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未来イヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
化孵化から転送)
『未来イヴ』
sasakure.UKスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ボーカロイド楽曲
時間
レーベル ササクレイション
sasakure.UK アルバム 年表
エルゴスム
(2019年)
未来イヴ
(2023年)
テンプレートを表示

未来イヴ(みらいイヴ)は2023年7月8日にリリースされた sasakure.UK によるボーカロイド楽曲アルバムである[1]

概要

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ボカロP sasakure.UK 4年ぶりのボーカロイドアルバムであり[2][3]、ササクレイションレーベルとして独立後にリリースする初のアルバムである[4]。2013年5月29日に発売された『トンデモ未来空奏図』以来の未来をテーマとするアルバムである[4]。タイトルの「未来イヴ」は未来のその前夜である、現代やそれより少し近い未来を意図したものである[4]

ハードスリーブケース、デジトレイと24ページのイラストブックレット仕様である[1]。ジャケットイラストは革蝉、パッケージでのデザインは Q.i が行った[1][4][5]。使用されたボーカロイド/CeVIO AI初音ミクKAITO可不である[1]。青木悠 (B-PILOT) がマスタリングエンジニアを担当した[1]

収録曲

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以下の全10曲が収録されている[1]。「トンデモワンダーズ」は2023年7月10日現在、約1730万回のYouTube再生回数を数える[3]

  1. フューチャー・イヴ [03:39]
    ボーカル: 初音ミク、編曲: 有形ランペイジ、コーラス: mami/Perio、ミックス: 青木悠 (B-PILOT)
  2. A.D.3039のハテナ [02:33]
    ボーカル: 初音ミク、コーラス: mami/Perio
  3. ファンタズマ [03:21]
    ボーカル: 初音ミク/Perio、コーラス:mami、ギター: 佐々木秀尚、ベース: 二家本亮介、ドラム: 今井義頼、キーボード: 岸田勇気、ミックス: 青木悠 (B-PILOT)
  4. 化孵化 [03:27]
    ボーカル: 可不、サブボーカル: 初音ミク、コーラス:mami/Perio、ギター: 佐々木秀尚
  5. NEONEO [01:43]
    ボーカル: 初音ミク、コーラス: mami/Perio
  6. トンデモワンダーズ [03:17]
    ボーカル: 初音ミク、コーラス: echo/Perio、キーボード&キーアレンジ: 岸田勇気
  7. ポジネガ*ミステイカーズ [03:39]
    ボーカル: 初音ミク、コーラス: mami/Perio
  8. ディカダンス [03:02]
    ボーカル: 初音ミク、サブボーカル: KAITO、コーラス: mami/Perio、ギター: 佐々木秀尚
  9. 空想模倣とノアβ [03:05]
    ボーカル: 初音ミク、コーラス: mami/Perio
  10. ÅMARA(大未来電脳) [03:16]
    ボーカル: 初音ミク/KAITO、コーラス: mami/Perio

フューチャー・イヴ

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フューチャー・イヴ」は本アルバムの表題曲である[3]。2022年に東京大阪札幌にて開催されたイベント「初音ミク『マジカルミライ』10th Anniversary」のテーマソングである[6][7][8]。2022年7月20日にリリースされた『初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary OFFICIAL ALBUM』に収録された[6]

ミュージックビデオはイラストレーターの革蝉により制作された[6][9]。テーマである「レトロフューチャー」をイメージして制作され、電子的でノスタルジックな音楽の中で、遠い未来の宇宙を舞台とした物語が柔らかいタッチで表現されている[6]。この楽曲では初音ミクの初代とV3の2つのバージョンが使い分けられている[10]

2022年9月2日にはゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に収録された[11][12]

化孵化

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化孵化」は本アルバム唯一の音楽的同位体 可不を使用した楽曲である[1]。ミュージックビデオは2021年5月26日に公開された[13]。ソフトウェア音源には Native Instruments の FM8 が使用されている[10]

2021年12月30日に配信リリースされた『KAF+YOU KAFU COMPILATION ALBUM シンメトリー vol.2』[14][15]および、2022年2月25日にリリースされた可不 1st アルバム『シンメトリー』の DISC 1「同化するシンメトリー」にも収録されている[16][17]。また、『花譜 3rd ONE MAN Live「不可解参(狂)」』で演奏され、可不の音声提供元である花譜可不がデュエットで歌唱した[18]

