北極海鉄道
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北極海鉄道(フィンランド語: Jäämeren radan、英: Arctic Ocean Railway)はフィンランドの鉄道網をノルウェー北端でバレンツ海に面したキルケネスの港に接続する計画である。
計画
[編集]北極海航路に接続する目的でラップランド地方とノルウェー北部を鉄道で結ぶ計画は、フィンランド鉄道庁によりおおむね5つのルートが検討された。
このうちロヴァニエミとキルケネスを結ぶルートが最も実現性が高く、総コストは29億ユーロと試算されている[1]。
論議
[編集]その後、フィンランドとノルウェーの二国間でサーミ人も含めた関係者の協議を行い、それぞれの長期的計画に組み入れることが必要であること、現状では資金計画が現実的でないことなどを結論としている。またサーミ人は鉄道がトナカイの生息地を縦断することに関して、環境と文化の両面から懸念を表明している。[2]
その一方、アングリーバードやヘルシンキ・タリントンネルへの関与で知られる実業家ピーター・ヴェスターバッカは、民間資本で実現可能だとしてキルケネスの建設会社と設計・建設に関する基本合意書を交わしている[3]。
参考文献
[編集]- ^ (pdf) Arctic Ocean Railway Report. Finnish Transport Agency. (2018-02-28). ISBN 978-952-317-527-3
- ^ (pdf) Final Report of the Joint Working Group Between Finland and Norway on the Arctic Railway. Ministry of Transport and Communications. (2019-02-11). ISBN 978-952-243-564-4
- ^ “Angry Birds -mies Vesterbacka lähtee vetämään kiisteltyä Jäämeren rataa – juna Kirkkoniemeen voisi kulkea jo viiden vuoden kuluttua”. Yle Uutiset. (2019年5月9日)