全日本選抜選手権で優勝した[1]世界選手権では準決勝で東京オリンピック銅メダリストのヘレン・マルーリスに4-6で敗れるも3位になった[11]。全日本選手権では2位だった[1]。2022年からは東新住建の所属となった[1]。U-23世界選手権では2度目の優勝を飾った[12]。全日本選手権では準決勝で世界チャンピオンである育英大学3年の櫻井つぐみを破るなどして優勝した[13]。2023年のアジア選手権で優勝した[1]。2023年6月の全日本選抜選手権では櫻井に2-5で敗れて2位だった[14]。7月の世界選手権57㎏級代表決定プレーオフでは櫻井から2ポイントを先取するも、終了直前に2ポイントを取り返されて内容差で敗れた[15]。続いて非オリンピック階級である世界選手権59㎏級代表決定プレーオフでは、57㎏級オリンピック2連覇の金城梨沙子に終了間際に逆転ちするなどして優勝した[16]世界選手権では準々決勝で敗れて、敗者復活戦に進めなかった[17]。全日本選手権では決勝で田南部夢叶を破って優勝した[1]

主な戦績

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以降は52kg級での戦績

  • 2014年 - 全国中学生選手権 優勝
  • 2014年 - 全日本女子オープン選手権(中学生の部) 優勝
  • 2014年 - 全国中学選抜選手権 優勝
  • 2015年 - クリッパン女子国際大会 カデットの部 2位
  • 2015年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 優勝
  • 2015年 - JOC杯カデットの部 3位
  • 2015年 - 世界カデット選手権 3位
  • 2015年 - 全日本女子オープン選手権(高校生の部) 優勝
  • 2015年 - 全日本選手権 5位(53kg級)
  • 2016年 - クリッパン女子国際大会 カデットの部 優勝(56kg級)
  • 2016年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 2位(56kg級)
  • 2016年 - JOC杯カデットの部 2位(56kg級)

以降は55kg級での戦績

以降は57kg級での戦績

(出典[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o JWF WRESTLERS DATABASE : 日本レスリング協会 南條早映
  2. ^ a b 南條早映、女子55キロ級で初の高校生V!叔父はリオ柔道女子監督…レスリング全日本選手権 スポーツ報知
  3. ^ 東新住建レスリング部に南條早映選手の入社内定が決まりました!”. 東新住建レスリング部. 東新住建 (2021年11月15日). 2022年3月17日閲覧。
  4. ^ 【関西少年少女選手権・特集】女子5~6年・南條早映(吹田市民教室)
  5. ^ 向田真優、南條早映が優勝 日刊スポーツ
  6. ^ 川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)土性沙羅(東新住建)ら5選手が優勝
  7. ^ World Championships 2017
  8. ^ 須崎、南條、松雪が優勝 レスリングの世界ジュニア 産経新聞 2019年8月16日
  9. ^ 奥野、南條ら4階級で優勝 U-23世界選手権/レスリング サンケイスポーツ 2019年11月2日
  10. ^ 【レスリング全日本選手権】女子57キロ級は南條早映が連覇「ほっとしてます」 セコンドに川井梨紗子 東京スポーツ 2020年12月26日
  11. ^ 世界レスリング、古市が「金」 女子72キロ級 日本経済新聞 2021年10月8日
  12. ^ 奥野春菜、南條早映、尾﨑野乃香、森川美和が優勝
  13. ^ 全日本レスリング、須崎・南條・樋口が優勝…志土地・川井は準決勝敗退 読売新聞 2022年12月24日
  14. ^ 【レスリング】桜井つぐみ3連覇「もう一度切り替えて」 世界選手権かけ南條早映とのプレーオフへ 東京スポーツ 2023年6月18日
  15. ^ 桜井つぐみ、終了間際の逆転勝利で世界切符「五輪に行きたい気持ちを最後に出せた」…レスリング代表決定PO スポーツ報知 2023年7月1日
  16. ^ 五輪2連覇の金城梨紗子、終了間際に逆転負け 世界選手権代表逃すも「でもレスリングが好き。簡単に引退、さよならとは言えない」/レスリング サンケイスポーツ 2023年7月17日
  17. ^ 樋口V逃す、高谷五輪代表 47NEWS 2023年9月19日

外部リンク

[編集]
  • 南條早映 - International Wrestling Database (英語)