事務職
事務職(じむしょく)とは、主に机上で職務を行う職業の俗称。一般的に「事務職」と呼ばれる職務を大別すると一般事務[1]・営業事務[2][3]・経理事務[4][5]・総務事務[6][7]・人事事務・受付事務・貿易事務・学校事務・医療事務・介護事務・調剤薬局事務などがある[3]。
事務職の種類・一般事務との差異
[編集]これらは「一般事務の職務内容」だけでなく、それぞれ営業職支援・経理・総務などの職務も行う。しかし、会社によっては、彼らに一般事務的な職務内容は一切させないところもある[8][9]。「IT事務」ならば、基本的には「ITに関連する業務」をメインに任されながらも、書類の作成・電話やメール対応など一般事務の内容も担当する[10]。事務職の中には医療事務、労務事務がある。基本的に一般事務とは異なり、経理事務ならば「経理のスキル」、労務事務には「労務の知識」など特定のスキルが必須である[9]。一般事務は「OA事務」とも呼ばれ、仕事内容は資料や契約書など書類作成、来客対応・メールや電話対応、データ入力を担当している。定時退社が基本で、デスクワーク中心なため、特別なスキルや資格が応募資格にしていないことが多く、未経験者からも人気な職種である[1]。そのため、給料は高くないのにも関わらず、一般事務は有効求人倍率が「1」を下回っており、求人数に対する応募者数が多いことから競争率は高い[9]。
企業の場合、経理、総務、法務などの管理部門や間接部門(アドミニストレーション)がこれに当る。簿記や会計もこれに含まれることがある。また、OL(オフィスレディー)は「事務職の女性」を指して使われているが、男女同権の視点からOLではなく、事務職と呼ばれることもある。
現代では様々な事務職・デスクワーク職が存在し、IT事務、経理事務、医療事務、学校事務など様々なモノ[11]がある。
脚注
[編集]- ^ a b “一般事務の仕事内容とは?給料から必要なスキル・身につくスキルまで詳しく解説 | 派遣・求人・転職なら【マンパワーグループ】”. 派遣の働き方ガイド. 2024年8月22日閲覧。
- ^ 営業担当からの指示を受けて資料や見積書を作成したり、クライアント対応や管理業務を行うなど営業活動をサポート
- ^ a b https://shigoto.mhlw.go.jp/User/OfficeOccupations
- ^ 経理・会計管理のソフトウェア、システム等を使い、社外との取引に伴う入出金、社内の資金管理、給料の支払等を担当。
- ^ https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/430
- ^ 文書の分類・整理・保管、建物・設備などの固定資産の管理、株式関連、株主総会・取締役会の準備・運営などの組織全体に関係する仕事に従事
- ^ https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/433
- ^ “経理事務とは?一般事務との違いや仕事内容をご紹介! | HUPRO MAGAZINE | 士業・管理部門でスピード内定|ヒュープロ”. ヒュープロ. 2024年8月22日閲覧。
- ^ a b c https://mynavi-agent.jp/knowledge/common/1693.html
- ^ “IT事務になるメリット・デメリットは?その仕事内容も解説!|テクノジョブサーチ”. jobsearch.fgl-ts.co.jp. 2024年8月22日閲覧。
- ^ 2019年11月26日2020年11月26日. “事務職で最もおすすめな業界は?将来性やお給料、待遇などの観点から徹底比較!”. ITサポート事務の教科書. 2021年1月7日閲覧。