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フェルナンド・レマーチャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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フェルナンド・レマーチャ
出生名 Fernando Remacha Villar
生誕 1898年12月15日
スペインの旗 スペイン王国ナバラ県トゥデラ
出身地 スペインの旗 スペイン
死没 (1984-02-21) 1984年2月21日(85歳没)
スペインの旗 スペインナバラ州パンプローナ
学歴 マドリード音楽院
職業 作曲家

フェルナンド・レマーチャ・ビジャール(Fernando Remacha Villar, 1898年12月15日 - 1984年2月21日)は、スペインナバラ県トゥデラ出身の作曲家

故郷のトゥデラでヴァイオリンを学んだ後、マドリード音楽院でヴァイオリンと作曲を学んだ。1923年にローマに留学して、ジャン・フランチェスコ・マリピエロに師事した。1928年に帰国し、ヴィオラ奏者として活動する一方、ルイス・ブニュエルなどの映画の音楽を担当した。

1930年にフランス6人組にならって、サルバドール・バカリッセフリアン・バウティスタホアン・ホセ・マンテコングスタボ・ピッタルーガローサ・ガルシア・アスコートロドルフォ・アルフテルエルネスト・アルフテルらとともにスペイン8人組を結成した。

しかしスペイン内戦の結果、トゥデラに戻り、1950年代まで筆を断った。1957年にパンプローナパブロ・サラサーテ音楽院の教授に就任し、活動を再開した。1973年にナバラ大学から名誉博士号を贈られ、1982年にはスペイン国家音楽賞を受賞した。

作品にはカンタータモテットギター協奏曲、ピアノ曲、合唱曲などがある。初期の作風はイーゴリ・ストラヴィンスキーマヌエル・デ・ファリャ、マリピエロの影響を受けたものだったが、スペイン音楽の本質の追求を放棄することはなく、カンタータ「十字架上のイエス・キリスト」でその試みは最大限に深められた。

文献

[編集]
  • Fernando Remacha, Música de Fernando Remacha [música impresa], Fondo de Publicaciones del Gobierno de Navarra, Pamplona.
  • Margarita Remacha, Fernando Remacha, una vida de armonía, Fondo de Publicaciones del Gobierno de Navarra, Pamplona, 1996.
  • VV.AA. Jornadas en torno a Remacha y la Generación del 27, Universidad Pública de Navarra, Pamplona, 1998.
  • Marcos Andrés Vierge, Fernando Remacha: el compositor y su obra, Instituto Complutense de Ciencias Musicales, Madrid, 2003.