ロール・ザ・ボーンズ (ラッシュのアルバム)
『ロール・ザ・ボーンズ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ラッシュ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1991年2月~5月 | |||
ジャンル |
ロック プログレッシブ・ロック ハードロック | |||
時間 | ||||
プロデュース | ラッシュ, ルパート・ハイン | |||
ラッシュ アルバム 年表 | ||||
|
『ロール・ザ・ボーンズ』 (Roll The Bones) は、カナダ出身のロックバンド、ラッシュの14作目のスタジオ・アルバム。
前作に引き続き、ルパート・ハインを共同プロデューサーに迎えた。
バンドにとって商業的成功への復帰作となり、米国で第3位、英国で第10位、カナダで第11位を記録した。
前作「プレスト」と同様にシンセサイザーを減らし、ギターを主体としたサウンドになっており、歌詞はニール・パートが歌詞の実験をしているときに考案した、人生の様々な局面における偶然の要素に関する事柄がテーマとなっている。
リードシングル「ドリームライン」はアメリカのビルボード・アルバム・ロック・トラックスで1位を獲得した。1992年「Where's My Thing? (Part IV, "Gangster Of Boats" Trilogy)」はラッシュにとって2曲目となるグラミー賞の最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス部門にノミネートされた。
背景
[編集]アルバムのための作曲とリハーサルに9〜10週間、録音に8週間を要した[1]。
1991年2月~5月にかけ、ケベック州モーリンハイツのル・スタジオとトロントのマクリア・プレイスで録音された。
熟練の曲作り、曲に与えるフィードバック、以前のアルバムよりも幅広い音楽性を達成できる能力から、ルパート・ハインとの仕事の継続を望んだ。前作と同様に製作は順調に進み、ベースとドラムのパートは4日、ギターは8日で仕上げた。当初1992年1月にアルバムをリリースする予定だったが、2ヶ月早く完成させた[2]。
ドラムの音作りにおいて、ほとんど楽曲でアコースティックドラムを使用し、電子キット類の使用は最低限となっている。また、ニール・パートは「整理されすぎていて、構築的すぎる」傾向があることに気づき、「ロール・ザ・ボーンズ」では意図的により自然な演奏を捉えるため、レコーディング当日に録音を行い、リハーサルを行わなかった楽曲がある。
「ロール・ザ・ボーンズ」について、ニール・パートは「グループはレコーディングの各段階が特に楽しく、満足のいくものであった」、「それはグループ内の『新しい信念、再生の感覚』に火をつけた」と述べており、ゲディ・リーはアルバムのための作曲セッションを「『非常にポジティブ』で『楽観的』であった」と述べている。
収録曲
[編集]全作詞: ニール・パート、全作曲: アレックス・ライフソン & ゲディ・リー。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「Dreamline」 | |
2. | 「Bravado」 | |
3. | 「Roll The Bones」 | |
4. | 「Face Up」 | |
5. | 「Where's My Thing? (Part IV, "Gangster Of Boats" Trilogy)」 | |
6. | 「The Big Wheel」 | |
7. | 「Heresy」 | |
8. | 「Ghost Of A Chance」 | |
9. | 「Neurotica」 | |
10. | 「You Bet Your Life」 |
チャート
[編集]Year | Chart | 最高順位 |
---|---|---|
1991 | Billboard 200 | 3[3] |
全英アルバムチャート | 10[4] |
脚注
[編集]- ^ “"Straight From The Heart" - Canadian Musician, October 1991”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “"Roll The Bones CD Launch" - WNEW, August 29, 1991”. www.2112.net. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “Roll The Bones chart position in the US”. Billboard. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “Rush chart positions in the UK”. 2023年1月19日閲覧。