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ルーシー・ボイントン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルーシー・ボイントン
Lucy Boynton
Lucy Boynton
ボヘミアン・ラプソディ』のプレスインタビューにて(2018年
生年月日 (1994-01-17) 1994年1月17日(30歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
国籍 イギリスの旗 イギリス[1]
職業 女優
活動期間 2006年 -
著名な家族 父:グレアム・ボイントン英語版
事務所 CAA、United Agents(エージェント契約)[2]
公式サイト www.unitedagents.co.uk/lucy-boynton
主な作品
シング・ストリート 未来へのうた
ボヘミアン・ラプソディ
テンプレートを表示

ルーシー・ボイントン: Lucy Boynton, 1994年1月17日 - )は、イギリス女優ルーシー・ボーイントンとも表記される[3]

生い立ちと私生活

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ニューヨークで生まれ、ロンドンで育つ[4]。ブラックヒース・ハイスクール (Blackheath High Schoolに通った後、ジェームズ・アレン・ガールズ・スクール (James Allen's Girls' Schoolに進んだ[5]。父のグレアム・ボイントン英語版デイリー・テレグラフなどを発行するイギリスの新聞社テレグラフ・メディア・グループ英語版の編集者で[5]、母エイドリアン・ピールー(英: Adriaane Pielou)は紀行作家である[6]。エマ・ルイーズ・ボイントン(英: Emma Louise Boynton)という姉が1人いる。

2017年の映画『オリエント急行殺人事件』撮影後はジョニー・デップとの交際が噂されたこともあったが、真偽は不明であった[7][8][9]。その後2018年の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で恋人役を演じたラミ・マレックとの交際が報じられている[10][11][12][13]。マレックは第30回パームスプリングス国際映画祭(2019年)でボイントンとの交際を公に認めた[14][15]。ふたりは5年間交際していたが2023年夏に破局した[16]

キャリア

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2006年に公開された映画『ミス・ポター』(主演:レネー・ゼルウィガー)で、少女時代のビアトリクス・ポターを演じてデビューした。この時ボイントンは、撮影初日について「人生で1番素敵な日」(英: "That was and always will be the best day of my life. ")と述べている[6]。翌2007年にはこの作品で第28回ヤング・アーティスト・アワード英語版映画部門最優秀助演女優賞 (enにノミネートされた[17]

画像外部リンク
en:File:Ballet Shoes.jpg
? 『バレエ・シューズ』のポスター

2007年には、BBCのテレビ映画『バレエ・シューズ』では、主要人物の1人ポージー・フォッシル役を演じ、エマ・ワトソンと共演した[18]。ダンスシーンでは、ボイントンの代わりにボディダブルがバレエを踊った。2008年にBBCで放送されたシリーズ『分別と多感英語版』では、マーガレット・ダッシュウッドを演じた[4]。この作品はジェーン・オースティン同名小説を映像化したものである。

2010年チャンネル4で放映されたテレビ映画『モー・モーラム 〜不可能を可能にした女〜英語版』では、モー・モーラムの継娘を演じ、ジュリー・ウォルターズデイヴィッド・ヘイグ英語版と共演した[19]2011年にはテレビシリーズ『オックスフォードミステリー ルイス警部』にゲスト出演した[20]

2016年公開の映画『シング・ストリート 未来へのうた』で、ミステリアスなヒロインのラフィーナ役を演じた[21][22][23]

2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、フレディ・マーキュリーの元婚約者で、生涯を通じた友人となったメアリー・オースティン役を演じた[24][25]

ファッションにも定評があり、所謂おしゃれセレブとしても知られる[26]

