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名寄市北国博物館

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北国博物館から転送)
名寄市北国博物館
名寄市北国博物館の位置(北海道内)
名寄市北国博物館
北海道内の位置
施設情報
正式名称 名寄市北国博物館
延床面積 2,099 m2[1]
開館 1996年2月10日[1]
位置 北緯44度20分29.57秒 東経142度28分2.46秒 / 北緯44.3415472度 東経142.4673500度 / 44.3415472; 142.4673500座標: 北緯44度20分29.57秒 東経142度28分2.46秒 / 北緯44.3415472度 東経142.4673500度 / 44.3415472; 142.4673500
最寄駅 名寄駅
外部リンク 名寄市北国博物館
プロジェクト:GLAM
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名寄市北国博物館(なよろしきたぐにはくぶつかん)は北海道名寄市にある博物館である。

沿革

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建物

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地上2階、延床面積2,099m2[1]

  • 1階
エントランスホール[1]、ギャラリーホール[1]、常設展示室[1]、第1収蔵庫[1]、第2収蔵庫[1]
  • 2階
講堂[1]、書庫[1]、研究室[1]、地域情報室[1]

展示

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エントランスホール

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名寄の冬を代表する自然現象「サンピラー」のイメージを重ねた、フーコーの振り子がある[3]

常設展示室

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  • 北国・名寄[1]
どうして多雪・寒冷なのか[1]
  • 北の先史[1]
氷河期後の自然と人間の暮らし[1]
  • カムイの森[1]
冬の森を通してみたアイヌの自然と文化[1]
  • さむさ、ひと、くらし[1]
住まいと生活資料からたどる雪や寒さとの関わり合いの歴史[1]
  • 映像、情報検索コーナー
3面マルチスクリーンによる細氷現象を中心とした四季の変化と名寄市の花鳥木や指定文化財の紹介[1]
  • 郷土コーナー
国指定天然記念物「鈴石」「高師小僧」[1]、アイヌの伝承者「北風磯吉」[1]、名寄が生んだ名力士「名寄岩[1]

大型資料収蔵庫

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北海道立名寄職業訓練校の実習教室を再利用した収蔵庫である[4]。展示面積は2882[4]。展示資料数 は約1,000点[4]

屋外

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野外展示されているキマロキ編成
  • SL排雪列車「キマロキ」編成[5]
日本国内唯一の「機関車・マックレー車・ロータリー車・機関車」によるキマロキ編成[5]。もともと国鉄より当時の排雪列車編成のまま貸与をうけ、1976年に名寄公園に展示保存された[5]。博物館計画に合わせて、1993年の旧名寄本線の上に移設保存した[5][注釈 1]
蒸気機関車 かき寄せ式雪かき車(マックレー車) 回転式雪かき車(ロータリー車) 蒸気機関車 緩急車(車掌車)
国鉄9600形蒸気機関車 59601号機 キ911号機 キ604号機 国鉄D51形蒸気機関車 398号機 ヨ4456号車
  • モニュメント
正面玄関前に5枚の板柱[6]アイヌにとって村の守り神であるシマフクロウが彫り込まれている[6]

利用

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  • 休館日
毎週月曜日、年末年始(大型資料収蔵庫は、5月から9月の火曜日から金曜日[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ 名寄本線1989年に廃止された。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 教育なよろ 2013, p. 65.
  2. ^ 2009年度・2010年度リニューアル博物館情報 2014, p. 10.
  3. ^ 北国博物館 概要”. 2019年7月9日閲覧。
  4. ^ a b c d 北国博物館 大型資料収蔵庫”. 2019年7月9日閲覧。
  5. ^ a b c d 北国博物館 SL排雪列車「キマロキ」編成”. 2019年7月9日閲覧。
  6. ^ a b 北国博物館 施設案内”. 2019年7月9日閲覧。

参考文献

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  • 名寄市教育委員会『教育なよろ』名寄市教育委員会、2013年。 
  • 丹青総合研究所・文化空間研究部「2009年度・2010年度リニューアル博物館情報」『季刊ミュージアム・データ』第78巻、丹青総合研究所・文化空間研究部、2014年2月、8-20頁、NCID AN10287238 

外部サイト

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