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中村吉兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中村吉六から転送)
なかむら きちべえ
中村 吉兵衛
屋号 播磨屋
定紋 揚羽蝶 播磨屋揚羽蝶
生年月日 (1973-11-21) 1973年11月21日(50歳)
本名 松榮忠志
襲名歴 1. 中村吉六きちろく
2. 中村吉兵衛
出身地 日本の旗 日本広島県広島市安佐南区
血液型 A型
公式サイト 中村 吉兵衛

中村 吉兵衛(なかむら きちべえ、1973年11月21日[1] - )は、歌舞伎役者。立役二代目中村吉右衛門門下。本名は松榮 忠志(まつさか ただし[1])。屋号播磨屋定紋揚羽蝶広島市安佐南区出身。広島市立沼田高等学校卒業。血液型A型。趣味は献血アウトドアキャンプ

来歴

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1994年国立劇場第十二期歌舞伎俳優研修修了。
同年4月歌舞伎座双蝶々曲輪日記・角力場』の見物人、『御存鈴ヶ森』の雲助で松榮忠志の名で初舞台。
同年12月中村吉右衛門に入門し、南座盲長屋梅加賀鳶』の鳶の者ほかで中村吉六を名のる。
2015年9月歌舞伎座『競伊勢物語』の桂の源太、『伽羅先代萩』の笹野才蔵で中村吉兵衛を名のり名題昇進披露。 立役。キビキビした切れのいい動きで、立廻りの花四天や捕手でも目立つ存在だった。勉強会で『菅原伝授手習鑑』寺子屋の武部源蔵を真摯に勤めていたのが印象に残る。芸の虫といってもいいほどの芸熱心だけに、名題昇進を果たした今後も活躍が期待される。

2023年令和5年〉10月、重要無形文化財(総合認定/第十六次)に認定され「伝統歌舞伎保存会」会員となる[2][1]

受賞歴

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主な出演作

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歌舞伎

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  • 第18回 稚魚の会・歌舞伎会合同公演 (青年歌舞伎公演)にて、山蔭右京を好演。ほか多数。

テレビ

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映画

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 文化審議会の答申(重要無形文化財の指定及び保持者の認定等)』(プレスリリース)文化庁、2023年7月21日https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93918602.html2024年3月31日閲覧 及びⅠ. 答申内容” (PDF). 文化庁. pp. 8-9. 2024年3月31日閲覧。 “重要無形文化財の保持者の団体の構成員の追加認定(総合認定)”
  2. ^ 現会員”. 伝統歌舞伎保存会について:会員一覧. 伝統歌舞伎保存会 (2023年10月18日). 2024年3月31日閲覧。 “第十六次認定”

外部リンク

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  • 中村吉兵衛”. 歌舞伎公式ホームページ:歌舞伎 on the web. 歌舞伎俳優名鑑:現在の俳優篇. 日本俳優協会. 2024年3月31日閲覧。