けいはんな記念公園
京都府立関西文化学術研究都市記念公園 Keihanna Commemorative Park | |
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西入口 | |
分類 | 都市公園(総合公園) |
所在地 |
京都府相楽郡精華町 |
座標 | 北緯34度44分49.9秒 東経135度46分30.2秒 / 北緯34.747194度 東経135.775056度座標: 北緯34度44分49.9秒 東経135度46分30.2秒 / 北緯34.747194度 東経135.775056度 |
前身 | 学研記念公園 |
開園 | 1995年(平成7年)4月29日 |
設計者 | 空間創研 |
運営者 | 京都府(指定管理者:植彌加藤造園株式会社[1]) |
年来園者数 | 534,440人(2013年)[2] |
現況 | 年末年始を除き開園[3] |
設備・遊具 | 水景園、芽ぶきの森ほか |
アクセス | JR西日本学研都市線祝園駅・近鉄京都線新祝園駅からバスで約9分 |
告示 | 京都府立都市公園条例(昭和33年7月12日京都府条例第16号)[4] |
事務所 | けいはんな記念公園管理事務所 |
事務所所在地 | 京都府相楽郡精華町精華台六丁目1番地 |
公式サイト | けいはんな記念公園(指定管理者のサイト) |
けいはんな記念公園(けいはんなきねんこうえん)は、京都府相楽郡精華町にある都市公園(総合公園)である[5]。「けいはんな記念公園」は愛称であり、正式名称は京都府立関西文化学術研究都市記念公園[3]。
概要
[編集]関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)建設を記念し、また平安京遷都1200年を記念事業の一つとして、1995年(平成7年)4月に開園した。
学研都市の中核地区の精華・西木津地区に位置しており、周辺には国立国会図書館関西館やけいはんなプラザ等の学研都市の主要施設がある。
けいはんな学研都市の理念である「自然との調和」をテーマに設計された。24.1haにもなる広大な公園であり、14.1haの自然保全区域と、10.1haの交流施設区域とに大きく分けられている。自然保全区域はもともとあった自然林や永谷池を活かし自然を楽しめる区域であり、交流自然区域は人々の交流を目的に「芝生広場」「谷あい」「日本庭園(水景園)」等が設置されている。また公園のイメージシンボルが「月」であり、水景園は月の新名所となることをめざし、「観月橋」や月を意識させるオブジェの設置されている[6]。
里山の自然が美しい広大な公園であるが、春は桜、夏は木漏れ日、秋は紅葉、冬の雪景色というように、自然と四季が楽しめ、日本の原風景が体感できるように設計されている。また平成18年度より指定管理者制度が導入され管理・運営を民間委任されたことにより、各種イベントが開催されるようになり活性化している。特に行楽シーズンには多くの人が訪れ、近畿の新しい観光スポットとなっている。
なお、当公園内には1915年に大字南稲八妻に完成した煤谷川から永谷池への随道の通水記念碑とレンガの入口が、2箇所、移設・保存されている[7][8]。
沿革
[編集]開園前
[編集]- 1978年(昭和53年)9月 - 関西学術研究都市調査懇談会が発足する。
- 1983年(昭和58年)3月 - 関西文化学術研究都市建設推進協議会が発足する。
- 1984年(昭和59年)4月 - 京都府が「関西文化学術研究都市(京都府域)建設基本計画案」を発表する。
- 1986年(昭和61年)6月 - 財団法人関西文化学術研究都市推進機構が設立する。
- 1986年(昭和61年)6月 - 国土庁が「関西文化学術研究都市建設基本方針」を策定する。
- 1987年(昭和62年)6月 - 関西文化学術研究都市建設促進法が公布・施行される。
- 1990年(平成2年)12月 - 南山城のオオタカを守る会が永谷池周辺のオオタカの実態調査を求める要望書を大崎鉄平精華町長に提出する。
- 1991年(平成3年)6月 - 京都府がオオタカの営巣は認められないとする調査結果を発表する一方、永谷池は埋め立てず、学研記念公園の面積を10haから24haに変更することを明らかにする。
- 1993年(平成5年)5月28日 - 京都府が学研記念公園の建設計画を発表する。
- 1993年(平成5年)7月 - 学研記念公園が着工する。
- 1994年(平成6年)9月22日- 学研記念公園の完成式が行われる。
- 1994年(平成6年)9月23日-11月20日 - 学研記念公園で「全国都市緑化きょうとフェア」「けいはんな学研都市フェスティバル94」を同時開催。
- 1995年(平成7年)4月 - 学研記念公園跡地の公園の愛称が「けいはんな記念公園」に決まる。[9]
- 1995年(平成7年)4月28日 - けいはんな記念公園の完成式が行われる。
開園後
[編集]- 1995年(平成7年)4月29日 - 「けいはんな記念公園」として再オープンする。
- 2006年(平成18年)6月 - 指定管理者制度を導入する。
- 2007年(平成19年)3月 - さえずり小道が開通する。
- 2007年(平成19年)7月 - 水辺の小道が開通する。
- 2007年(平成19年)11月10日 - こもれびの道が開通する。
施設
[編集]水景園
[編集]公園内にある永谷池周辺を整備した有料エリアである[注 1]。永谷池にかかる観月橋は、公園のシンボル的存在にもなっている。観月橋は長さ123m、水面からの高さ約10mある[6]。観月橋の先には、観月楼という名前の交流施設が存在する[10]。
通常時は17時に閉園するが、ホタル鑑賞会や紅葉ライトアップといったイベントの開催時は夜間にも開園している[11][12]。
交通
[編集]- 鉄道
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 指定管理者募集・指定情報 Archived 2013年12月9日, at the Wayback Machine.
- ^ “平成25年観光入込客数及び観光消費額調査結果概要”. 統計京都2014年9月号. 府観光課地域観光担当 (2014年9月). 2015年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月12日閲覧。
- ^ a b “けいはんな記念公園”. www.town.seika.kyoto.jp. 精華町. 2023年6月18日閲覧。
- ^ “京都府立都市公園条例”. 京都府. 2023年6月21日閲覧。
- ^ “関西文化学術研究都市記念公園(けいはんな記念公園)”. 京都府. 2023年6月21日閲覧。
- ^ a b c “見どころ盛りだくさん!水景園&芽吹きの森で深呼吸 | みつける 精華町”. www.town.seika.kyoto.jp. 精華町 (2022年1月). 2023年6月18日閲覧。
- ^ 精華町編「せいか歴史物語」精華町、1997年3月
- ^ 「第19回せいか検定」広報華創19年12月号
- ^ 朝日新聞 京都版 1995年4月15日
- ^ “水景園・観月楼”. けいはんな記念公園. 2023年6月21日閲覧。
- ^ 【6月1日~18日】水景園のホタル鑑賞会【完全予約制】 at the Wayback Machine (archived 2023年4月25日)
- ^ “【11月30日まで】別夜間開放・紅葉ライトアップ~池に映るもみじの水鏡~”. 精華町. 2023年6月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- けいはんな記念公園(指定管理者のサイト)
- 関西文化学術研究都市記念公園(けいはんな記念公園)(京都府のサイト)