利用者:Strangesnow/FIFAワールドカップの公式マスコット
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FIFAワールドカップでは1966年よりそれぞれの大会ごとに公式マスコットが決定されている。1966年の大会のマスコットであるワールドカップウィリーは、FIFAワールドカップで用いられた最初のマスコットであり、主要なスポーツ大会に関連した最初のマスコットの1つでもある。マスコットのデザインは大会開催国の特徴(衣装・植物・動物など)を象徴したキャラクターとなる[1]。これらの公式マスコットは概して1人ないし複数人の擬人化されたキャラクターとして、大会の開催に合わせ、子供向けのアニメーション番組やその他の商品としてリリースされる。
ワールドカップ | マスコット名 | 説明 |
イングランド (1966年) |
ワールドカップウィリー |
イギリスを表すライオンが「WORLD CUP」と書かれたユニオンフラッグ柄のジャージを着ている。デザイナーはフリーランスの児童文学向けイラストレーターの Reg Hoye[2]。Bill Titcombe はこのキャラクターについてコミック・ストリップを作成している[3]。2014年、Lonnie Donegan Jr. は父 Lonnie Donegan が歌ったキャンペーン曲『World Cup Willie』の再録音を行った[4]。 |
メキシコ (1970年) |
ファニート |
メキシコのユニフォームを着て、「MEXICO 70」と書かれたソンブレロを被った少年。この名前は「小さなファン」を意味する。(ファンはスペイン語圏で一般的な名前である |
西ドイツ (1974年) |
チップとタップ |
ドイツ代表のユニフォームを着た二人の少年。片方のユニフォームにはワールドカップ (独: Weltmeisterschaft) を意味する「WM」、もう片方には「74」とそれぞれ綴られている。 |
アルゼンチン (1978年) |
ガウチート |
アルゼンチンのユニフォームを着た少年。ガウチョを表す特徴として、帽子(「ARGENTINA '78」と書かれている)、ネッカチーフ、ムチを身に着けている。 |
スペイン (1982年) |
ナランヒート |
スペインを代表する果物のオレンジが開催国代表チームのユニフォームを身に着ける。名前は「オレンジ」を表すスペイン語のナランハ (naranja) からとられたもので、小さな子を示す接尾語の「-ito」が付けられている。 |
メキシコ (1986年) |
ピケ |
メキシコ料理の特徴であるハラペーニョに口髭をつけソンブレロを被らせている。名前は辛い唐辛子やサルサを表すスペイン語のピカンテ (picante)からとられた。 |
イタリア (1990年) |
チャオ |
サッカー選手を模した某人間。サッカーボールの頭と、イタリアの三色旗色の体を持つ。名前はイタリア語の挨拶である「チャオ」から。 |
アメリカ合衆国 (1994年) |
ワールドカップ犬 |
アメリカの代表的なペットである犬が、「USA 94」と綴られた赤・白・青(星条旗カラー)のユニフォームを着ている。 |
フランス (1998年) |
フティックス |
胸に「FRANCE 98」と書かれたフランスを象徴するシンボルの一つである雄鶏。体は開催国代表チームのシャツの色と同じ青となっている。名前はフトボル(フットボール)の末尾に「-ix」を付け、ガリア人名風にしたものである。その他の候補名には Raffy、Houpi、Gallik などがあった。 |
韓国 / 日本 (2002年) |
アト、キャズ、ニック(スフェリックス) |
それぞれオレンジ・紫・青の三体の未来生物がCG技術によって描かれたもの。三体は「アトモボール」(と呼ばれる未来のサッカーに似たスポーツ)のチームメンバーで、アトがコーチ、キャズとニックが選手である。三体の名前はいくつかの候補の中から、開催国のマクドナルド店舗および、インターネットからの投票で決められた。 |
ドイツ (2006年) |
ゴレオ6世 |
06と書かれたドイツ代表のシャツを着たライオンと、ピレと名付けられた喋るサッカーボール。ゴレオは「ゴール」と「レオ」(ライオンを表すラテン語)のかばん語で、ピレはドイツでのサッカーの俗称である。 |
南アフリカ共和国 (2010年) |
ザクミは、南アフリカに一般的に分布する動物のヒョウで、緑の髪をもちSouth Africa 2010と書かれたシャツを着ている。ザクミの金と緑の色は、南アフリカのスポーツ代表のチームカラーを表している。名前は南アフリカを表す「ZA」(国名コード)と、アフリカの様々な言語において「10」を意味する「kumi」に由来する。 | |
ブラジル (2014年) |
ミツオビアルマジロが「Brasil 2014」と書かれた白いTシャツを着ている。このミツオビアルマジロは危急種に選定されているブラジル固有種で、ブラジルの多大な生物多様性に着目させるよう選ばれた。フレコ (Fuleco) は「Futebol」(フットボール)と「Ecologia」(エコロジー)のかばん語。 | |
ロシア (2018年) |
"RUSSIA 2018"と書かれた青い袖の白地のTシャツと赤いパンツ、オレンジ色のゴーグルを身に着けた狼。色はロシア代表カラーを示している。 |
脚注
[編集]- ^ Kasprzak, Emma (2012年6月15日). “BBC News - World Cup Willie's sporting mascot legacy”. Bbc.co.uk. 2012年7月4日閲覧。
- ^ Kasprzak, Emma (2012年6月15日). “BBC News - World Cup Willie's sporting mascot legacy”. Bbc.co.uk. 2014年6月17日閲覧。
- ^ https://www.lambiek.net/artists/t/titcombe_bill.htm
- ^ “World Cup Willie”. footballandmusic.co.uk (2007–2014). 2014年6月17日閲覧。
外部リンク
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