ロバート・グラスパー
ロバート・グラスパー Robert Glasper | |
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ロバート・グラスパー(2013年) | |
基本情報 | |
出生名 | Robert Andre Glasper |
生誕 | 1978年4月6日(46歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン |
ジャンル | ジャズ、ヒップ・ホップ、ソウル、R&B、ネオ・ソウル |
職業 | ミュージシャン、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家 |
担当楽器 | ピアノ、フェンダー・ローズ、キーボード |
活動期間 | 2003年 - |
レーベル | ブルーノート・レコード |
共同作業者 | ロバート・グラスパー・トリオ、ロバート・グラスパー・エクスペリメント、ビラル・オリヴァー、モス・デフ、Q-ティップ、RCDC、J・ディラ、エリカ・バドゥ、コモン、スヌープ・ドッグ、タリブ・クウェリ、マックスウェル、ミシェル・ンデゲオチェロ、レデシ、レイラ・ハサウェイ、ミュージック・ソウルチャイルド、ストークリー・ウィリアムズ、エミリー・サンデー、エリック・ロバーソン、ルーク・ジェームス、マルコム=ジャマル・ワーナー、ノラ・ジョーンズ、フェイス・エヴァンス、アンソニー・ハミルトン、マーシャ・アンブロージアス、ドゥウェレ、ジル・スコット、ジャズミン・サリヴァン、ジーン・グレー、メイシー・グレイ、ブランディ、インディ・ザーラ |
公式サイト | ユニバーサルミュージック ジャパンのページ |
ロバート・グラスパー(Robert Glasper、1978年4月5日 - )は、アメリカ合衆国ヒューストン出身のアメリカ人のジャズ・ピアニスト、音楽プロデューサー。2012年の第55回グラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞を、アルバム『ブラック・レディオ』で獲得している。
経歴
[編集]彼が最初期に影響を受けたミュージシャンは、彼の母であり、かつプロのブルース・ジャズ・ゴスペル歌手のキム・イヴェット・グラスパー(Kim Yvette Glasper)である。彼女は、ロバートをベビーシッターに預けるようになるまで、よく彼をジャズクラブに連れて行っていた。また、彼女は教会でも頻繁にパフォーマンスを行っており、ロバートはそこでピアノを弾くようになり、また、演奏を披露するようになった[1]。なお、そのようにして演奏を行っていたのは、バプティスト、カトリック、セブンスデー・アドベンチスト教会の3つの宗派の教会においてであった。
その後、ロバートはテキサス州シュガーランドにあるエルキンズ高校を経て、ヒューストンのハイスクール・フォー・ザ・パフォーミング・アンド・アーツに入学。そして、ニューヨーク・シティのニュースクール大学のジャズ・コンテンポラリーミュージックへ進学。
ニュースクール大学において、ネオソウルの歌手であるビラル・オリヴァーと出会い、彼らは共にパフォーマンスと録音を始めるようになる。この在学中に、クリスチャン・マクブライド、ラッセル・マローン、ケニー・ギャレット等とのギグを経験する[2]。
ロバートの最初のアルバム『ムード』は、Fresh Sound New Talentより2004年に発売される。このアルバムはロバートの手による6曲と、3曲のカバーによって構成された。
受賞とノミネート
[編集]年 | ノミネート対象 | 賞 | 結果 |
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2010 | "All Matter" (with Bilal) | Best Urban/Alternative Performance | ノミネート |
2013 | Black Radio | Best R&B Album | 受賞 |
"Gonna Be Alright (F.T.B.)" (with Ledisi) | Best R&B Performance | ノミネート | |
2015 | Black Radio 2 | Best R&B Album | ノミネート |
"Jesus Children of America" (with Lalah Hathaway & Malcolm-Jamal Warner) | Best Traditional R&B Performance | 受賞 |
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『ムード』 - Mood (2004年、Fresh Sound New Talent) ※2002年録音
- 『キャンヴァス』 - Canvas (2005年、Blue Note)
- 『イン・マイ・エレメント』 - In My Element (2007年、Blue Note)
- 『ダブル・ブックド』 - Double-Booked (2009年、Blue Note)
- 『ブラック・レディオ』 - Black Radio (2012年、Blue Note)[3]
- 『ブラック・レディオ2』 - Black Radio 2 (2013年、Blue Note)
- 『カヴァード』 - Covered (2015年、Blue Note)
- 『エヴリシングス・ビューティフル』 -Everything's Beautiful (2016年、Columbia/Legacy)
- 『アートサイエンス』- ArtScience (2016年、Blue Note)
- 『ファック・ヨ・フィーリングス』- Fuck Yo Feelings (2019年、Loma Vista Recordings)
- 『ブラック・レディオ3』 - Black Radio 3 (2022年、Loma Vista Recordings)
EP
[編集]- 『ブラック・レディオ・リカヴァード・ザ・リミックス 』 - Black Radio Recovered: The Remix EP (2012年、Blue Note)
- Porter Chops Glasper (2014年、Blue Note)
- Dinner Party (2020年、Sounds of Crenshaw/Empire)
日本独自企画盤
[編集]- 『ベスト・オブ・ロバート・グラスパー』- The best of Robert Glasper (2017年、Universal Music)
- 『ロバート・グラスパー×ケイトラナダ:アートサイエンス・リミキシーズ』- Robert Glasper × Kaytranada: The Artscience Remixes (2018年、Universal Music)
脚注
[編集]- ^ Andrew Gilbert (2013年3月6日). “Pianist Robert Glasper Straddles Jazz and R&B at Winter Fest”. Activate.metroactive.com. 2015年7月7日閲覧。
- ^ https://www.universal-music.co.jp/robert-glasper/biography/
- ^ “Robert Glasper, Black Radio – Track-by-Track Review”. The Jazz Line. Mersion Media. 2011年12月18日閲覧。
参照
[編集]- Robert Glasper: The pianist whose jazz is filled with soul, Telegraph
- Robert Glasper Video Interview, The Jazz Line
- In Conversation with Robert Glasper, Jazz.com
- Charlie Parker Jazz Festival: Cool Jazz in Harlem, New York The Sun
- Review of Canvas, The Guardian
- Robert Glasper, Jazz Times
- In My Element by Robert Glasper, New York Magazine
- Review of Robert Glasper's Canvas, allaboutjazzcom