主な出演作品

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映画

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映画
題名 役名 備考 吹き替え
2006 ミス・ポター
Miss Potter
ビアトリクス・ポター(少女時代)
2012 400 Boys (en[27] ハイジ
2013 Copperhead (en エスター・ハガドーン
Hymn to Pan ホリデー 短編映画
2015 フェブラリィ -悪霊館-
The Blackcoat's Daughter (en
ローズ 旧題:"February" (吹き替え版なし)
2016 Lock In ルーシー 短編映画
シング・ストリート 未来へのうた
Sing Street
ラフィーナ 近藤唯
呪われし家に咲く一輪の花
I Am the Pretty Thing That Lives in the House[2]
ポリー・パーソンズ Netflixオリジナル映画
Don't Knock Twice クロエ
2017 ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
Rebel in the Rye
クレア・ダグラス 髙瀨友
Let Me Go エミリー
オリエント急行殺人事件
Murder on the Orient Express[2][28]
アンドレニ伯爵夫人 アガサ・クリスティーによる同名小説の映画化 清水理沙
2018 ボヘミアン・ラプソディ
Bohemian Rhapsody
メアリー・オースティン 川庄美雪
アポストル 復讐の掟
Apostle
アンドレア・ハウ Netflixオリジナル映画 清水理沙
2021 ロックダウン
Locked Down
シャーロット
2022 ほの蒼き瞳
The Pale Blue Eye
リア・マルキス 米本早希
シュヴァリエ英語版
Chevalier
マリー・アントワネット
2023 バービー
Barbie
プルースト・バービー カメオ出演[29]
2024 グレイテスト・ヒッツ
The Greatest Hits
ハリエット・ギボンズ Disney+オリジナル映画 (吹き替え版なし)

テレビ

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テレビ
題名 役名 備考 吹き替え
2007 バレエ・シューズ
Ballet Shoes
ポージー・フォッシル テレビ映画 米澤円
2008 分別と多感
Sense and Sensibility
マーガレット・ダッシュウッド ミニシリーズ(3話)
2010 モー・モーラム 〜不可能を可能にした女〜英語版
Mo
ヘンリエッタ・ノートン テレビ映画
2011 オックスフォードミステリー ルイス警部
Lewis
ゾーイ・サスキン 第5シーズン第4話「誰がメアリーを殺した?」 (吹き替え版なし)
2011, 2014 ボルジア 欲望の系譜
Borgia
シスター・ルシア英語版 計2話出演
2014 刑事モース〜オックスフォード事件簿〜
Endeavour
ペトラ・ブリアーズ 第2シーズン第2話「亡霊の夜想曲 / 鏡の国の少女」
LAW & ORDER:UK英語版
Law & Order: UK
ジョージア・ハットン 第5シーズン第6話 "Bad Romance"
2015 Life in Squares (en アンジェリカ・ガーネット英語版 ミニシリーズ
2017 Gypsy (en アリソン
Allison[2]
Netflixで放送[2]
2019- ザ・ポリティシャン
The Politician
アストリッド・スローン Netflixで放送 北原沙弥香
2021 モダン・ラブ
Modern Love
ポーラ Amazonオリジナルアンソロジードラマ
第2シーズン第3話「(ダブリンの)見知らぬ乗客」
種市桃子
2022 ハリー・パーマー 国際諜報局英語版
The Ipcress File
ジーン・コートニー スターチャンネルで放送 長尾明希
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?[30]
Why Didn't They Ask Evans?
レディ・フランシス・"フランキー"・ダーウェント
Lady Frankie Derwent
NHK BS・総合で放送[31][32] 川庄美雪[32]