ÅMARA(大未来電脳)

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ÅMARA(大未来電脳)」はゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の2周年楽曲として制作された楽曲である[19]。2022年10月11日に追加され[19]、同日ミュージックビデオも公開された[20]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g New Vocaloid アルバム「未来イヴ」”. ササクレイション. 2024年1月5日閲覧。
  2. ^ sasakure.UK 未来イヴ”. OTOTOY. 2024年1月5日閲覧。
  3. ^ a b c sasakure.UK、4年ぶりボカロアルバムで未来の行く末を想う”. THE MAGAZINE. TuneCore Japan (2023年7月10日). 2024年1月5日閲覧。
  4. ^ a b c d 製作者インタビュー(未来イヴ)”. ササクレイション. 2024年1月5日閲覧。
  5. ^ sasakure. UK (2023年6月1日). “New Vocaloid Album『未来イヴ』Preview / sasakure.‌UK”. YouTube. 2024年1月5日閲覧。
  6. ^ a b c d 『初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversary』テーマソングMV公開!』(プレスリリース)クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、2022年6月17日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000052709.html2023年12月19日閲覧 
  7. ^ 初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversaryは大阪・東京・札幌で開催!メインビジュアルが公開”. GAMER (2022年3月9日). 2023年12月19日閲覧。
  8. ^ 【マジカルミライ】テーマソング「フューチャー・イヴ」MV公開!!”. 初音ミク公式ブログ (2022年6月17日). 2023年12月19日閲覧。
  9. ^ sasakure. UK (2022年6月17日). “『フューチャー・イヴ』feat.初音ミク / sasakure.‌UK + 有形ランペイジ”. YouTube. 2023年12月19日閲覧。
  10. ^ a b toy (2023年7月10日). “ボカロP “sasakure.UK”さん に聞く!最新アルバム「未来イヴ」の楽曲制作で使用した、推しプラグイン・エフェクトと、ソフトウェア音源、サンプルパック、その設定をご紹介。”. SONICWIRE BLOG. Crypton Future Media, INC.. 2024年1月5日閲覧。
  11. ^ 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』ゆよゆっぺさん、獅子志司さんによる書き下ろし楽曲提供などさまざまな新情報を公開!』(プレスリリース)株式会社セガ、2022年8月31日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004708.000005397.html2024年1月5日閲覧 
  12. ^ Gamer編集部 (2022年9月2日). “「プロセカ」に「フューチャー・イヴ」(作詞・作曲:sasakure.UK)がリズムゲーム楽曲として追加!”. GAMER. 2024年1月5日閲覧。
  13. ^ sasakure. UK (2021年5月26日). “『化孵化』 feat.可不 (KAFU) / sasakure.‌UK”. YouTube. 2023年12月19日閲覧。
  14. ^ KAF+YOU KAFU COMPILATION ALBUM シンメトリー vol.2”. Amazon music (2021年12月31日). 2023年12月15日閲覧。
  15. ^ KAF+YOU KAFU COMPILATION ALBUM シンメトリー vol.2”. OTOTOY (2021年12月31日). 2023年12月15日閲覧。
  16. ^ 音楽ナタリー編集部 (2021年11月25日). “花譜の音楽的同位体・可不(KAFU)が1stアルバム発売、人気ボカロPたち30組が曲制作(動画あり)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2023年12月14日閲覧。
  17. ^ リアルサウンド編集部 (2021年11月24日). ““音楽的同位体 可不”、1stアルバム『シンメトリー』リリース みきとP、ツミキ、ナユタン星人ら手掛ける楽曲先行配信も”. Real Sound. 2023年12月14日閲覧。
  18. ^ 満島エリオ (2022年9月2日). “花譜、『不可解参(狂)』で掲げた“MAD”の真意とは? 日本武道館で観測者に届けた狂おしいほどの愛”. Real Sound. 2023年3月21日閲覧。
  19. ^ a b 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』サービス開始2周年を記念した、さまざまな新情報を公開!』(プレスリリース)株式会社セガ、2022年9月26日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004749.000005397.html2024年1月5日閲覧 
  20. ^ sasakure. UK (2022年10月11日). “"ÅMARA(大未来電脳)" feat.HatsuneMiku+KAITO / sasakure.‌UK”. YouTube. 2024年1月5日閲覧。

外部リンク

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