佐賀県立佐賀西高等学校
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佐賀県立佐賀西高等学校 | |
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北緯33度14分49.8秒 東経130度17分53.4秒 / 北緯33.247167度 東経130.298167度座標: 北緯33度14分49.8秒 東経130度17分53.4秒 / 北緯33.247167度 東経130.298167度 | |
過去の名称 | 旧制佐賀県立佐賀中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 佐賀県 |
学区 | 東部学区 |
併合学校 |
佐賀県立佐賀第一高等学校 佐賀県立佐賀第二高等学校 佐賀市立成美高等学校 |
校訓 | (校是)質実剛健・鍛身養志 |
設立年月日 | 1876年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D141290000018 |
高校コード | 41101K |
所在地 | 〒840-0041 |
佐賀県佐賀市城内一丁目4番25号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
佐賀県立佐賀西高等学校(さがけんりつさがにしこうとうがっこう、Saga Prefectural Saga Nishi High School)は佐賀県佐賀市城内一丁目に所在する公立の高等学校。全日制普通科を設置している。略称「西高」[1]。別名「栄城(えいじょう)」[注 1][注 2][1]。
設置学科
[編集]概要
[編集]- 校訓
- 質実剛健、鍛身養志
- 教育方針
- 熱(あつ)き心(若々しい情熱)、寛(ひろ)き心(思いやりの心)、毅(つよ)き心(チャレンジ精神)
- 教育目標
- 忠恕の心を忘れず、己の可能性に挑戦する
- 生活目標
- 「剛健たれ 身も心も」「誠実たれ 内にも外にも」「覇気をもて 理想に燃えて」「礼儀を守れ 上にも下にも」「勉学に徹せよ 絶えることなく」
- 校章
- 佐賀県の県鳥であるカササギが翼を広げ頭を外にして放射状に三羽並ぶ姿に「高」の字を重ねた図案である。この節の加筆が望まれています。
- 校歌
- 高田保馬作詞、清水脩作曲。4番まである。
授業
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1年
2年 |
50分×7限 | 隔週に土曜セミナー・模試 | ||||
3年 | 50分×7限+放課後補習(6月〜翌年1月上旬) |
- 同窓会
- 佐賀に「栄城同窓会」がある。福岡に「福岡栄城会」、また関西、中部、首都圏にも「栄城」を冠した名の同窓会がある[2]。
沿革
[編集]- 佐賀県立第一高等学校(男子校)
- 1781年(天明元年) - 佐賀藩第8代藩主鍋島治茂の命により、「弘道館」を創設。
- 1872年(明治5年) - 明治新政府の学制制定により弘道館が廃止。
- 1874年(明治7年) - 弘道館の初等教育部が勧興小学校として復活・開校。
- 1876年(明治9年)2月 - 弘道館の中等教育部が弘道館跡に「佐賀変則中学校」として復活・開校。これをもって創立年としている。
- 1883年(明治16年) - 「佐賀県佐賀中学校」と改称。
- 1886年(明治19年) - 中学校令の施行により「佐賀県尋常中学校」に改称。鹿島分校を設置。
- 1895年(明治28年) - 弘道館跡の本校舎を旧佐賀城内西地区に移転。
- 1896年(明治29年) - 唐津分校を設置。
- 1898年(明治31年) - 「佐賀県第一尋常中学校」と改称。鹿島分校が分離の上、佐賀県第二尋常中学校として独立。
- 1899年(明治32年) - 中学校令の改正により「佐賀県立第一中学校」と改称。小城分校を設置。唐津分校が分離の上、佐賀県立第三中学校として独立。
- 1901年(明治34年) - 「佐賀県立佐賀中学校」と改称。
- 1902年(明治35年) - 小城分校が分離の上、佐賀県立小城中学校として独立。
- 1919年(大正8年)10月27日 - 三養基郡中原村に三養基分校を設置。
