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三陽自動車 (東京都)

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三陽自動車交通から転送)
三陽自動車株式会社
SANYO BUS
三陽自動車の日野・リエッセII
三陽自動車のマイクロバス車両
標準塗装(日野・リエッセII
種類 株式会社
略称 三陽バス
本社所在地 日本の旗 日本
134-0083
東京都江戸川区中葛西4丁目9-18[1]
本店所在地 135-0033
東京都江東区深川2丁目6-11[1]
設立 2010年平成22年)12月[1]
1950年昭和25年)5月創業[1]
業種 陸運業
法人番号 2010601040490
事業内容 特定旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
一般乗合旅客自動車運送事業[1]
自家用自動車運行管理請負業[1]
代表者 代表取締役 寺田学[1]
従業員数 760人(2022年現在)[1]
支店舗数 7営業所(2022年現在)[1]
主要株主 三陽自動車交通株式会社(母体企業)
外部リンク https://www.sanyo-web.co.jp/
特記事項:2010年12月、三陽自動車株式会社(旧)のバス部門を三陽自動車株式会社(新)として分社化。2011年4月、三陽自動車株式会社(旧)が三陽自動車交通株式会社へ商号変更[1][2]
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三陽自動車交通株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
135-0041
東京都江東区冬木16-12(2022年現在)[2]
設立 1950年昭和25年)5月
(三陽自動車株式会社として)[1][2]
業種 陸運業
法人番号 6010601002157
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業[2]
代表者 関澤邦正[2]
資本金 1,000万円[2]
従業員数 240人(乗務員数)[2]
主要子会社 三陽自動車株式会社
外部リンク https://www.cabsanyo.com/
特記事項:2010年12月、三陽自動車株式会社(旧)のバス部門を三陽自動車株式会社(新)として分社化。2011年4月、三陽自動車株式会社(旧)が三陽自動車交通株式会社へ商号変更[1][2]
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三陽自動車株式会社(さんようじどうしゃ)は、東京都江戸川区本社を置くバス事業者である[1]特定バス事業および、マイクロバスワンボックスカーなど小型車両による貸切バス事業を中心に営業を行う。コミュニティバスの運行受託実績もある[1][3]

本項では、母体となったタクシー事業者である三陽自動車交通株式会社(さんようじどうしゃこうつう)についても併せて記述する。

概要

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1950年東京深川に、戦後初の法人タクシー事業者として三陽自動車株式会社を設立[4]。福祉タクシーによる施設送迎事業などを経て[1][2]、バス事業規制緩和後の2005年特定バス事業に参入、次いで貸切バス事業に参入した[1][2]。特定バスからバス事業に参入したという点が特筆される。

2010年(平成22年)にはバス事業を分社化して現法人を設立し、母体のタクシー会社は三陽自動車交通株式会社へ商号変更した[1][2]。分社化後の2013年(平成25年)には乗合免許を取得し[1][2]佐倉市循環バス(現:佐倉市コミュニティバス)を受託して乗合バス事業へ進出した。

特色として小型車両を中心とし、マイクロバスの保有台数は都内有数である[3]。特定バス事業から出発した事業者らしく、豪華装備の大型観光バスに注力する同業他社とは一線を画した営業姿勢を採っている。また旅行業は行っておらず[1]、他の貸切バス事業者のような観光バスツアーも催行していない。

特定バス事業では、首都圏周辺の多数の地域(2022年4月現在で2377市町[1])で契約輸送を行う[1]。幼稚園や小中学校のスクールバス受託や、福祉タクシー事業で培ったノウハウから福祉送迎輸送も行い[1]、リフトバスも保有している[3]。そのほか、企業の従業員送迎バス商業施設シャトルバスの運行なども行っている[1][3]

