ロバート・ガスコイン=セシル (第7代ソールズベリー侯爵)
第7代ソールズベリー侯爵 ロバート・ガスコイン=セシル Robert Gascoyne-Cecil 7th Marquess of Salisbury | |
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2013年のソールズベリー侯 | |
生年月日 | 1946年9月30日(78歳) |
出身校 | オックスフォード大学クライスト・チャーチ |
所属政党 | 保守党 |
称号 | 第7代ソールズベリー侯爵、ガーター勲章ナイト(KG)、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO)、枢密顧問官(PC) |
配偶者 | ハンナ・アン |
内閣 | メージャー内閣 |
在任期間 | 1994年 - 1997年 |
庶民院議員 | |
選挙区 | サウス・ドーセット選挙区[1] |
在任期間 | 1979年5月3日 - 1987年6月11日[1] |
貴族院議員 | |
在任期間 | 1992年1月1日 - 現職[1] |
第7代ソールズベリー侯爵ロバート・マイケル・ジェームズ・ガスコイン=セシル(英: Robert Michael James Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury, KG, KCVO, PC, DL、1946年9月30日 - )は、イギリスの政治家、貴族。保守党に所属し、メージャー内閣で王璽尚書兼貴族院院内総務(在職1994年-1997年)を務めた。
19世紀後半に3度にわたって首相を務めた第3代ソールズベリー侯爵は高祖父にあたる。
経歴
[編集]第6代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシルとその妻マージョリーの長男として生まれる[2]。
イートン校を経てオックスフォード大学クライスト・チャーチへ進学[2]。
1972年に父がソールズベリー侯爵位を継承したのに伴い、その嫡男の儀礼称号クランボーン子爵を使用する[2]。
1979年から1987年までサウス・ドーセット選挙区から選出されて保守党所属の庶民院議員を務める[2]。
父がいまだ存命の1992年1月1日に繰上勅書により第13代エッセンドンのセシル男爵位を継承し、貴族院へ移籍した[1]。1992年から1994年まで国防省政務次官を務める[2][3]。
1994年から1997年にかけては王璽尚書と貴族院院内総務を務める[3]。
トニー・ブレア労働党政権下の1999年、世襲貴族の全議席を削除する貴族院法案が提出されたが、クランボーン卿は保守党貴族院院内総務として政府との交渉にあたった。ウェザリル卿の作成した修正案を大法官アーバイン卿に認めさせ、世襲貴族の議席を92議席残すことに成功した[4]。彼自身も1999年11月17日に一代貴族のガスコイン=セシル男爵に叙されたことで貴族院の議席を保った[5][1]。
2003年7月11日に父の死去により第7代ソールズベリー侯爵位を継承した[2]。
2012年9月にはダイアモンド・ジュビリー(女王在位60周年記念式典)のテムズ川野外劇の準備委員会議長としての功績によりロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO)を受勲した[6]。
栄典
[編集]爵位
[編集]1992年1月1日の繰上勅書で父ロバート・ガスコイン=セシルから以下の爵位を継承した[2] [8]
1999年11月17日に以下の爵位を新規に叙された[2][8]
- ラトランド州におけるエッセンドンのガスコイン=セシル男爵 (Baron Gascoyne-Cecil, of Essendon in the County of Rutland)
- (勅許状による連合王国一代貴族爵位)
2003年7月11日の父ロバート・ガスコイン=セシルの死去により以下の爵位を継承した[2][8]。
- 第7代ソールズベリー侯爵 (7th Marquess of Salisbury)
- (1789年8月18日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
- 第13代ソールズベリー伯爵 (13th Earl of Salisbury)
- 第13代クランボーン子爵 (13th Viscount Cranborne)
勲章
[編集]その他名誉職
[編集]家族
[編集]1970年に陸軍軍人ウィリアム・スターリング・オブ・キーア中佐の娘ハンナ・アンと結婚し、彼女との間に以下の5子を儲けている[2]。
- 第1子(長男)クランボーン子爵ロバート・エドワード(1970-):ソールズベリー侯爵位の法定推定相続人
- 第2子(長女)エリザベス・アン嬢(1972-):
- 第3子(次男)ジェームズ・リチャード卿(1973-)
- 第4子(次女)ジョージアナ嬢(1977-)
- 第5子(三女)キャサリン嬢(1977-)
出典
[編集]- ^ a b c d e UK Parliament. “Viscount Cranborne” (英語). HANSARD 1803–2005. 2014年3月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k Lundy, Darryl. “Robert Michael James Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury” (英語). thepeerage.com. 2014年3月20日閲覧。
- ^ a b c “Marquess of Salisbury”. www.parliament.uk. 2014年5月28日閲覧。
- ^ 田中(2009) p.241
- ^ "No. 55676". The London Gazette (英語). 23 November 1999. p. 12466. 2011年4月13日閲覧。
- ^ a b “The 2012 Diamond Jubilee Honours List”. royal.gov.uk. 2014年3月20日閲覧。
- ^ a b “New appointments to the Order of the Garter announced”. The Royal Family (27 February 2019). 27 February 2019閲覧。
- ^ a b c Heraldic Media Limited. “Salisbury, Marquess of (GB, 1789)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年7月22日閲覧。
出典
[編集]- 田中嘉彦「英国ブレア政権下の貴族院改革 : 第二院の構成と機能」『一橋法学』第8巻第1号、一橋大学大学院法学研究科、2009年3月、221-302頁、doi:10.15057/17144、ISSN 13470388、NAID 110007620135。
外部リンク
[編集]- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Marquess of Salisbury
- The young elite 1-10
- Debrett's People of Today
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サウス・ドーセット選挙区選出庶民院議員 1979年 – 1987年 |
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公職 | ||
先代 ウェイカム男爵 |
貴族院院内総務 1994年 – 1997年 |
次代 リチャード男爵 |
王璽尚書 1994年 – 1997年 | ||
党職 | ||
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