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化け銀杏の精(ばけいちょうのせい)または化け銀杏の霊(ばけいちょうのれい)は、妖怪漫画家・水木しげるの著書にある日本の妖怪。
手足や顔が黄色で、墨で染められた着物を着て、鉦をたたいて現れるとされる。イチョウの木は昔から不吉とされ、家に植えると不吉なことが起きるといわれる[2]。
水木は、与謝蕪村による『蕪村妖怪絵巻』にある「鎌倉若宮八幡いてう(銀杏)の木のばけ者」をもとにしてこの妖怪画を描いている[2]。蕪村のものは、妖怪研究家・湯本豪一によれば老木の精霊を図像化したものとされる[1]。