出典

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  1. ^ Alocada, Vincent (July 23, 2016). “'The Flash' movie rumors: Kiersey Clemons and Rita Ora compete for the Iris West role”. Ecumenical News. http://www.ecumenicalnews.com/article/the-flash-movie-rumors-kiersey-clemons-and-rita-ora-in-a-tight-race-for-the-iris-west-role/48247.htm July 23, 2016閲覧。 
  2. ^ a b c d e Petski, Denise (2016年10月7日). “‘Sing Street’s Lucy Boynton Cast In ‘Gypsy’ Netflix Drama”. Deadlnine.com. 2017年1月15日閲覧。
  3. ^ #allcinema
  4. ^ a b “Lucy Boynton - The Protagonist Magazine”. The Protagonist Magazine. (30 July 2015). http://www.theprotagonistmagazine.com/stage-screen-1/lucy-boynton-1 4 May 2016閲覧。 
  5. ^ a b Tweedie, Neil (2006年12月6日). “Once upon a time there was a little girl who wanted to be a movie star”. The Telegraph. 2017年1月15日閲覧。
  6. ^ a b Pielou, Adriaane (2006年12月12日). “My Lucy, the film star”. The Daily Telegraph. 2009年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月15日閲覧。
  7. ^ Sanchez, Rosa (2017年3月29日). “Johnny Falls Hard For His Sexy New Co-Star — And She’s 30 Years Younger!”. Radar Online英語版. 2018年11月23日閲覧。
  8. ^ Lucy Boynton Having Dating Affair With Co-Star? Rumors of Actor Johnny Depp Becoming Her Boyfriend Debunked!”. Live Rampup (2017年7月26日). 2018年11月23日閲覧。
  9. ^ New girlfriend of Johnny Depp Lucy Boynton is 30 years younger than him”. Frivolette Magazine. 2018年11月23日閲覧。
  10. ^ Whiteman, Bobbie (2018年4月25日). “Rami Malek 'dating' Lucy Boynton after playing lovers in Bohemian Rhapsody movie”. デイリー・メール. 2018年11月23日閲覧。
  11. ^ Davison, Rebecca (2018年11月15日). “Rami Malek and his Bohemian Rhapsody co-star girlfriend Lucy Boynton put on a loved-up display on Rodeo Drive”. デイリー・メール. 2018年11月23日閲覧。
  12. ^ Wang, Evelyn (2018年4月25日). “Rami Malek Is Reportedly Dating Bohemian Rhapsody Costar Lucy Boynton”. W magazin. 2018年11月23日閲覧。
  13. ^ Guglielmi, Jodi (2018年8月13日). “Rami Malek Kisses His Bohemian Rhapsody Costar Lucy Boynton on Lunch Date”. [[ピープル (雑誌)|]]. 2018年11月23日閲覧。
  14. ^ D'Aluisio, Alexandra (2019年1月4日). “Rami Malek Finally Confirms His Relationship With ‘Bohemian Rhapsody’ Costar Lucy Boynton: ‘My Love’”. USマガジン英語版. 2019年1月6日閲覧。
  15. ^ 安部かすみ (2019年1月6日). “大ヒット『ボヘミアン・ラプソディ』。映画では結ばれなかった2人(ラミ&ルーシー)が実生活で交際宣言”. Yahoo!ニュース. 2019年1月6日閲覧。
  16. ^ Parkin, Laura (2023年8月4日). “Rami Malek and Lucy Boynton 'have SPLIT after more than five years together' following months of speculation”. デイリー・メール. 2024年3月11日閲覧。
  17. ^ 28th Annual Young Artist Awards - Nominations / Special Awards”. Young Artist Award. 2016年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月15日閲覧。
  18. ^ Walden, Celia (2007年8月7日). “Emma makes a classic pirouette”. The Daily Telegraph. 2008年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月15日閲覧。
  19. ^ モー・モーラム ~不可能を可能にした女~ - allcinema - 2017年1月15日閲覧。
  20. ^ Lucy Boynton”. United Agents. 2017年1月15日閲覧。
  21. ^ 映画『シング・ストリート 未来へのうた』公式サイト”. ギャガ. 2017年1月15日閲覧。
  22. ^ The Weinstein Company (2016年). “Sing Street Production Notes” (PDF). TWCPublicity.com. 2017年1月15日閲覧。
  23. ^ Cosmo Films Limited (2016年). “SING STREET Production Notes” (PDF). ライオンズゲート・フィルムズ. 2017年1月15日閲覧。
  24. ^ Peacock, Tim (2017年9月8日). “クイーン伝記映画で、ルーシー・ボイントンがメアリー・オースティンを演じることが決定”. udiscovermusic.jp. 2018年11月14日閲覧。
  25. ^ 映画『ボヘミアン・ラプソディ』、フレディの同性愛の部分が描かれていないという批判に出演者が反論”. NME Japan (2018年10月23日). 2018年11月14日閲覧。
  26. ^ 大人のパステルカラーは″ワントーン″が鉄則! ルーシー・ボイントンのラベンダーアイ - Peachy - ライブドアニュース
  27. ^ Kemp, Stuart (2012年9月19日). “British Filmmaker Eyes Far East for First Thriller”. ハリウッド・レポーター. 2017年1月15日閲覧。
  28. ^ 『オリエント急行殺人事件』のリメイク版、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチらスター俳優が出演”. ヴァラエティ・ジャパン (2016年10月3日). 2017年1月15日閲覧。
  29. ^ Dominick, Nora (2023年7月26日). “31 "Barbie" Details That Are Small, Amazing, And Prove It's One Of The Best Movies. Period.”. バズフィード. 2024年3月11日閲覧。
  30. ^ なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?”. ミステリーチャンネル ~日本唯一のミステリードラマ専門チャンネル~(旧AXNミステリー). 2024年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月11日閲覧。
  31. ^ 11月放送決定!『アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』”. NHK (2023年9月29日). 2024年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月11日閲覧。
  32. ^ a b アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?”. NHK. 2024年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月11日閲覧。

外部リンク

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