沿革

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分社化前

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分社化後

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三陽自動車の小型バス車両
日野・ポンチョ
佐倉市循環バスカムロちゃんラッピング
  • 2011年(平成23年)
    • 9月 - 三陽自動車、江戸川営業所(現:本社営業所)を開設[1]
    • 12月 - 三陽自動車、千葉営業所を浦安市猫実に開設[1]
  • 2012年(平成24年)10月 - 三陽自動車株式会社、巡回シャトルバスを運行開始[1]
  • 2013年(平成25年)
  • 2015年(平成27年)
    • 6月 - 三陽自動車、茨城営業所を開設[1](翌年12月、茨城事業所へ改称[1])。
    • 12月 - 三陽自動車、大型路線車による企業シャトルバスを運行開始[1]
  • 2016年(平成28年)
    • 11月28日 - 三陽自動車交通が利用客を撮影したドライブレコーダー映像を無断でテレビ局に流出させる事件を起こす[5]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月 - 三陽自動車、神奈川事業所を開設[1]
    • 12月 - 佐倉市循環バスの受託を解消。
  • 2019年令和元年)7月 - 三陽自動車、埼玉事業所を開設[1]
  • 2020年(令和2年)
    • 9月 - 三陽自動車、静岡事業所を開設[1]
    • 12月4日 - 三陽自動車交通、国際自動車と業務提携を表明[6]
  • 2021年(令和3年)
    • 4月 - 三陽自動車交通、チェッカーキャブを脱退し前述の国際自動車との提携によりkmグループへ移籍[2]
    • 8月 - 三陽自動車、群馬事業所を開設[1]
  • 2022年(令和4年)4月 - 三陽自動車、神奈川事業所を川崎市川崎区榎町へ移転[1]

本社・事業所

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バス事業所

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三陽自動車株式会社

タクシー事業所

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三陽自動車交通株式会社
  • 本社 - 東京都江東区冬木16-12[2]
  • 富岡橋営業所 - 東京都江東区深川2丁目6-11[2]

車両

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バス車両

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2022年現在、629台(管理車両含む)が在籍する[1]。大型車や中型車も在籍するが、マイクロバスワンボックスカーといった小型車両を中心とする[3]。主な車種は以下のとおり[3]

車椅子用リフトバスとして、メルファ、リエッセII、ローザ、幼児バスとしてリエッセII幼児専用車を保有する[3]

タクシー車両

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2022年現在、タクシー車両80台、都市型ハイヤー車両28台、福祉車両15台が在籍する[2]

不祥事

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  • 2016年(平成28年)11月28日に三陽自動車交通のタクシーを乗客[7]が利用した直後に、フジテレビのスタッフが「取材」と称して当該車両を9時間半にわたり占拠し、翌11月29日にフジテレビから強要されて三陽自動車交通はドライブレコーダーの録画映像を漏洩し、個人のプライバシーである車内映像が無断で放送されてしまった[5]。この事件は放送直後から問題となり、翌11月30日に当時の所属団体であるチェッカーキャブは公式ウェブサイト上で謝罪文を掲載した[8]。さらに12月1日には国土交通省日本バス協会全国ハイヤー・タクシー連合会全国個人タクシー協会の業界3団体に宛てて通知を出す事態に発展した[9]。また業界紙『東京交通新聞』同年12月12日付の紙面に事の詳細が掲載されたことを受け、同年12月17日に三陽自動車交通は公式サイトに謝罪文を掲載[10]した。なお、2019年1月17日には三陽自動車交通が当該乗客から民事訴訟を提訴され、東京地方裁判所判決で被害者に対し220万円の損害賠償を命じられ、敗訴した[11]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be 会社概要・沿革 三陽自動車株式会社、2022年9月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 会社概要 三陽自動車交通株式会社、2022年9月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g バス車両一覧 三陽自動車株式会社、2022年9月14日閲覧。
  4. ^ 三陽自動車交通株式会社
  5. ^ a b ASKA映像流出 フジテレビがタクシー9時間半“拘束”の波紋”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2022年10月18日閲覧。
  6. ^ 国際自動車と三陽自動車交通、タクシー事業で業務提携契約 国際自動車 プレスリリース、2021年。
  7. ^ この乗客は著名な芸能人であった。
  8. ^ この度のチェッカーキャブ加盟会社の車内映像がテレビ等マスコミ各局にて放送されている事態につきまして - ウェイバックマシン(2016年11月30日アーカイブ分)
  9. ^ 報道発表資料:ドライブレコーダーの映像の適切な管理の徹底について”. 国土交通省. 2022年10月18日閲覧。
  10. ^ 東京都江東区のタクシー会社:三陽自動車交通 タクシー乗務員募集中 - ウェイバックマシン(2016年12月17日アーカイブ分)
  11. ^ ASKAさん事件:タクシー映像提供違法、ASKAさん勝訴 東京地裁”. 2022年10月18日閲覧。

関連項目

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三陽自動車(バス)
三陽自動車交通(タクシー)

外部リンク

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