- 1920年(大正9年)4月1日 - 三養基分校が分離の上、佐賀県立三養基中学校として独立。
- 1948年(昭和23年)
- 佐賀県立第二高等学校(女子校)
- 佐賀市立成美高等学校(女子校)
- 1901年(明治34年)- 「私立成美高等女学校」が開校。
- 1920年(大正9年) - 移管により、「佐賀市立成美高等女学校」と改称
- 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革に伴い、「佐賀市立成美高等学校」(新制高等学校)と改称。
- 統合・分離
- 1949年(昭和24年)4月1日 - 上記3校を統合し、「佐賀県立佐賀高等学校」が発足。全日制課程、定時制課程、通信制課程を置く。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 佐賀県立佐賀高等学校が3校に分割される。
- 「佐賀県立佐賀西高等学校」(全日制・定時制)
- 佐賀県立佐賀北高等学校(全日制・通信制)
- 佐賀県立佐賀東高等学校(全日制)3校に分離・分割。
- 1996年(平成8年)3月31日 - 定時制課程を廃止。
- 定時制が設置されていた当時は、NHK佐賀放送局が近いこともあり、佐賀県内におけるNHK学園高等学校のスクーリング協力校であった。廃止後その役目はルーツを同じくする佐賀県立佐賀北高等学校に引き継がれたものの、NHK側の事情で指定解除された。
- 2021年(令和3年)10月 - 生徒が主体となった制服検討委員会が設置される[3][4]。
- 2022年(令和4年)4月 - 朝補習を廃止[5]
- 2022年7月 - 標準服制度の試験運用を行う(同年12月、2023年7月・12月にも実施)[6][7]。
- 2024年(令和6年)4月 - 制服に関する2年半の検討を受け、標準服制度が正式導入される。式典時などを除き私服での登校を認める標準服制度の導入は佐賀県内の全日制公立高校では初の事例となる[8]。
学校行事
[編集]- 1学期
- 4月 - 入学式、宿泊研修(1年)、一日旅行(2・3年)
- 6月 - 校内弁論大会
- 7月 - クラスマッチ
- 8月 - 体験入学
- 2学期
- 9月 - 西高祭(前夜祭・文化祭・体育祭)
- 10月 - 芸術鑑賞会
- 11月 - 校内読書会
- 12月 - クラスマッチ
- 3学期
- 1月 - 新春百人一首カルタ大会(3学期始業式の放課後に行われる。)、修学旅行(2年)、寒稽古(1年全員・3年進路決定者のみ強制)
- 3月 - 卒業式、高校入試、クラスマッチ
部活動
[編集]- 運動部
- 野球部 - ユニホーム胸の校名表記"EIJO"は、旧制佐賀中学時代1921年(大正10年)以来の伝統として継承している。高野連は校名・校章に準じるものとして特例で認めている[注 3][1]。
- バレーボール部
- バスケットボール部
- ハンドボール部
- ラグビー部
- サッカー部
- テニス部 - 第26回全日本ジュニア選抜室内テニス選手権大会女子シングルス準優勝、第5回新春高校テニストーナメント女子シングルス優勝/男子シングルス準優勝
- ソフトテニス部
- バドミントン部
- 卓球部
- 陸上部 - 2005年度(平成17年度)ジュニア春季陸上記録会 女子第2位
- 水泳部 - 男子200m平泳ぎ 第1位
- 弓道部 - 1989年度(平成元年度)全国高等学校弓道選抜大会 女子団体優勝
- 柔道部
- 剣道部
- 空手道部
- 文化部
- 放送部 - 第43回佐賀県高校放送コンテスト・第31回佐賀県高等学校総合文化祭放送部門:第41回九州高校放送コンテスト宮崎大会進出・第44回全国高等学校総合文化祭放送部門オーディオピクチャー部門出場
第68回NHK杯全国高校放送コンテスト: 佐賀県大会総合2位・全国大会出場
第45回佐賀県高校放送コンテスト・第33回佐賀県高等学校総合文化祭放送部門:総合2位・第43回九州高校放送コンテスト長崎大会出場
第69回NHK杯全国高校放送コンテスト:佐賀県大会総合2位・全国大会出場
第46回佐賀県高校放送コンテスト・第34回佐賀県高等学校総合文化祭放送部門:総合2位・第42回九州高校放送コンテスト佐賀大会推薦・全国総文推薦 - 合唱部 - 第63回九州合唱コンクール銀賞、第64回九州合唱コンクール銅賞
