利用者:沙代0302/sandbox

株式会社プリモは、東京都瑞穂町に本社を置く、日本の音響機器メーカーである。マイクやスピーカー、助聴器など、様々な「音」に関わる機器を企画開発生産している。

概要

　1952年にレコード再生用カートリッジやピックアップ（トーンアーム）、クリスタルマイクロホンの製造を始めたことをきっかけに、同年10月「株式会社武蔵野音響研究所」を設立。1954年3月には社名を「株式会社プリモ音響研究所」に変更。

その後ダイナミックマイクロホンやワイヤレスマイクロホンの生産を開始。1959年8月に「株式会社プリモ」に変更し、現在に至る。1970年には現在の主力製品の1つであるエレクトレットコンデンサーマイクロホンの生産を開始。

並行して業務用としては電話機やハンドマイクなどの通信機向け製品を、民生用としてはカラオケマイクやプロ向けの生録用マイク、ヘッドホンなどを開発。時代に合わせた製品を自社で開発し、それらを各企業向けにカスタム販売することで事業を拡大。2019年に従来にない構造、全く新たな製法のMEMSマイクロホンを開発し、主力製品の1つとなった。現在ODM事業を中心に展開しており、これらの内蔵部品は現在も多くのメーカーに採用されている。

　2021年10月には、サブブランド [QUONIST SOUND] を立ち上げた。2022年7月からは地域貢献の一環として、羽村市3施設のネーミングライツを取得^[1]。羽村市生涯学習センターゆとろぎを「プリモホールゆとろぎ」、羽村市図書館を「プリモライブラリーはむら」、武蔵野公園を「プリモパークむさしの」とそれぞれ命名。2023年7月にはPRIMOの新イメージキャラクターに生見愛瑠が就任^[2]、11月にはサブブランド [QUONIST SOUND]のアンバサダーに川畑要が就任した^[3]。

沿革

1952年10月 - ㈱武蔵野音響研究所として資本金50万円にて東京都武蔵野市に設立。レコード再生用カートリッジ、ピックアップ、クリスタルマイクロホン生産開始。
1954年3月 - ㈱プリモ音響研究所へ社名変更。
1955年9月 - ダイナミックマイクロホン生産開始。
1957年8月 - ワイヤレスマイクロホン生産開始。
1959年8月 - ㈱プリモに社名変更 (現在に至る)。
1967年3月 - 米国シカゴ市に駐在員事務所設立。
1968年2月 - スカイ工業㈱設立。
1970年2月 - エレクトレットコンデンサーマイクロホン生産開始。
1973年6月 - 米国駐在員事務所を改組、現地法人プリモマイクロホン㈱を設立。
1978年6月 - シンガポールに現地法人プリモマイクロホンシンガポール有限公司設立。
1980年4月 - ドイツ・ハイデルベルグ市に欧州駐在員事務所設立。
1983年11月 - ドイツ駐在員事務所を改組、現地法人プリモマイクロホン有限会社設立。
1984年5月 - 長野県飯田市にケミカ工場設立。
1987年5月 - 電話器用セラミックマイクの構造特許を欧・米国で取得。
1997年4月 - 米国プリモマイクロホン㈱がメキシコに子会社を設立。
1998年8月 - 都内4事業所を統合して東京都西多摩郡瑞穂町に移転。
2001年10月 - プリモマイクロホンシンガポール㈲が香港に販売会社設立。
2006年6月 - プリモマイクロホンシンガポール㈲がインドネシア・バタム島に生産会社プリモマイクロホンインドネシア㈲を設立。
2010年3月 - 関連会社プリモ興産㈱が金型会社を吸収し、サンセイ事業所を開設。
2017年9月 - 生産会社として㈱ダイデンを設立。
2019年1月 - MEMSマイクロホン生産開始。
2021年10月 - サブブランド [QUONIST SOUND] 立ち上げ。
2022年7月 - 羽村市3施設のネーミングライツ取得。