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プランテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
亜細亜管財から転送)
株式会社プランテック
Plantec, Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-6
紀尾井町パークビル6F
北緯35度40分56秒 東経139度44分10秒 / 北緯35.68222度 東経139.73611度 / 35.68222; 139.73611座標: 北緯35度40分56秒 東経139度44分10秒 / 北緯35.68222度 東経139.73611度 / 35.68222; 139.73611
設立 2020年12月1日
業種 サービス業
法人番号 7010001214194
事業内容 都市計画に関するコンサルティング業務、一般建築の設計監理業務他
代表者 代表取締役社長執行役員 小山直行
資本金 3000万円
関係する人物 大江匡(創業者)
外部リンク plantec.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:企業情報は新社のデータ。
旧:株式会社プランテック総合計画事務所は1985年4月11日設立。
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株式会社プランテックは、日本の総合建築設計事務所。本項では、2021年5月まで事業を手掛けていた株式会社プランテック総合計画事務所に関しても記述する。

概要

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2020年12月1日設立。2021年6月にプランテック総合計画事務所、プランテックアソシエイツ、プランテックファシリティーズから事業の一部を譲渡される。従業員も多くは転籍した。旧プランテック総合設計事務所との資本関係はない。2021年創業以来、新経営体制となり大幅に収益改善、2023年度までの3期連続で黒字化している。顧客層も旧来の中小企業から安川電機、パナソニックエナジー、住友理工、トヨタグループ等大手企業へシフトしている。事業拠点は国内は東京/大阪/仙台/名古屋/福岡、海外はタイとベトナムに現地法人を有する[1]

主なアワード受賞プロジェクト

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2023年

2022年

2021年

  • トヨタ紡織グローバル本社 - 第34回 日経ニューオフィス賞 中部ニューオフィス推進賞
  • 安川電機 安川テクノロジーセンタ  -  第55回 日本サインデザイン賞
  • ローレルアイあべの - 2021年 グッドデザイン賞
  • 日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業 - 2021年 都市景観大賞 都市空間部門(優秀賞)、2021年 日本建築学会 作品選集、AIA Japan Design Award(Shortlisted Project 2021)
  • テラル本社 事務所棟 - 空気調和・衛生工学会 第35回 振興賞技術振興賞

2020年

  • 日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業 -2020年 グッドデザイン賞ベスト100、第61回 BCS賞、第30回 BELCA賞ベストリフォーム部門、日本建築家協会優秀建築選
  • ブランチ仙台 - 2020年 グッドデザイン賞
  • プレミスト志村三丁目 - 2020年 グッドデザイン賞