- 美術部
- 吹奏楽部 - 第22回全日本アンサンブルコンテストサクソフォン四重奏銅賞、第31回佐賀県アンサンブルコンテスト打楽器七重奏 金賞、第32回九州アンサンブルコンテスト打楽器六重奏金賞、第33回九州アンサンブルコンテスト打楽器六重奏銀賞、第34回九州アンサンブルコンテスト サクソフォン四重奏銀賞、第50回佐賀県吹奏楽大会Aパート金賞
- サイエンス部 - 2009年度(平成21年度)九州高等学校生徒理科研究大会最優秀賞
2021年度(令和3年度)第45回全国高等学校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」自然科学部門優秀賞 2022年度(令和4年度)九州高等学校生徒理科研究大会優秀賞 2023年度(令和5年度)第47回全国高等学校総合文化祭「かごしま総文2023」自然科学部門優秀賞
アクセス・交通・通学手段
[編集]高等学校関係者一覧
[編集]→「佐賀県立佐賀西高等学校の人物一覧」を参照
周辺
[編集]不祥事
[編集]2024年2月7日、同年1月に実施された県下一斉模擬試験で、複数の生徒の答案用紙が不正解から正解に改ざんされていたことが発覚した。[9]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 佐賀城の別名で、現在の校地はかつて佐賀城内であった。
- ^ 佐賀県内には他にも、「鶴城」(佐賀県立唐津東高等学校)、「鹿城」(佐賀県立鹿島高等学校)、「黄城」(佐賀県立小城高等学校)などがある。
- ^ 高野連が1999年にユニホームのシンボルは校名、校章や地名に限るルールを制定。従来表記の存続が危ぶまれたが、"EIJO"への表記変更が当時当校野球部主将だった伊丹安広の提案によるものであり伊丹の功績が勘案され、関係者の奔走もあって認められた。
出典
[編集]- ^ a b c 「自慢させろわが高校 佐賀県立佐賀西高校(上)「考える力」で世界を牽引」、産経ニュース、2018年2月3日配信、2022年10月7日閲覧
- ^ 「自慢させろわが高校 佐賀県立佐賀西高校(下)弘道館に連なる「栄城山脈」 世界で力を試す」、産経ニュース、2018年2月7日配信、2022年10月7日閲覧
- ^ “佐賀西高「私服OK」議論の経緯は? 生徒主導「多くの人の意見すくえる」 <こちさが>×NIE | 行政・社会 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年12月24日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “佐賀西高校「私服OK」議論の経緯は? 「最も多くの意見すくえる」 生徒主導で決定 <こちさが>×NIE | 行政・社会 | 佐賀県のニュース”. 佐賀新聞 (2024年12月24日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “「朝補習」やめました 進学校・佐賀西高が見直し 実施校減少 自主性重視、早起き負担考慮 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース”. 佐賀新聞. 2023年5月6日閲覧。
- ^ “”生徒の反応は様々” 佐賀西高で「標準服制度」の試験運用始まる【佐賀県】|佐賀のニュース|サガテレビ”. サガテレビ. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “"高校生の制服事情" 多様化進む 生徒の投票でデザイン・私服選択可など【佐賀県】|佐賀のニュース|サガテレビ”. サガテレビ. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “教育長定例会見(令和6年6月11日)”. 佐賀県 (2024年7月4日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “【独自】佐賀西高の模試で「身に覚えない」解答 複数生徒の答案改ざん、不正解が正解に”. 西日本新聞me. 2024年11月7日閲覧。