ブゴン
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(別府短編映画プロジェクトから転送)
概要
[編集]大分怪獣クラブが制作した架空の怪獣である。
大分市の大分県立美術館や別府市の別府ブルーバード劇場などを中心に地域活性イベントなどが行われ[1]、田口清隆監督による映画も撮影されている(後述)。
特徴
[編集]デザインは、大分怪獣クラブのメンバー松本智明によるもの[2]。
頭部は大分県の名産品であるとり天や唐揚げなどの鶏肉食文化から鶏のトサカを、顔は高崎山のサルのように赤く、背中には火山があり、口から温泉を吐きだす[2]。
映画
[編集]田口清隆監督[3]による自主制作映画も製作された[4][5]。
この映画は、2022年4月下旬に第1弾が公開された別府短編映画プロジェクトの一環として制作された[4]。
出演
[編集]ロケ地
[編集]- 杉乃井ホテル[6][4][8][7] - 2021年12月に杉乃井ホテルのhana館でホテル内の爆破撮影が行われた[8][4]。
- 別府ブルーバード劇場[7] - 別府短編映画プロジェクトの映画作品を上映している映画館。別府駅などの周辺施設とともにロケ地としても登場[7]。
- 別府タワー[8] - ただし、映画に使われたミニチュアは、2022年現在のアサヒビールや『ゴジラVSスペースゴジラ』当時の朝日ソーラー[注釈 1]ではなくBeppu(ベップ)という看板になっている[8]。
- ラクテンチ[8]
- 伽藍岳[7] - なお、パンフレットの説明ではブゴンの背中の火山の説明でも「由布岳」「九重山」とともにモデルなっていることが明かされているが、この際、「九重山」の読みが「くじゅうさん」ではなく「ここのえさん」として紹介されている。
別府短編映画プロジェクト
[編集]別府市を舞台に日本屈指の映画監督がリレー方式で制作していくプロジェクト[6]。
題目 | タイトル | 監督 | 主演 | 公開日 |
---|---|---|---|---|
1湯目 夏休みの湯[6] | 惡党と物書き[9][10] | 土屋哲彦[6][11] | 津田寛治[6] | 2022年4月29日[9][注釈 2] |
2湯目 怪獣の湯[6] | 大怪獣ブゴン[8] | 田口清隆[6][11][7] | 青柳尊哉[6][7] | 2022年8月19日[3] |
3湯目 | 縁石[11] | 斎藤工[11] | 安部賢一[11] | |
不明 | 不明 | 白石和彌[6][11] |
備考
[編集]- 杉乃井ホテルでの撮影では、ホテル内でこの規模の作品では珍しい火薬量の爆破撮影が行われた[7]。
- 監督の田口清隆および主演の青柳尊哉は、高野八誠・吉岡毅志・須賀貴匡・長濱慎・中原翔子らとともに、別府ブルーバード劇場のブルーバード映画祭にてブゴンのスーツの完成お披露目に立ち会っている[12]。
- 別府タワーでの撮影の一部は、映画『ゴジラVSスペースゴジラ』と同じアングルで撮影されている。予告編でもそれが確認できよようになっている[6]。
- 映画『大怪獣ブゴン』の出演者は、全員ウルトラシリーズ出演経験があり、田口清隆監督の自主製作webドラマ『UNFIX』ともキャストが共通している。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “大分市のOPAMで入場無料の「怪獣総シン撃」 一日限定「モスラ」「ギドラ」も”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “大分怪獣「ブゴン」生みの親・芸短生の松本さん、東京でプロの道へ”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “NHK大分WEBNEWS 別府を舞台にご当地怪獣「ブゴン」登場 短編映画を上映”. 2022年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e “特撮短編「大怪獣ブゴン」、田口清隆監督が別府で撮影 杉乃井ホテルで爆破シーンも”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “杉乃井ホテル閉館棟で屋内爆破「レア」ロケ 別府市舞台の特撮映画「怪獣ブゴン」撮影”. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “BeppuShortMovieProject”. 2022年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “田口清隆監督×青柳尊哉、特撮「大怪獣ブゴン」別府で撮影 爆破シーンに地元ホテル協力”. 2022年6月4日閲覧。
- ^ a b c d e f “ウルトラマンタッグが別府で怪獣映画 杉の井ホテルで大規模な爆破シーンも”. 2022年5月10日閲覧。
- ^ a b “大分合同新聞 別府短編映画プロジェクト第1弾「悪党と物書き」公開”. 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b “大分合同新聞 22日から「Beppuブルーバード映画祭」 多彩なゲストがトーク”. 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b c d e f “齊藤工監督、別府を舞台にした短編映画を制作「恩返しができたら」”. 2022年5月24日閲覧。
- ^ “別府市のブルーバード劇場で映画祭 加藤雅也さん、真木よう子さんら登壇”. 2022年5月8日閲覧。