利用者:Flightbridge/sandbox/テトレーション
[@[Image:TetrationComplexColor.png|thumb|border|||268px|||正則テトレーション ze を複素平面上にプロットしたもの。]]
拡張
[編集]高さが無限大
[編集]テトレーション・フラクタル
[編集][@[Image:Tetration period.png|thumbnail|収束または振動する点]][@[Image:Tetration escape.png|thumbnail|発散する点]]
のとき が発散しない(収束または振動する)複素数 を複素平面上にプロットすると、テトレーション・フラクタルと呼ばれるフラクタル図形が現れる。
ガイスラーは幾つかの特徴的な形に対して次のような名前を与えた。[1]
- 擬似円(pseudocircle):
- z = 0 付近の周期 2 の領域。
- 再帰構造(recursive structure):
- z = -1 付近の図形。拡大すると再度同じ図形が現れる。
- 星(star):
- z = -2.5 付近を中心とする図形。
- 島(isle):
- z = -4.12 付近(図の左端)の小さな図形。
高さが実数
[編集]三つ目の条件は著者およびアプローチによって異なる。実数高さへの拡張には二つの主要なアプローチが存在し、一つは正則性、もう一つは微分可能性に基づいたものである。ただし a が e1/e に上から近づくにつれ変曲点 xI が無限大へと発散するため、上の正則性が満たされるのは の場合に限る。
従って、上の正則性条件に代わるものとして次が考えられる。
- 正則性(x についての二階連続微分可能性を含む)
- e1/e < a のとき、 を満たす xI がただ一つ存在する。
- 1 < a ≤ e1/e のとき、任意の x > −2 について が成り立つ。
この条件において xI は、a が e1/e に上から近づくとき狭義単調増加でなければならない。また xI は漸近的に
を満たす。
長さ 1 の(半開)区間で xa が定義されれば、任意の x > −2 に対して関数が一意に定まる。
より高次の近似
[編集]a = e のときの三次近似は次のようになる。
これは任意の x > −2 について二階連続微分可能であり、また区間 [−1, 0] においては一意となる。Its only point of inflection is at for all x.
To get a polynomial approximation for given for with expected low average error, one should try to approximate on the interval of length 1 where is minimal — this is very important for low degree approximation as we just have considered. This interval should contain the inflection point of the approximation, resp. the sign of the 2nd differences changes.
高さが複素数
[編集]漸近的挙動
[編集]対数関数を反復すると不動点 へ指数的に収束する。これは指数的な漸近的挙動に対応する。
ここで
であり、 は複素数の定数である。
未解決問題
[編集]- nπ, ne が整数になるような正の整数 n は存在するか。特に 4π は整数か。
- 与えられた正の整数 n と正の(整数でない)有理数 q に対し、nq は整数か。[2] 特に 4x = 2 の正の解 x は有理数か。
逆関係
[編集]冪は冪根と対数の二つの逆関係を持つ。これに倣って、テトレーションの逆関係をそれぞれ超冪根(英: super-root)と超対数(英: super-logarithm)と呼ぶ。
超冪根
[編集]超冪根とはテトレーションの底に関する逆関係である。
ny = x のとき、y を x の n 次の超冪根という。例えば
であるから、2 は 65536 の四次の超冪根であり、また
であるから、3 は 7625597484987 の三次の超冪根である。
超平方根
[編集][@[Image:The graph y = √x(s).png|thumb|right|y = √xs のグラフ。]] 超平方根(英: super square root)とは 2x の逆であり、二つの等価な表記 ssrt(x), √xs を持つ。
この関数は次のようなランベルトのW関数による表示を持つ。[3]
またこの関数により、冪根と対数の間の鏡映的な関係が表れる。次の方程式は y = ssrt x のときに真となる。
平方根と同様に超平方根は一つとは限らない。ただし、平方根と異なり超平方根の個数を決定するのは容易とは言えない。一般に、e−1/e < x < 1 のとき x は二つの正の超平方根を 0 と 1 の間に持ち、1 < x のとき x は 1 より大きい一つの正の超平方根を持ち、0 < x < e−1/e のとき x は超平方根を実数の範囲で持たない。しかし上の式より、任意の x (≠ 1) は可算無限個の超平方根を複素数の範囲で持つことが従う。[3]
超平方根はネットワークのクラスタサイズを決定するのに使用される。[4]
その他の超冪根
[編集]任意の整数 n > 2 に対して nx は定義され、x ≥ 1 のとき増加となり n1 = 1 を満たす。従って x ≥ 1 のとき n√xs は存在する。しかし上述した一次近似を用いた場合、−1 < y ≤ 0 のとき yx は x によらず y + 1 となり、従ってこの場合 x = y√y + 1s は存在しない。
超平方根のほか n 次の超冪根も同様の記号を用いて n√xs と表すことができる。
超冪根は高さが無限大の場合へと拡張することができ、これは 1/e ≤ x ≤ e の場合に限り問題なく定義される(#高さが無限大を参照)。∞x が存在するとき ∞x = x∞x が成り立つことから、無限次の超冪根は初等関数によって ∞√xs = x1/x と表すことができる。例えば ∞√2s = 21/2 = √2 となる。
n を任意の正の整数とするとゲルフォント=シュナイダーの定理より、超平方根 √ns は整数または超越数となり、超立方根 3√ns は整数または無理数(これが超越数かどうかは知られていない)となる。
超対数
[編集]超対数とはテトレーションの高さに関する逆関係である。
テトレーション xa を x に関して連続的に増加するものとして定義すると、任意の実数 x に対し超対数 sloga x (a > 1) が定義される。
この関数 sloga x は以下の式を満たす。
脚注
[編集]- ^ Atlas of Tetration (Tetration.org)
- ^ Marshall, Ash J., and Tan, Yiren, "A rational number of the form aa with a irrational", Mathematical Gazette 96, March 2012, pp. 106-109.
- ^ a b Corless, R. M.; Gonnet, G. H.; Hare, D. E. G.; Jeffrey, D. J.; Knuth, D. E. (1996). “On the Lambert W function” (PostScript). Advances in Computational Mathematics 5: 333. doi:10.1007/BF02124750 .
- ^ BOSTON UNIVERSITY COLLEGE OF ENGINEERING – EFFICIENT SELF-ORGANIZATION OF LARGE WIRELESS SENSOR NETWORKS