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今宮子供えびすマンザイ新人コンクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今宮戎神社 こどもえびす マンザイ新人コンクール(いまみやえびすじんじゃ こどもえびす マンザイしんじんコンクール)は、上方漫才の賞。「今宮こどもえびす新人漫才コンクール」とも表記される。

1980年昭和55年)から毎年夏に今宮戎神社大阪府大阪市浪速区)の境内で行われる「今宮こどもえびす祭」の中で開催されているもので、子供向けの大会というわけではない。2020年令和2年)から2022年(令和4年)はコロナウイルス感染症流行の影響で今宮こどもえびす祭が行われておらず、コンクールも開催されていない[1][2]2023年(令和5年)から復活。

開催の発起人は「てなもんや三度笠」を手掛けたプロデューサー、澤田隆治[3]。開催事務局は澤田の芸能事務所「テレビランド」内にある。

概要

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  • 参加資格はプロを目指していて、過去に受賞経験のないコンビもしくはグループ。
  • 名称にマンザイを冠しているが、コントでの出場も可能。
  • 最高賞は「福笑い大賞」で、賞金は20万円。次いで「奨励賞」は、賞金10万円。
  • 福娘が選ぶ「福娘大賞」の受賞者には記念品が贈られる。
  • 第1回から放送作家香川登枝緒が審査委員長を務めていた。1994年(平成6年)に香川が逝去したため、第15回から「香川登枝緒賞」が設けられた。第23回からは「香川登枝緒記念敢闘賞」と改称され、10万円の賞金と副賞が贈られる。
  • 第7回から第24回まで、審査員の子供が選ぶ「こども大賞」が設けられていた。
  • MCは田渕岩夫

受賞者

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コンビ名はいずれも受賞当時[4]

福笑い大賞 奨励賞
第1回
1980年
じゃんけんぽん 伊豆あすか・奄美きょうか
福笑い大賞 奨励賞 敢闘賞
第2回
1981年
大木こだま・ひびき 宮川大助・花子 うきうき・どきどき
福笑い大賞 奨励賞
第3回
1982年
松本・浜田 NGII
福笑い大賞 奨励賞
第4回
1983年
銀次・政二 コントパロル めぐみ・れいこ
第5回
1984年
渚リング・サイド ルネッサンス 西田タカミ・キヨミ
福笑い大賞 奨励賞 特別賞
第6回
1985年
コントきゃんでいず それいけ!二匹 コントパワーズ
福笑い大賞 奨励賞 こども大賞
第7回
1986年
圭太・修吉 ヤンキース どんきほ〜て
第8回
1987年
ボブキャッツ 中田はじめ・圭祐 オールディーズ
第9回
1988年
月亭かなめ・ぜんじろう スプーン リットン調査団
第10回
1989年
ベイブルース サムソンズ NYストリート
第11回
1990年
中田尚希裕士 トゥナイト どすこい隊
第12回
1991年
しましまんず ジャドリスト ナインティナイン
福笑い大賞 奨励賞 こども大賞
第13回
1992年
凸撃アトミック 立ち食いうどん・そば AZAS 海生兄弟
第14回
1993年
ギャグガスバクハツ 浮世亭てっ平・ミリカ 横山まさみ松島ひでお メッセンジャー
福笑い大賞 奨励賞 こども大賞 香川登枝緒賞
第15回
1994年
おおかみ少年 プリンプリン ゆんぼー 海原やすよ・ともこ
第16回
1995年
SNOB アウトローズ 三豊クリーニング こん松・せんべい
第17回
1996年
騎兵隊 G★MENS ししとう ツインテール
第18回
1997年
レイザーラモン ボルサリーノ ねこじゃらし カモン・カモン・カモン
第19回
1998年
りあるキッズ オーケイ ぴ~す ペットショップ
第20回
1999年
さゆみ・ひかり 荒波部屋 モーニンコール サミットクラブ
第21回
2000年
四次元ナイフ 7 ズームエレファント 浮世亭とんぼ・横山まさみ
福笑い大賞 奨励賞 こども大賞 香川登枝緒賞
第22回
2001年
ダブルコセガレ 安田大サーカス つばさ・きよし
第23回
2002年
たなか・こうさか うがじん オレンジ
福笑い大賞 奨励賞 こども大賞 福娘大賞 香川登枝緒記念敢闘賞
第24回
2003年
アホマイルド ボエーム アメリカンパンクロック ロビンス よしんば
福笑い大賞 奨励賞 香川登枝緒記念敢闘賞 福娘大賞
第25回
2004年
トライアングル 外人部隊カーン&ニキータ 横山ともや・たつや エージェント
第26回
2005年
左ミドル バルチック艦隊 漫才ゲリラ ヴェートーベン
第27回
2006年
まいなすしこう ザイオン のみくい処 アリキック
第28回
2007年
鳳仙花 モンスターエンジン つるかめランド レモンスカッシュ
第29回
2008年
マグナム 田畑藤本
第30回
2009年
あわよくば ぱぱとかんた タナからイケダ
第31回
2010年
D-ハツラツ ミルクボーイ ポコタン こけらおとし
福笑い大賞 奨励賞 福娘大賞 香川登枝緒記念敢闘賞
第32回
2011年
ミミズ大臣 小褄取り ヒダリウマ
福笑い大賞 奨励賞 香川登枝緒記念敢闘賞 福娘大賞
第33回
2012年
にわとりヘッド インディアンス グッピィー しゃかりき
第34回
2013年
八福亭 マッスルブラザーズ ヒップ☆スター えんぴつ消しゴム
第35回
2014年
パンダユナイテッド シチガツ 鬼越トマホーク 十手リンジン
第36回
2015年
イブンカ ニューポップスオーケストラ 美たんさん みーとバイバイ
第37回
2016年
からし蓮根 けむり チャーミング炒飯 マグリット
第38回
2017年
さや香 メンバー なにわスワンキーズ おたまじゃくし
第39回
2018年
たくろう パーティーパーティー ZUMA こばんざめ佐藤
第40回
2019年
コウテイ 紅しょうが ダブルヒガシ 怪奇!YesどんぐりRPG[5]
2020年~2022年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止[1]
第41回
2023年
ぺんとはうす cacao ぐろう ファンファーレと熱狂
第42回
2024年
ジョックロック ガシヒ マーメイド シェモア

備考

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  • 結成直後の福笑い大賞受賞例。
  • 第29回(2008年)福笑い大賞の「マグナム」は小学生コンビ。新人漫才奨励賞の藤本淳史(田畑藤本)は東京大学卒の為、当時「小学生が東大を倒した」と話題になった。

脚注

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  1. ^ a b 令和2年度こどもえびす中止のお知らせ 今宮戎神社
  2. ^ こどもえびす 7月22日~23日 各17時~21時 - 今宮戎神社ホームページ”. 今宮戎神社ホームページ (2022年5月12日). 2022年11月23日閲覧。
  3. ^ 篠塚健一 (2020年5月13日). “ダウンタウン輩出の大阪の漫才コン、コロナ禍で初中止”. 朝日新聞デジタル. 2022年11月23日閲覧。
  4. ^ こどもえびすマンザイ新人コンクール 受賞者一覧 今宮戎神社
  5. ^ 令和元年度(第40回) 今宮戎マンザイ新人コンクール 結果発表”. 2019年9月23日閲覧。

外部リンク

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