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利用者:軽快/Help:利用者権限と利用者グループ

利用者権限 (user rights) と 利用者グループ (user groups) は、MediaWikiの利用者権限システムの根幹を形作っています。

利用者権限では、特定のタスクを行う許可を与えます; 例えば、edit 権限で保護されていないページを編集でき、delete 権限でページを削除できます。利用者権限は、利用者・管理者・ボットといった、ウィキでの役割に対応した利用者グループにバンドルされています。

デフォルトでは、ウィキのすべての利用者は “users” というグループに属します。特別な利用者(通常はビューロクラット)は、1つ以上の新たな利用者グループを利用者に割り当てることができます。

ウィキでの利用者権限と利用者グループ

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デフォルトでは、MediaWikiのウィキには6つの利用者グループが存在します。

  • (全員) – ログインしていない者も含んだ、すべてのサイト訪問者に適用される。
  • 利用者 – すべてのログイン利用者に適用される。
  • 自動承認された利用者 – 特定の閾値を満たした、全てのログイン利用者に適用される。
  • ボット – ボットの編集を最近の更新やウォッチリストからボットの編集を隠すため、ボットに割り当てることができます。
  • 管理者 – 信頼できるユーザーに割り当てることができ、削除利用者のブロックページの保護、インターフェースの編集など、主要な管理タスクを実行する許可が与えられます。
  • ビューロクラット – 信頼できるユーザーに割り当てることができ、利用者グループの割り当てたり取り消したりする許可が与えられます。

最初の3つの利用者グループは「暗黙の (implicit)」グループであり、必要に応じて自動で利用者に割り当てられます。最後の3つの利用者グループだけを手動で割り当てたり取り消したりできます。

特別ページのSpecial:ListGroupRightsでは、ウィキに存在する利用者グループとそれら利用者グループに割り当てられた利用者権限が列挙されています。「(全員)」の次、最初の行に示された権限群は、ログインしていない者も含んだ、すべてのサイト訪問者で有効です。

自分の利用者グループを確認する

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自分がどの利用者グループに属しているかを確認するには、次のことができます:

  • 自分の個人設定ページ (Special:Preferences) にアクセスし、「所属グループ:」の次を確認する。
  • Special:ListUsersにアクセスし、自身の利用者名をボックスに入力した後、「表示」をクリックする。
  • (バージョン1.29以降)Special:UserRightsにアクセスし、自身の利用者名をボックスに入力した後、「利用者グループを読み込む」をクリックする。

最後の2つの方法は、他人の利用者権限を確認するのにも使えます。

設定された利用者権限や利用者グループを変更する方法

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新しい利用者グループを作ったり、利用者グループに割り当てられた権限を変更するには、サーバー管理者のみができる、コンフィグの変更が必要となります。詳細は、あなたのウィキのサーバー管理者に問い合わせるか、mw:Manual:User rightsをご覧ください。

利用者グループの割り当てと取り消し

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利用者グループの割り当てや取り消しは、特別ページのSpecial:UserRightsでできます。

一般利用者の場合ですと、Special:UserRightsは読み取り専用です。もしあなたが、新たな利用者グループに加わりたい、あるいは既に属している利用者グループから抜けたいと考えているのであれば、あなたのウィキのビューロクラットに問い合わせてください。ビューロクラットの一覧は、Special:ListUsers/bureaucratにあります。

次のいずれか1つ以上に該当するとき、利用者グループの割り当てや取り消しができます:

  • あなたが、userrights 権限のついた利用者グループに属している。この権限は、殆どのウィキではビューロクラットに割り当われています。
  • あなたが、特定の利用者グループの追加や除去が特別に認められた利用者グループに属している。
  • あなたが、あなた自身のアカウントのみの利用者権限割り当てが許可された利用者権限に属している。

利用者グループの有効期限

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(バージョン1.29以降)
特定の期間に限って、利用者に権限を割り当てることができます。これは、ドロップダウンメニューの “Expires:” から期間を選択することでできます。また、“Other time” を選択し、あなたが定めたい期間をテキストボックスに入力します。“10 weeks”(10週間)という「期間」と、“2025-12-31”(2025年12月31日まで)という「期限」のどちらも受け付けます。

有効期限になると、その利用者は割り当てられていた利用者グループのメンバーとは見なされなくなります。利用者のブロックやページの保護の自動終了と同じように、権限の自動失効は記録に残りません。

特定の利用者グループを追加する権限を有し、除去する権限を有さない場合、その利用者グループについては期間を延長する(既存の期間よりも長い期限を設定する)ことしかできません。これは、有効期限を1秒に変更することで、利用者グループを除去する「裏技」を防ぐためです。この制約に縛られている利用者は、利用者グループ名の後ろに “#” が付いています。