2019年以前

  • 石打丸山リゾートセンター  -2019年 日本空間デザイン賞 入選 (Long list)
  • 吹田グリーンプレイス -第38回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)
  • キッコーマン近畿支店オフィス移転 - 第29回 日経ニューオフィス賞
  • S-GATE赤坂 - 2016年 日本建築家協会優秀建築選
  • 曙ブレーキ工業羽生研修所Ai-Village -2015年 日本建築学会作品選集
  • プラウド野村不動産美しが丘2丁目計画 -2015年 グッドデザイン賞
  • ロッソ・スクーデリアビル - 2015年 日本建築家協会優秀建築選
  • 金沢百番街「あんと」「Rinto」 - 2015年 JCDデザインアワード
  • 武田薬品工業株式会社湘南研究所 - 第54回 BCS賞、2012年 日本建築家協会優秀建築選、2012年 照明普及賞、2011年 第45回 SDA賞
  • 曙ブレーキ工業羽生研修所Ai-Village - 2013年 日本建築家協会優秀建築選
  • スタンレー電気株式会社本社ビル -2013年 日本建築家協会優秀建築選、第47回 SDA賞
  • キッコーマン御用蔵移築 - 2011年 グッドデザイン賞、2011年 日本建築家協会優秀建築選
  • 南海ターミナルビル再生計画 -第32回 大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)、第21回 BELCA賞、第52回 BCS賞、2011年日本建築家協会優秀建築選、2010年 グッドデザイン賞、第55回 鉄道建築協会賞
  • 曙ブレーキ工業Akebono Central Pier - 第22回 日経ニューオフィス賞
  • クロスホテル札幌 - 2009年 日本建築家協会優秀建築選[1]
  • クレディセゾン ユビキタス -2008年 日本建築学会作品選集
  • ソニーシティ -第47回 空気調和衛生工学会学会賞技術賞、 第7回 エコビルド賞、2007年 日本建築家協会優秀建築選、2007年グッドデザイン賞、2007年 日本免震構造協会賞作品賞
  • 日産テクニカルセンター赤坂門受付棟 - 2007年 グッドデザイン賞、 2006年 JCDデザインアワード
  • サントリー研修センター「夢たまご」 - 2007年 日本建築学会作品選集
  • アーバンBLD心斎橋オフィスビル改修 -第16回 BELCA賞
  • 玉川高島屋SC南館 - 2005年 グッドデザイン賞
  • 埼玉Ai-city - 第44回 建築業協会賞、2002年 彩の国さいたま景観賞、第15回 日経ニューオフィス賞
  • 岐阜ソフトピアジャパン・ドリーム・コア - 第2回 大垣市都市景観賞、第42回 建築業協会賞
  • 馬場花木園(横浜の茶室) - 2002年 日本建築学会作品選集、2001年 グッドデザイン賞
  • 細見美術館 - 第40回 建築業協会賞
  • ファンハウス本社屋 - 第6回 日本建築家協会新人賞、1994年 商商環境デザイン賞奨励賞


代表者の経歴

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代表取締役社長執行役員 小山直行(こやまなおゆき)

  • 1995年 東京大学工学部建築学科 卒業
  • 1995年 鹿島建設株式会社 入社
  • 2006年 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ 入社
  • 2012年 株式会社オートバックスセブン 入社
  • 2017年 同社 取締役専務執行役員 オートバックス事業企画統括 兼 ABTマーケティング株式会社 代表取締役社長
  • 2018年 株式会社プランテックコンサルティング 取締役
  • 2019年 株式会社プランテックアソシエイツ 取締役 株式会社プランテック総合計画事務所 取締役
  • 2020年 一橋大学大学院 経営管理研究科 金融戦略・経営財務プログラム 卒業
  • 2020年 株式会社プランテックアソシエイツ 代表取締役     株式会社プランテック総合計画事務所 代表取締役     株式会社プランテックファシリティーズ 代表取締役
  • 2021年 株式会社プランテック 代表取締役(現任)

創業者

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創業者の大江匡(おおえただす)[2]は、日本建築家。1954年、大阪府生まれ。1977年東京大学工学部建築学科卒業。菊竹清訓建築設計事務所勤務。建築設計の他通産省(現経済産業省)の委託調査報告書作成、最後の1年はプロジェクトマネージャーを経て、1985年プランテック総合計画事務所設立。1987年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。1997-2000年早稲田大学客員講師(建築CALS開発を担当)。1999年クエリ・ソリューションズ設立[2]。2020年1月31日逝去[3]

著書に『和の空間をつくる―大江匡「守破離」の意匠』[4](2005)『大江匡のデジタル・スタジオ』 (日経BP・建築デジタルブックス1998)『デジタル現場 - 建築CALS構築法』『大江匡 リキッドスペース』[5](LIQUID SPACE) [新建築2002年3月号別冊] 『大江匡リキッド・スペース2005』(新建築社) など[6][7]

