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日本農学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にほんのうがっかい
日本農学会
英語名称 ASSOCIATION OF JAPANESE AGRICULTURAL SCIENTIFIC SOCIETIES
略称 AJASS
法人番号 8010005027682
専門分野 農学
設立 1929年11月13日
前身 農学会
会長 大杉 立 (第25代会長)
事務局 日本の旗 日本
113-8657
東京都文京区弥生1丁目1番1号
東京大学農学部
会員数 54学会(2022年2月現在)
ウェブサイト www.ajass.jp/index.html ウィキデータを編集
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一般社団法人日本農学会(にほんのうがっかい、: Association of Japanese Agriculture Scientific Societies. AJASS)は、広義の総合的な意味での農学系学協会の連合体である[1][2]。狭義の農学(農業生物学)のみならず農業土木、林学、獣医学、農業経済学、環境学、バイオテクノロジーなど基礎科学から応用技術まで広く農学関連の学会や協会が構成員として加盟している[3]。事務局は東京大学農学部内に置く[4]

概要

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農学に関する専門学協会の連合協力により、農学およびその技術の進歩や発達に貢献し、総合・統一された農学の発展を図る連合体として設立された[5]。1929年(昭和4年)11月13日に設立総会を催し[5]、翌1930年に13分野の専門学会の研究発表会として最初の日本農学大会を開催して活動を開始した[6]。16団体で発足し[注 1]2022年2月現在は54の団体が会員となっている[7][5]

1942年(昭和17年)から日本農学賞を授与している[6]。また、読売農学賞の推薦・選考も担っており、両賞の授与式は毎年4月5日開催の日本農学大会で日本農学賞授与式ならびに読売農学賞授与式としておこなわれる[6]。なお、日本農学賞の歴代受賞者および業績論文名は、同賞の前身である「農学賞」もあわせて公式ウェブサイトに掲載されている[8][9]

簡潔な沿革
出来事
1887年(明治20年) 前身の「農学会」が設立(のちに財団法人農学会)
1929年(昭和4年) 農学会の別組織(専門学会の連合体)として「日本農学会」設立
1930年(昭和5年) 第1回日本農学大会を開催
1952年(昭和27年) 財団法人農学会が日本農学会を退会
2017年(平成29年) 「一般社団法人日本農学会」へ移行

日本農学会に加盟する学術団体

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公式ウェブサイト掲載の「加盟学協会一覧」に拠る[7]

刊行物

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  • 『日本農学賞受賞論文要旨』(1952年創刊)[10]
  • 『日本農学会シンポジウム講演要旨』(1967年創刊)[11]

脚注

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注釈

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  1. ^ 1929年、日本農学会発足当時の構成学会は、農学会(現在の公益財団法人農学会)、札幌農林学会、園芸学会日本造園学会日本作物学会日本土壌肥料学会日本農芸化学会日本植物病理学会日本蚕糸学会、農業土木学会(現在の農業農村工学会)、農業経済学会、応用動物学会、日本畜産学会日本獣医学会、林学会(現在の日本森林学会)、水産学会(東京大学系)の16団体だった[6]

出典

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  1. ^ 日本農学会について : 概略”. 日本農学会ウェブサイト. 2020年10月15日閲覧。
  2. ^ 日本農学会』 - コトバンク
  3. ^ 大熊幹章 (2010年6月18日). “木材利用の科学は農学か、工学か” (pdf). 日本木材学会ウェブサイト. p. 2. 2023年6月24日閲覧。 ※著者の大熊は第16代日本農学会会長(2010–2013年度)、東京大学名誉教授。pdf配布元は日本木材学会ウェブサイト「ウッディエンス メールマガジン No. 016(2010/06/18)」ページ。
  4. ^ 日本農学会事務局”. 日本農学会ウェブサイト. 2023年6月24日閲覧。
  5. ^ a b c 日本農学会 - 学会名鑑 ※「設立趣旨」「含まれる学術団体」参照。
  6. ^ a b c d 日本農学会について : 歴史”. 日本農学会ウェブサイト (2020年). 2023年6月24日閲覧。
  7. ^ a b 加盟学協会一覧”. 日本農学会ウェブサイト. 2023年6月24日閲覧。
  8. ^ 日本農学賞受賞者〔昭和17年– 〕”. 日本農学会ウェブサイト. 2023年6月24日閲覧。
  9. ^ 農学賞受賞者〔大正14年度–昭和16年度〕”. 日本農学会ウェブサイト. 2023年6月24日閲覧。
  10. ^ 『日本農学賞受賞論文要旨』、CRID 1130000793602194944ISSN 0910-2477
  11. ^ 『日本農学会シンポジウム講演要旨』、CRID 1130000793544720896

外部リンク

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