かつてのグループ会社

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株式会社プランテック総合計画事務所について

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1985年4月11日に株式会社プランテック総合計画事務所が創業。その後、2005年4月に設立された持株会社である株式会社プランテックアソシエイツの子会社となった。プランテックアソシエイツは、傘下に株式会社プランテック総合計画事務所、株式会社プランテックコンサルティング、株式会社ファーストキャビン(ホテル企画運営とキャビン)、株式会社プランテックファシリティーズ、株式会社クオリクス(ソリューション事業)、株式会社コネクト(人材サービス)などの企業を抱えていた。しかし、設計事務所が拡大を目指し行った安値受注、財務・労務面の管理面の脆弱性により採算性が悪化し、自転車操業状態となる。新たに始めた各事業も採算ベースに乗らず赤字などが続く。キャッシュフローがマイナスの中、新規投資・融資が得られない状況で、2020年1月に創業者である大江匡が死去。新型コロナウイルスの影響で同年4月24日には関係会社であるファーストキャビンが破産手続きを開始決定を受けた。その後、中小企業再生支援協議会の支援を受け、グループ会社の組織再編を実施した[8][9]。融資を受けていた銀行団との合意により、2020年12月1日に、新会社である株式会社プランテックへ事業を譲渡。譲渡金にて融資の一部を返済した後、会社を清算した。常勤取締役は全員退任している。プランテックアソシエイツは同年10月29日に商号を株式会社亜細亜管財へ変更したと同時に解散を決議し[8][9][10]、プランテックファシリティーズとプランテックコンサルティングも、同日付で株式会社太平洋土木と株式会社日本サルコンへ商号変更された[11][12]。亜細亜管財は同年11月24日に東京地方裁判所へ特別清算を申請[8][9]。亜細亜管財、日本サルコン、太平洋土木の3社は2022年1月7日に特別清算開始決定を受けた[13][14]。3社の負債総額は亜細亜管財が50億5300万円、日本サルコンが約14億円、太平洋土木が約8億円となっている。

経営破綻した企業

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  • 株式会社ファーストキャビン - 2020年4月24日に東京地方裁判所から破産手続開始決定。事業は2020年7月に破産管財人からファーストキャビンHDへ譲渡。
  • 株式会社亜細亜管財(旧社名・株式会社プランテックアソシエイツ) - 2022年1月7日に東京地方裁判所から特別清算開始決定。
  • 株式会社太平洋土木(旧社名・株式会社プランテックファシリティーズ) - 2022年1月7日に東京地方裁判所から特別清算開始決定。
  • 株式会社日本サルコン(旧社名・株式会社プランテックコンサルティング) - 2022年1月7日に東京地方裁判所から特別清算開始決定。

吸収合併された企業

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  • 株式会社クオリクス - 2020年8月1日に株式会社プランテック総合計画事務所へ吸収合併され解散。
  • 株式会社コネクト - 2020年8月1日に株式会社プランテック総合計画事務所へ吸収合併され解散。
  • 株式会社グローブ - 2020年8月1日に株式会社プランテック総合計画事務所へ吸収合併され解散。
  • 株式会社プランテック総合計画事務所 - 2021年6月1日に株式会社プランテックへ事業を譲渡し、同日付で株式会社プランテックアソシエイツへ吸収合併され解散。

脚注

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  1. ^ ABOUT US – 株式会社プランテック │ Plantec, Inc.”. plantec.co.jp (2021年4月30日). 2024年4月23日閲覧。
  2. ^ a b 大江 匡”. 日経クロステック. 建築家名鑑. 日経BP (2006年11月14日). 2021年8月23日閲覧。
  3. ^ 日経クロステック(xTECH). ““脱作品”を貫いた建築家・大江匡氏が死去”. 日経クロステック(xTECH). 2022年1月5日閲覧。
  4. ^ [1]
  5. ^ [2]
  6. ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1520290883442222464
  7. ^ [3]
  8. ^ a b c TSR速報 (株)亜細亜管財(旧:(株)プランテックアソシエイツ)東京商工リサーチ 2022年1月5日
  9. ^ a b c 倒産・動向速報記事 株式会社亜細亜管財帝国データバンク 2022年1月5日
  10. ^ 株式会社亜細亜管財国税庁法人番号公表サイト
  11. ^ 株式会社太平洋土木国税庁法人番号公表サイト
  12. ^ 株式会社日本サルコン国税庁法人番号公表サイト
  13. ^ 亜細亜管財/特別清算開始命令 <東京>JC-net. 2022年1月19日
  14. ^ (株)日本サルコン(旧商号・(株)プランテックコンサルティング)、他1社|東京都千代田区東京経済 2022年1月31日

参考文献

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外部リンク

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